SIGMA FP シリーズを4年使ってみた 〜導入編〜
最近Xなどで[SIGMA FP]をよく検索しています。
どんなカメラなのか気になっているからではないのです。なぜならSIGMA FPを1年使いSIGMA FP Lに買い替え3年、計4年は使っています。
4年も使っているのに、最近このカメラがまたマイブームで日々検索している状態。
ネットを見てると、このカメラにハマってるユーザーを結構見かけます。謎の魅力があるカメラなので、今回はSIGMA FPシリーズの魅力のお話し。
◾️最初は興味がなかったFP
もともとSIGMA DP2 、SIGMA DP3Merrillという同じメーカーのカメラを使っていました。
(詳しくは下記より)
SIGMA DP2にかなり惚れ込み、SIGMA自体はずっと好きだったのに、SIGMA FPが発売した時は全く興味がありませんでした。
良く写るコンデジを好んでいたので、それに比べるとSIGMA FPは大きい。ミラーレスフルサイズカメラとしてはかなり小さいですが、そらでもコンデジに比べればかなりデカい。
昔持ってた一眼レフも邪魔で使わなくなったため、あまり興味が湧かなかったです。しかもFoveonではなく普通のベイヤーなので尚更です。
◾️買うきっかけ 色のこだわり
興味が無いとはいえ、やはり愛するSIGMAなので暇つぶしにどんなカメラなのか見てやろうかとネットでブログなどを漁りました。
そうするとでてきたのが横長で色味も変わった映画のような雰囲気の写真。
最初は後から加工したものだと思っていたのですが、FPは最初からこんな色味で撮れるティールアンドオレンジなどの凝ったカラーモードや、映画のような21:9の画角を用意していました。
しかもカラー、トーンの専用ボタンも用意しているうえ、カラーの濃度も変えれる。
この気配りが嬉しい。
当時は写真は撮って出し派でSONYのRX1とRX100M7を使っていたのですが、どうも色味が好みじゃない。というか色味にこだわってないような感じ…。どうせ色味などにこだわる人は後でいじるので、SONYはカメラ側で先に設定できる色味にそこまで力を注力していない感じでした。
撮って出し派(今はRAWなんですけどね…)だったので、ティールアンドオレンジの色味や映画風の画角にかなり惹かれました。
◾️買うきっかけ 情熱
あとは情熱。パッションです。
SIGMAはこだわりがやっぱ異常です。
このコンセプトムービーを見てほしい。
カメラの形ってどこのメーカも大体同じだけど、
そもそもあの形である必要はあるの?
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いったんまっさらに考え直そう
「デジタルカメラの脱構築」
→
人によって使い方全然ちがうよね
映画のようなガッツリとセットをする人
コンパクトに持ちたい人
普通のカメラくらいの大きさならいい人
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では使う人に任せよう
→
使う人が自由にやりやすいようにベースはただの箱!グリップもない。
シューもないからフラッシュなどもつけれない
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持ちにくい?グリップは取り外しできます
フラッシュつけたい?アタッチメントをくっつければ使えます
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カメラの3Dデータも公開するので
個人でも企業でもカスタムパーツ作ってください
そんなムービーです。
デジタルカメラとは何か?から考え直したSIGMAのこだわり。好きです。
他のメーカーはなぜやらないか?
大企業で売り上げなど気にすることが多いから、売れるかどうか分からないものを作れないからです。
その点SIGMAは他よりは小ぶりなレンズメーカー。他が挑戦できない事を挑戦できちゃうんです。
もう好き。そういうストーリー好き。
カメラのスペックには影響しないんですが、そういったストーリーがあるからより愛せる。
最初はただの小型ミラーレスだと思ってたのに全然違った。やっぱSIGMAだ。もうこの時点で僕の心をSIGMA FPに持ってかれています。
◾️最後の後押し デザイン
カメラはクラシックなフィルムっぽいデザインが好きだったので、最初はSIGMA FPのデザインに興味なかったのですが、ストーリーを知った上で改めて見るとこの無駄のないミニマルなデザイン!素晴らしい。
フォントも一見普通ですが、専用のフォントを使うこだわりっぷり。
さっきと同じ動画ですが、こだわりが凄い!
クオリティが高いカメラのムービーはいっぱいあるだろうけど、こんなコンセプトムービーはないんじゃなかろうか。音楽も心地よい。
そんなこんなで徹底的にこだわった世界観のSIGMA FPにやられて購入をしたのでした。
使った感想を書こうとしたら、買うまでの心の軌跡だけで終わってしまった…。
使ってみてはそのうち書きます。
追記
続きを書きましたのだもしよろしければご覧ください。