Pairs体験記 & 真面目な考察
備忘録も兼ねて振り返っていたら、勢いだけである程度書いてしまったため、インターネットの海に投げることにしました。
コンテンツとして楽しく読むのも、参考として取り入れるのも、アリなNoteだと思います!
1.Myプロフィール
・早慶学部卒、社会人2年目
・時期:
長年付き合っていた彼くんと別れて、2021年11月より暇つぶしではじめる。
始めるのに後押しとなったきっかけは、周囲の友人たちがやっていたため。
・利用目的:
趣味や仕事の話でそこそこ会話ができるような、同年代の知人が増えたらいいな程度。利用に当たっての温度感は低め。
というわけで、某Pairsを利用しはじめた。
厳選して人間と会ったため、変な人引いた…と思うことはなかったし、普段話す機会がない人たちとたくさん話せて、良い経験になりました(^^)v
以下、要所で思ったことを挙げてみました。
2.時間を有効活用するコツ
ターゲットを明確にしよう!
友人と、「物件探しも、企業選びも、マッチングアプリも結局考え方は一緒じゃんね」という話をしていたが、すごくその通りな気がする。
明らかに外せない条件は、最初から振り分けをした方がベター。
ウェブで物件を探すとき、検索用のチェックボックスでまず振り分けるのとイメージは一緒である。
「風呂トイレ別!」、「2階以上!」、「駅から徒歩7分以内!」…みたいに、人間には絶対に譲れない条件があると思う。
アプリの勝手が分からないうちは、手当たり次第いいねが来たひと…といったところがあったけれど、明らかなミスマッチがある人に時間をかけても徒労に終わることが多そうだと思い、きちんと早めにふるいにかけることにした。
最初に条件を明確にした方が、時間も労力ももっと有効活用できると思いましたワ。
3.どんな層がアプリをやっている?
恋人がいない男性にもパターンがある!
マッチングアプリをやっている男性=「みんなチャラい」ではないし、「みんなモテない」ではなかった。
正直、最初はあまりアプリに良い印象は持っていなかった。マッチングアプリをやっている男性=「出会いに飢えたチャラ男!」と思っていた時期もあったけど、体験してみて、ちゃんと色々な層がいたので安心しました。
以下、偏見に基づいて、なんとなくパターン分けしました↓
1.研究や仕事に没頭していて、出会いがなかったタイプ
恋人がいない=モテないではない。
たぶん他の物事への優先度が高くて、探していなかったんだろうなと思われるタイプ。
2. 出会う機会はあるけど、なタイプ
「良い人なんだけどね〜」と言われるタイプ、いませんか?異性の友人は多い、みたいな。どことなく理想が高い傾向にある。
3. ちょうど節目なタイプ
長らく付き合っていた恋人と別れた!転勤先で全然知り合いがいない!など。一定数存在する。
4. 遊び人・自由人タイプ
特定の誰かがいない方が楽だとフラついている。
Pairsは、女性側から男性のいいね数が見えるため、100以上のいいね!をもらっていて、プロフの写真が巧妙に加工されている雰囲気だと、このパターンだろうと思っていた。"ワンチャンボーイ"と心の中で勝手に呼んでいる。
5.残念ながらタイプ
おそらく、他人からどう見られているかを客観視できずに何十年も生きてしまったのだろう。
具体的には、プロフや「コミュニティ」の欄から、"それ友人や親のまえで見せられるか…?"と思わしきものが見られるやつ。(一度でいいから人前で読み上げてほしい)
「うわぁ…」と思う人からいいねが来ることは、そう驚かない頻度であった。ただ、これは目に見えて分かりやすいところに現れているので、まだ易しい。会話しないと分からないときもある。
…なんてパターン分けをつらつら書いたけど、その時々でこんなタイプに近いのかなーと考えていた。
4.やって良かった条件付け
出会いたいタイプと条件を決める!
理想とNGについて、イメージだけでも持っていた方が、明らかなミスマッチは避けられるでしょう。
イメージだけでも持っておくと、時間を有効活用できると思う。
とは言え、人生一度きり!同じ時代に出会えたことに感謝することは忘れない(^^)v
以下、私の例とともにいちサンプルになれば幸いです。体験記というタイトルに甘えて、自由に書きました。
・理想:
「研究や仕事に没頭していて、今まで出会いがなかったタイプ」
・NG:
オヂサン、ワンチャンボーイ、難ありタイプ
各条件
①年齢差:プラス4まで
年齢が近い人にアタックしてください。。
②学歴:フィルターあり
何人かとやり取りを経験した結果、お互いの時間のためにも、とかけた。ごめんなさい。
有名大学出身者は、大体プロフィールに書いてあった。書いてない人は、プロフの説明文から雰囲気で察して、あとから素性を知っていく感じに。
③プロフィール:NGに該当しない
最初の段階ではじいてしまう人のパターンを挙げました。
1.性格、グループの項目で極端に多く書いている
→「残念ながらタイプ」でない可能性を期待することが難しかったため。
対人関係に難がありそうな人(自分の話に夢中になり、相手を気遣えないタイプ)という印象をガッツリ持ってしまった。
2.価値観が明らかに合わない
「コミュニティ」から判断。私の場合は、以下のタイプがNGでした。
・スキンシップが好きそうな人
・食の好みが極端に合わなさそうな人
・神経質すぎると感じる人
具体的には、食べ残しを許さない!箸の持ち方にこだわる!といった「コミュニティ」に所属している
・喫煙者
自分にとって明らかに合わない価値観の持ち主も、私を見たら同じ印象を感じ取るであろう。
「コミュニティ」はお互いのためにも、素直なところに入った方が良いと思う。
3.「割り勘」と書いてある人
→「残念ながらタイプ」でない可能性を期待することが難しかったため。(その2)
記入しないだとか、「相手と相談して決める」といったより相手に好印象を与えられそうな選択肢を選ばずに、あえて書いちゃう人は、センスがないなと思ってしまった。
4.明らかにタイプから外れた人
マッチングアプリは、気軽にたくさんの人間が知れるツール。明らかに違うと感じた人は、早い段階で除外しよう!
・snow等で明らかに加工した写真をプロフにしている人
・なんかキメ顔っぽいけどすでに違うなという印象を持った人
・ワンチャンボーイ(出会う機会があって、さらに増やそうとしていると見える人)
④興味が持てる点がある
・たとえば…写真なし、プロフもほとんどない、年収ぐらいしか目立った点がない、というひとがたまにいた。素性を知るまでにややめんどくさそうなので、その場合はスルー。
5.マッチング後の流れ
最低限の素性を知ってからごはんに行く!
目的:素性を知る、会話ができる人か見極める、通話やLINE交換をして良い人か判断する。
私は出会うことがなかったが、素性を知ることを行わないと、勧誘だとかドタキャンをする人間がふるいにかけられずに、実際に会う段階まで候補に残ってしまうのだと思う。
きちんと聞いておこう。
素性を知る系の話題:
・大学、大学院(聞ければ名前、専攻、研究内容)
・仕事(業界、職種、仕事内容)
・趣味(休日の過ごし方、好きな映画やアニメ、マイブーム、大学時代の所属サークル)
最初のメッセージや仕事などは、正直なところほぼ定型文を送っていた。いっときは、アプリ側にマルチを疑われてよくメッセージが「審査中」になることもあった。
一方定形文だとしても、プロフに書きすぎないことで、案外会話が弾んだりもするとも思った。
ある程度、相手と話して楽しいと感じたら、チャットを優先的に返す。相手の素性が分かってきたら、LINEを交換してごはんの日程を決めた。
(大学名などが具体的に書いてある人は、その時間が短くなり、助かった)
6.Pairs体験記
お時間があれば、マッチングアプリをやる男性ってこんなサンプルがいるんだな〜程度に読んでみてください。
以下、通話した人や、実際に会った人を書きました。改めて、体験記が書けるほどそこそこ活用したかもと関心してしまった。ガッツリ予定を詰められるときに会っていた気がする。
◇文系(27)
結果:通話、ランチ1回
ゲーム会社に勤めているという。
ドット絵が個人的に気に入っていると言っていて、それは、広い世界を簡単に完結させて描けるからだと褒めていた。分かるかもしれない。
ほか、一人暮らしで盛り上がった。彼自身が学生時代に住んでいた4畳半の部屋を「独房」と呼んでおり、そのフレーズが、今でも物件を見るとふっと思い出すぐらいには面白くて印象的だった。
一方で、あまり学歴が離れていると、持ち上げられて対等感がなく、どことない申し訳なさが常に頭の3割を占めながら会話をする羽目になった。
「次は飲みに行きましょう」と言われたが、飲みには行かないなと思って、終わった。良い人ではあった。
◇文系営業(24)
結果:通話のみ
どこかの業界で、営業マンをやっているという。
社畜営業談の処世術は印象に強く残った。
「頭と心を切り離して話を聞くんですよ。頭では最低限理解するに留めて、適度に相槌や謝罪をする。」
役に立つ教えかもしれんなぁ〜とそこそこ関心した。
また会話しようかなとも思ったが、距離の詰め方が急だと感じ、なんか引いてしまって、終わった。
◇都内理系大学卒(26)
結果:通話のみ
港区で8万円の家に住んでいるという。
一人暮らしの話で盛り上がり、仕事の話がメインな通話だった。
一人暮らし談は参考になり良かったのだが、仕事の話は「採用面接か?」と思うぐらいの質問ばかりであった。
「なぜこの業界を目指されたのですか」、「なぜ今の会社に入られたのですか」、「今の仕事のやりがいって何ですか」…
かといって、私が同じ質問を返すと、
「〜は多くの人の役に立っていると思うからです」
「人と話すことが好きだからです」
じゃあ逆に、人と話さない仕事って何でしょうか?と聞くと、
「研究職ですねぇ。僕は人が好きだから、人とたくさん話していたいんです」(ほぼ原文ママ)
このやりとり後、私は、学歴にフィルターをかけるという発想に至った。物事を見る粒度が荒いと感じてしまい、あえてではなくデフォルトなんだろうな…特に楽しくはないな…と思ってしまった。
◇早慶卒(24)
結果:夕飯のみ
ベンチャーに勤めて1年目だという。
話した感じは、ふつうだった。1年目あるあるとか話していた気がする。
食べているときに、ひとりでによく追加注文をするので、これで割り勘だと損だな〜と思った。会計時に、やや曖昧な感じを出していたら払ってくれた。
しかし、全額出すのは不満なのか否か主張がはっきりせず、微妙な感じになった。出た後に払うよと言ったが、いや良いんだけど〜となんか歯切れの悪い感じで終わった。
主張はハッキリした方が、お互いのためなんだなぁという学びを得たのであった。
その後、条件による絞り込み検索付きで、「コミュニティ」の欄から自分でいいねも押すようになった。
◇T大院卒(28)
結果:ランチ&散歩 1回
新卒でSIerに入り、いま某外資ITに転職したてだという。見た目もさわやか真面目な理系ボーイって感じで、印象は良かった。
まさに、「研究に没頭していて出会いがなく、周囲の友人が結婚しだしたからはじめました」パターン!
Twitterを本名でやっていて、素性もハッキリしている!
楽しくランチに行き、新しくなった渋谷駅を散歩し、解散をした。
- 楽しかったはずなのだが、何かが違う…。
今あえて理由を挙げるならば、どことなく自分語りのターンが多く、話そのものは楽しいし、私の話も聞いてくれるけど、結局自分に共通項のある部分でしか関心がなさそう…なんだか孤独…と思ったため。そのまま、LINEを適当にして会話が途切れてしまった。
◇T大院卒(28)
結果:ごはん3回
食品メーカーの研究職勤務で3年。
地味めな雰囲気ではあったが、話しやすかったし、多めに払ってくれていた。業界特有のあるあるだったり、ゲームやアニメといった趣味の話で盛り上がった。一緒にいてかなり楽ではあった。
「人間、可もなく不可もなくは不可なんだな〜」と少し悟った。たまにLINEで話す程度になり、特に次回の予定は決めず…と落ち着いた。
◇T大卒官僚(28)
結果:夕飯のみ
学部卒で社会人6年目。
「官僚は月残業三桁がデフォルト、を体現している働き方って本当にあるんだな〜」と知らない世界の話を聞くことができた。
優秀なんだろうけれど、わりと自分の話に夢中になってしまうタイプだと早い段階で悟った。
なので、基本相手の仕事の話うんぬんを聞いて楽しんで終わった。
「ガンガンに頭が冴えた状態で帰ることが多く、眠れないためほぼ毎日お酒を飲む」…というエピソードが印象的だった。
帰り道、肩に手を添えられ、えらく微妙な気持ちになった。機嫌損ねないようにしとこ…早く帰りたいデ…と思った。
出会う機会がないというよりは、失礼ながらモテないタイプ、と思ってしまった。
◇T大院卒(29)
結果:夕飯、映画、半日遊ぶ
新卒でITコンサルのSE、転職して外資系ITで働いているという。
さわやか理系ボーイで謎に年収が高い… 働いている会社が私の最寄り駅と同じ場所にあるなら素性が分かりやすそう、とそんな程度で会った。
最初の夕飯で素性を聞き、さらに在学中に応用情報を取ったとはなんて優秀なんだ、とビックリ!
ごはん処や映画にレビューをつけて記録する習慣があるようで、それを見せてくれた。好きな映画もだいたい私が知っているもので、会話も弾んだ!イェイ!…とこの時は思っていた。
会話の流れで3回も会えた。たくさんのコンテンツを一緒に楽しんだ気がするが、私には彼のパーソナリティが見えなかった。たぶん今まで200個ぐらい質問をしたが、すべて1~2言で返ってくる。情報量があまりないため、会話は次第に収束する。
「何に興味があるのか、何を好むのか、何を嫌うのか」、そういったこの人らしいと言えるような要素が見えなかった。
得意分野が尖っていてそれ以外に興味がないタイプなのか?とも思ったが、彼が熱を持って話したがる分野をうまく引き出せなかったため、真相は分からず。
物の見方が一致する人がいいんだなぁと、ぼんやり思った。
◇弁護士(28)
結果:ランチのみ
仕事の話や、好きなアニメ・漫画、旅行話で語り合い、チャットでの語らいが長かった。なんだか人が良さそうエピソードの1つに、「帰り道、人がいない住宅街でどこかの家のお夕飯の匂いがして、ノスタルジックで泣きそうになった」と聞き、なんか分かるわ〜っと思ったことがあった。
実際に会ってみたときの第一印象が「あれ、写真と顔が違う?」
プロフィールより、日焼けしていて、タレ目だったのだ。頭の3割が「あれ、写真と顔が違う?」で埋まっている中で、会話する羽目になった。最初に会ったときに「なんか違うな」とややネガティブな気持ちが生まれてしまったので、加工はあまりしない方がええんでは…
とはいえ、共通項はあり、話していて楽しむことはできた。休日の過ごし方から派生して、廃墟が好きだ語っていたところ、楽しそうに話しますね!こっちも楽しくなります!とお褒めの言葉をもらえた。その後、お礼を言って、またごはんに行きましょう〜…と、会話は途切れた。
7.まとめ
普段関わる機会のない属性のひとたちと、自分のペースで関わり合えるのがマッチングアプリなんだなぁという感想を持ちました。出会う数を増やす手段のひとつとして、良いのではないでしょうか。
私の場合、あまりマッチングアプリに費やす余力がなく、利用頻度が徐々に落ちていった。主体的にアクションをしないと素性が明らかにならない人間と、一から関係を構築していくのは、時間と労力がかかるゆえ…。
必要性を感じたりしたら、またガッツリやるかも。