サースペンド高校 9話
パーセクとライクには秘密があるパーセクはの家には模様が独特な黒い猫のコズミクがいるが人間の言葉を喋る。ライクはさらに奇妙で元々高校生だった状態から幼児になってしまった過去がある。(そしてまた高校生まで成長して来た。)そのためライクは母からの束縛が強い。ピテラの車はフランスのプサン社製、タイヤが8つあるのが最大の特徴そして飛び跳ねる。ストライカー達一軍男子はオクトパシアからの迷惑メールで頭を抱えていた。リンはラファエルという絵画担当の教師に見られたくない部分まで見られてしまっていた。この学校の男女関係は笑える話と事件沙汰のものがある。
エレン「あの2人に何が起きたのか話してあげる。」
パーセクとライクはエレンの方に耳を傾けた。
パーセク「ボランティアサボるか?」
ライク「いや、サボったらこの状況が母さんにバレる。」
エレン「それならあとでグループ通話で話してあげる。」
ライク「分かった。」
パーセク「またな。」
エレンと分かれる。
パーセク「エレンのやつマジでキレイだな。俺らに話しかけるとは思ってもなかったな。」
ライク「俺もあんな彼女ほしいな。」
パーセクとライクはボランティア活動に行き。それぞれ部屋に戻り、話を聞いた。
エレン「まさか本当に聞きたかったのね。」
パーセク「気になったからな。」
ライク「俺も。」
ライク母「あんた何してるの?」
ライク「音楽聞いてるだけだから。」
ライク母「そう、それなら良かったわ。」
ライクの母は去っていく。
ライク「危ねーよ。母さんにバレるところだったよ。バレたら携帯取り上げれるからな。」
エレン「あなたのお母さん、そんなにプライベート干渉してくるの?」
ライク「そうだよ。とにかく話を聞かせてくれ。」
エレン「分かったわ。」
エレンは話しはじめた。
それはロミーもエマも一年の時の話。この学校は特殊なシステムがある。新学期の前に全てオリエンテーションが行われる。今だとインターネットがありそこでオリエンテーションを受ける。
エマ「あんた同じ授業とってるのね。隣良いかしら?」
ロミー「あともう一人友達が来るけど、あなた一人なら大丈夫だわ。」
ピテラ「ロミー!あれ?その子誰?」
ロミー「さあ知らないわ。」
エマ「私はエマよ。」
ロミーはエマとはすぐに打ち解けた。最初はロミー、ピテラ、エマの三人組だった。
ヘネシーは彼女達の引っ付き虫だった。
ロミー母「その子誰?」
ロミー「エマよ。華がある子よ。運動も凄いできるし、頭が良いのよ。家も歩いて20分の所にあるんだって。」
ロミー母「歩いて20分なんてすごい近いわね。エマ、ケーキ作ったから食べて行って。」
エマ「ありがとうございます。」
ピテラ「ロミーママのケーキいつ食べても最高。しかもこれグルテンフリーでヴィーガンでしょ。」
エマ「あら、私もそう言う食事をたまにするわ。」
ヘネシー「美味しい。」
ヘネシーはパシリまで行かなくても一軍のご機嫌取り。
ロミー「エマ、今度この服お揃いできないかしら?」
エマ「全身ピンク?それなら明日ショッピングモール行くしかないわね。」
ロミー「分かったわ。パパ!明日一緒にショッピングモールついて来て!」
ロミー父「よし、行くぞ!」
ロミー「パパ最高!」
ピテラ「明日楽しみ!」
ヘネシー「私も行く!」
ロミー「あんたも行くんだ。別に無理しなくても良いよ。」
ピテラ「ヘネシーもいても良いんじゃない?」
ロミー「そう?」
ヘネシーはロミー達のグループの一員になるのに必死だった。
休日、ロミーのお父さんはロミーとピテラを車に乗せて、ヘネシーとエマをピックアップした。
エマ「ロミーのお父さん、おはよう!」
ヘネシー「おはよう!」
そのままショッピングモールに行った。
エマ「ヘネシーそのトカゲのキーホルダー何?」
ヘネシー「これ?何となくつけてるのよ。大したものじゃないわ。」
ロミー「見て!これとかどう?」
エマ「こっちのピンクよりもう少し濃い色の方が良いわ。」
ロミー「それならこのデザインの試着してみれば。」
エマはヘネシーと試着室に入る。
エマ「何であんたまで試着室いるのよ。」
ヘネシー「私のその服着てみたいのよ。」
エマ「良いから出て。」
ヘネシーは渋々出た。
エマ「お待たせ!どうかしら?」
ロミー「セクシーだし、似合ってるわ。」
ヘネシー「私も着てみたわ。」
ピテラ「ヘネシーはこっちのピンクのほうが合うわ。」
エマ「それならこれ買うわ。」
店員「こちら50ドルです。」
エマ「カードで。」
次の日、四人はお揃いで歩くことになった。
女子生徒「見て!あの子達。」
女子生徒2「超可愛い!」
ロミー達は他の子達よりすぐに目立ち学校中が注目する存在になった。
ロミー「あんた邪魔よ!」
ボニー「ごめん。」
スクールカーストはすぐに出来上がってしまった。
男子生徒「君、ロミーって言うの?今度ライブハウスでDJやるから来ないか?」
ロミー「無理よ。」
エマ「誘うなら!あそこのチェスクラブの女の子にしたら?」
ピテラ「ロミーはあんたの誘いにのらないから。」
ロミー「もう一回自分磨いて出直したら?」
一言吐き捨ててその場を去った。
男子生徒「いつまでもクールだ。」
男子生徒達の心も掴んでいったし、女子生徒からは憧れの存在だった。
ストライカー「ロミー、ここにいたのか。」
ロミー「何のよう?」
ストライカー「デートさ。」
ピテラ「ロミー良かったじゃん。」
エマ「ロミーに先を越されたわ。」
ストライカーとはしばらくしたらそのまま恋人関係になった。
ストライカー「今日はロミーの所行っていいか?」
ロミー「良いよ。パパとママにはもう話してるけど、まだ紹介してなかったわ。」
ストライカー「ロミー、好きだ。離さないよ。」
ストライカーはロミーを片手で持ち上げた。
ロミー「キャー、最高。」
ストライカーとロミーはキスをする。
女子生徒「あれ見て!」
アレス「あれってロミーとストライカーだ。」
女子生徒「お似合いじゃん。」
アレス「まさに映画でよくいるようなカップルね。羨ましい。」
男子生徒「ロミー彼氏で来たのかよ。」
男子生徒2「彼氏、ラッキーじゃん。」
バズ「授業行こうよ。」
アシュラルド「ストライカーのどこが良いのやら。俺達には無縁の世界だな。」
ストライカーは弱そうな子達に意地悪をしてるので、この時からよく思ってない生徒はいるが、下級生なのでそこまで調子に乗ってはいない。
ロミー「ストライカー頑張って!」
ロミーはよく彼の入ってるアメフト部をピテラと一緒に応援していた。
ピテラ「サースペンド高校点数入ったよ!」
ロミー「ストライカー、最高!」
試合が終わると、すぐにストライカーに抱きつく。
ロミー「ストライカー、今日はいつもにましてカッコいい。」
ストライカー「そうだろ。」
ロミー「これプレゼントよ。」
ストライカー「このシャツカッコいいじゃん。ありがとうな。」
ストライカーはロミーを強く抱きしめる。ロミーは彼に持ち上げられる。彼の力をよく感じた。この瞬間は二人の世界しか見えない。
ロミーは家にストライカーを連れて行った。
ロミー母「あら、ストライカーじゃないの。」
ロミー父「お前がストライカーか。ウチの娘に手を出すなんておなさけだな。」
ロミーの父さんは笑いながら冗談を言った。
ストライカー「はは、ロミーも俺もラブラブですから。」
ロミー母「今日は二人の大好物を用意したわ。」
ストライカー「最高!まじ感謝。」
ストライカーはたくさん食べた。
ロミー父「アメリカンフットボールやってるのか?」
ストライカー「はい、そうです。」
ロミー父「私も高校生の時アメフトやってたよ。」
ストライカー「マジですか?今度色々教えてください。」
ロミー父「今度一緒にやるか。あと筋トレは絶対怠るなよ。タックルとかされたらマジでイテーから。」
ストライカー「ヘルメットぶつかる時がマジで痛いっすね。」
ロミーの父とはアメリカンフットボールの話題で盛り上がり、たまに一緒にアメリカンフットボールの練習もすることもあるくらいすぐに仲良くなった。もちろんその時はロミーもいる。
ロミー「見て!」
ピテラ「その旗良いじゃん!」
ストライカーの試合ではストライカー大好きという旗を持って、アピールする。
ストライカー「ロミー!今日もありがとう。」
ロミー「一緒にショッピングモール行こう。」
ストライカー「その後俺うち行こう。」
ショッピングモールに行って、二人はベッドで抱き合った。その後、ベッドの上で話した。
ストライカー「お父さんとお母さんは元気か?」
ロミー「いつもと変わらないわ。」
ストライカー「そうか。痛かった?」
ロミー「平気よ。」
ロミーに対しては基本的に紳士な対応だ。
ロミー「良い腕してるわ。抱きしめて。」
ストライカー「こんな感じか?」
ロミー「そうよ。」
二人の時はピテラやエマなどの話題はしない。
エマ「最近ロミー付き合い悪いじゃん。」
ピテラ「そう?そうは思わないけど。」
エマ「それはあんたが家近いからでしょ。」
ヘネシー「それなら、エマも彼氏付き合ったら?それにデートもたくさんしてるからもう付き合ってるのかと思った。」
エマ「あれはただの遊びよ。」
ピテラ「中々やるわね。」
エマ「ピテラは?」
ピテラ「遠距離で彼氏いるわ。」
ヘネシー「それって大丈夫なの?」
ピテラ「平気よ。彼うちに結構な頻度で来てくれるし。パパやママには言ってあるわ。」
女子生徒「ピテラまで彼氏いたのね。エマって綺麗なのに付き合うまで発展しないよね。」
ヘネシー「何で分かるの?」
ピテラ「見れば分かるでしょ。」
ピテラは人をよく見るタイプだ。
エマ「私だって良い人の一人や二人くらいいくらでもいるんだから。」
メグは最初はエマのグループじゃなく普通のどこにでもいるような高校生だった。
メグ「リン今日はサンドイッチ?」
リン「そうよ。作るのが好きなの。」
エマのグループに入る前は二人は食堂はあまり使わず、家で作ったサンドイッチなどを持参した。
メグ「今日の歴史の授業男子からペアワーク誘われたわ。」
リン「それってメグのこと狙ってんじゃないの?」
メグ「そう思う?嫌な感じじゃないから別に良いけど。」
リン「そうなんだ。」
メグ「今度パーティーやるみたいで、私のところにも招待状来たんだよね。リン、一緒に行こうよ!」
リン「嫌よ!まだ免許とか持てる年齢じゃないし、パーティーとか危ないイメージしかないわ。」
メグ「考えすぎだって。リン行こうよ。」
リン「今回は断るよ。何でそんな行きたがるの?」
メグ「エマ主催のパーティーだからよ。」
リン「エマが?何かよけい馴染めなそうだよ。」
メグ「ロミーは良いよね。私もエマとあれくらい近い距離で話せたらいいんだけど。」
リン「この後アイス食べよう。」
メグ「良いよ。」
メグとリンは入学当初からの仲だった。
ハンス「今日は格変化について勉強します。まずドイツ語には3つの性があるのは勉強しましたね。これが目的格に移動すると冠詞の形が変わる場合があります。まずは男性系から。メグ読み上げてくれ。」
メグ「はい分かりました。Ich mag den Mann. Er liebt den Sommer. Ich habe einen kugelschreiber. Wir brauchen einen fernseher.」
ハンス「ありがとう。このように目的語に男性名詞の冠詞が来ると、定冠詞はden、不定冠詞はeinenになる。」
ロミー「ザワークラウトは男性名詞ですか?」
ハンス「良い質問だが、残念ながら中性名詞だ。今度例文を作っとく。」
ドイツ語関連の質問なら嫌な顔せず何でも答える。
ロミーがドイツ語をとってるのはロミーの父親がドイツ語がペラペラだからだ。独学でペラペラになったからかなりすごい人物だ。
ハンス「よし来週はザワークラウトを実際に持ってくる。」
ロミー「先生他にもスイーツとかお願い!」
メグ「この授業あたりだわ。」
リン「本当あたりだわ。」
メグ「ねえ見てあそこのオタク下むいて歩いてるよ。」
リン「そういうこと言うのやめな。」
ジンジャーはこの時はロジャーとそこまで話していなかったので一人だった。
メグ「てか何か顔死んでない?」
ジンジャー「ロシア語とってマジで後悔した…」
男子生徒「おい、ルーザー。」
ジンジャー男子生徒に足を踏まれた。
男子生徒「どうした?そのダサくて品のない靴は?靴にも負け犬感が出てるな。」
男子生徒2「はやく消えろ!」
もちろん3軍の子達はこの時から酷い仕打ちを受けることになった。
ピテラ「今日もストライカーとデート?」
ロミー「そうよ。今日は静かなカフェに行くわ。」
ピテラ「良いな。私彼氏と一ヶ月会えないわ。遠距離とかマジで無理!」
ロミー「え?一人できて欲しい?パパいないと移動できないんだけど。」
ロミーの家から近いカフェに集まることになった。
ロミー「お待たせ!」
ストライカー「待ちくたびれたよ。何頼む?」
ロミー「コーヒーとスイートポテトパフェ頼むわ。」
ストライカー「コーヒー2つとノーマルパフェとスイートポテトパフェお願いします。」
メニューを頼むと二人は席に座った。
ロミー「次の試合いつなの?」
ストライカー「しばらくは試合はない。それより俺達友達になろう。」
ロミー「ん?どういう意味?」
ストライカー「そのままの意味だ。」
ロミー「は?何それ?」
ストライカー「部活が忙しいんだ。」
ロミー「要するに私と別れたいってことね。それなら別れるわ。」
ロミーとストライカーはあっさりと別れることになった。
キャラクター紹介
元になったキャラクターを紹介していきます。
(今回新しく登場したキャラクターの解説です)
実は今回新しく登場しているキャラクターがいません。なのでこの物語の語り手になっているゾーイについて少し解説したいと思います。
ゾーイ:
ピタ子の物語「アメリカンガールズと妄想殺人」の主人公の女の子です、両親は基本的に家にはいなくメイドのハーパーと彼女だけ、絵の才能が優れていて幼い頃は両親からよく褒められていたが、中学、高校生頃(今語り手をしている年頃)では、父は厳しくなっていて母も味方だとは言っているが、”アメリカンガールズと妄想殺人”を最後まで読んだら彼女にも違和感を感じる。
90年代のUKロックを聴くのが好き、正確は裏表ないように思えた。
アメリカンガールズと妄想殺人話は悪い状態にある人は、悪いものを引き寄せやすいということを書いてあるように思いました
https://ncode.syosetu.com/n9775ho/
またいじめはそもそも犯罪なので(スマホ禁止の校則があるなら破ってでも)通報するべきかと思います。そんないじめられてしんどいなら、(どうしてもそこを卒業しないといけないわけじゃない限り)学校行かない方が身の為です。