想像してなかった未来・・今でしょ！

学生の頃、卒業前に将来何になりたいか？っていうお題で
何かを書いて提出しなければならなかった。
確か、イラストレーターになりたいと書き、下手なイラストも添えたと記憶している。
子供の何かなりたいなんてのは、コロコロ変わるのが普通。
変わらずに、それだけに集中し目指している子は、
多分、それをするために生まれてきたのだろう。

そういう意味では、私はいたって普通の子だった。
コロコロ変わっていく、なりたいものはいくつもあった。
でも、私が歩んできた道は、そのどれでもない。
すすまぬ高校に行き、面白くもない勉強をテキトーにやって
家庭が裕福ではなかったし、勉強が出来るわけでもなかったから
進学より就職を選んだ（本当は行きたい学校はあったけど）
就職も中々決まらず、先生に早くしろと急かされ
ここらあたりなら大丈夫かなというところを選んだだけ。
仕事は接客業・・自分に最も合わない💦

小学校の頃の一時期と職場での一時期、いじめにもあった。
今なら、登校拒否や出社拒否なってもおかしくはないが
親に怒鳴られるのが関の山だと思い我慢、我慢。
お陰で、少しは忍耐強さが出来たか？
いや、まったく。
自立できない、したくないから、そっちの我慢を選択しただけ。

就職してから2年、幸か不幸か・・結婚した。
それまでは、穏やかとはお世辞にも言えない家庭、
辛い思いも数々あって、ある種のトラウマを抱えたくらいだから
結婚したかったというより、実家を離れたい気持ちが強かったかもしれない。
つまり、辛いことから逃げたかったのだ。
でも、結婚したら別な辛さが襲ってきた・・
心身共に傷つくような苦悩だった。
でも、それは誰が悪いわけではない。
単に自分の不注意か、神様のいじわるか（苦笑）
結局、辛いことから逃げても、また別な辛さに遭遇するだけ。

そんなこんなで、物心ついた時から
何十年も苦悩の中にいた。
死にたいとか、生まれてこなければ良かったと思ったのは
それこそ10本の指では足りないくらい。
ただ、365日24時間かける年数のすべてが
忍耐とか苦悩漬けだったわけじゃない。
もしそうだったら・・本当に生きてはいけなかっただろう。
その辛さと同じくらいの喜びや楽しさだって経験した。

それでも、心はいつも安らぐことはなく
常にジェットコースターのようで疲弊していた。
そして、数年間、所謂、自分探しの旅を始めた。

著名な教授、音大の女性教師、キャリアウーマン、飲食店の店主etc・・
老若男女、生まれ育ったところも違う、様々な人たちとの出会い。
皆、私より、ちゃんとしてる大人ばかり！
なのに、それぞれが何かに悩み苦しみ・・自分探しの旅に出てる。
この時期は、人だけではなく様々な体験も出来た。
ベジタリアン、瞑想、スピリチュアルなことがら・・

そして、数年後ふつーーーーーの世界に戻って来た。
なんも変わっちゃいなかった。
時間もお金も、それなりにかけたし
知識も仕入れた、稀有な体験もした。
でも、なんにも変わってない。
白髪と借金が増えたくらい（苦笑）

それから、また歳月は数十年流れ・・
昨年、怪我をして救急搬送。
初めて骨折をし36日間も入院、
尚且つ、その間の半分以上、身動き取れない
寝たきりというのに近い状態。
今は、普通に生活出来てるとはいえ
常に後遺障害の痛みも抱えている。

そういえば、今は長年連れ添った心の痛みは若干薄れ
身体の痛みのほうが強いかもしれない（苦笑）

このほか、ここには書ききれないことが沢山ある。
でも、今、この瞬間までの人生を想像しただろうか？

今や時の人、ドジャースの大谷選手は
子供の頃に自分の未来を想像し、書き記していたという。
それこそ、前出のように、それをするために生まれてきた人。
もう、道は決まってたのだ。
勿論、大筋という意味でだけど、まさか、元通訳の事件に
巻き込まれたり、肘の手術や、先日の肩の故障などは
夢にも思わなかったと思う。
それでも、自分の生きる道を決めて生まれてきたことに
間違いないだろう。

もし、どんな人も自分の人生をあらかた決めて生まれてるとしたら？

うーーーーーーーーーーーん。
私自身は何だろう？
堂々巡りの人生を送るためかな・・
一生懸命、出口をみつけたくて
明るい方に行きたくて、生きているのに
結局、同じ道を回ってるだけ。
「全然、成長してないじゃん！！」って認識するために
生まれてきた(笑)
ひゃ～～、そう思うと情けない😣😣

もし輪廻転生があるとしたら、多分、何回も何十回も生まれては死にを
繰り返してるのでしょう。
だとしたら、こんな人生の回があってもいいじゃん。
と、自己肯定するしかないかな。

人生50年と、昔は言われてた。
今は100年とか？？
勘弁してくれ～、100年もこの窮屈な世の中にいたくない。
どのみち、その50年さえ、とっくに過ぎて
あとは先に逝った人たちとの再会を楽しみに待つような域に
入ってきてる今。

自分が幼い時に想像した未来とは全く違うけど
（というより、想像なんてしたことないような気がする）
自分の最後だけは、こうゆう思いで・・というのはある。
それくらい、想像通りであって欲しい😊
それ以外で・・今、想像する未来象は
様々な豊かさを享受してハッピーに生きること。

死んだあと、神様にどんな人生でしたか？と質問されたら
「まぁ、余り良い行いはしてこなかったけど、めっちゃ楽しかった」と
言えたら、きっと、幸せな人生だったのだろうと思う。
さぁ、この今からの未来像が、その通りになるかならないか？
これこそ、神のみぞ知る、想像してた未来。

では、想像しなかった未来はどうなってるか？
そんなもん、いま想像できるわけないでしょ
そもそも想像しなかったことなんだから🤣🤣🤣