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Honda FC Road to 2025後編:新体制と期待値、開幕の話


※本記事は「後編」となります

前編であるコチラを読まれますと、より文脈が読み取りやすくなります。

まあ、そういうわけで、前編では主に悲しいことばかりが綴られてしまいました。敗北故に、仕方ないことではあるのですけど。
まあ。いかんせん、このような文を認めるようになって初めてのことなので、思った以上に喰らってしまいました。それが、11月末からの更新中断の真実です。

ただ、いつまでも失った子の歳を数えていても話は始まりません。時は未来に進むと、神が定めております。そして未来には、希望があります。

そんな訳で後編は。新体制と開幕戦、そして期待値の話に全力を振っていきたいと思います。乱文にはなりますし素人の見解ではありますが、お付き合い頂ければ幸いです。

逆襲のための構築は

場末のファンが言わずとも、今季のHonda FCは逆襲の年、そしてガチで危機感を持った方がいい年となります。いや、ホントに今年上位に入れなかったら、そのうち入れ替え戦とか普通にあり得なくもないですので。

否。下手すると、今年からして降格圏内とかあるかもしれません。それほどまでに、JFLのレベル――選手層――は分厚くなっていると考えられます。そういう場に、Honda FCが育ててしまったのです。

なぜならHonda FCが、プロにも勝ち得るチーム力を築き上げたのですから。それを超えるとなれば必然、強い「個」を引き込むというのは大いなる選択肢と言えるのでしょう。

Honda FCの存在が、日本サッカーの裾野をより大きくしていると言っても、過言ではないのかもしれません。でも、だからと言ってそれに押し流されては、Honda FCはHonda FCではなくなってしまいます。抗うためにも、強くなくてはならないのです。

また今季のHonda FCには、上記の不安要素も含めて雑音が増えてくることも予測されます。来年に迫った、秋春制転換への不安。Hondaと日産の経営統合による影響。ソニー仙台FCの撤退消滅でクローズアップされつつある、実業団サッカーそのものの衰退。杞憂を招く要素は、数限りなく存在します。

されど、筆者は信じています。Honda FCはこれまでと同じく、そんな周囲に振り回されるような体制ではない。ただただ培ってきた軸を貫き、勝利に邁進するチームであると。そんなチームだからこそ。これまでいくつもの偉業を成し得たチームであるからこそ、筆者は応援してきたのです。その期待を、裏切って欲しくない。筆者はそう、考えています。

そんなHonda FCの今季の体制。それを次項では、そこはかとなく紹介したく思います。

新体制と、現実論

と、いうわけで。一から十まで全て綴っていたら日が暮れてしまいますので、公式からのお知らせをもって、構成メンバー紹介に代えさせていただきます。

今季も新加入は4名。そして新監督は、順当に前ヘッドコーチが内部昇進と相成りました。個人的には外部の色を望んでなくもなかった(Honda FCの攻撃が、対策され尽くしている気配があるので)のですが、それがHonda FCの選択なら、従うまでです。文句を言える立場でもありませんので。

まあ、前編で古橋アナリストの退任に落胆気味だったのは、そういうことです。かの人物は、プロのチームで研鑽を積んでおられます。その知識と経験が、Honda FCで生かされれば。そんな期待が、ありました。今後はもう、難しくなってしまったかもしれません。

新入団の選手につきましては、恥ずかしながら筆者が大学等のカテゴリに疎いため、他で情報を獲得して頂きたく存じます(勉強しないとなあ……)。申し訳ありません。

ただ、ジュビロ磐田のU−18から選手を獲得したというのは、少々驚きました。近隣チームのアンダーから引っ張ったのもさることながら、まだまだ高卒選手を獲得する意志があったんだなと(高卒選手が昨年で1名退団してしまった上、大企業という側面からも大卒が中心になりがちなので)。26番。寺田阿輝彦あきひこ選手、気にしてみたく思います。

そして、今季の目標。JFL優勝はさることながら、勝点、得失点の具体的目標までもが提示されました。しかし……天皇杯についてはベスト16と、かなりトーンダウンしてしまいました。

まあ、天皇杯については近年2回戦敗退が相次いでいるので、現実的に勝利を積み上げる方針に切り替えたと見るのが正解なのでしょう。

実際静岡県予選の環境を鑑みるに、天皇杯ベスト16を為すには、最大4回もJリーグチームに勝利しなくてはなりません。なんやかんやで、大目標と言っても過言ではないかと思います。

Honda FCの場合、所属カテゴリの関係もあって天皇杯での勝利が最大の外部宣伝になりがちです(もうちょっと外への宣伝に力を入れて欲しいと言いたくはなりますが)。だからこそ、現実的に勝利を積み上げる。糸数氏の新体制には、そこを大事にしていただきたいものです。

スローガンとかを見るに、攻撃の組み直しを第一課題に置いているようですし、なんとか、昨季より這い上がってほしい。そう信じて、やみません。

期待値の話

さてはて。実は本稿執筆時点で、筆者は練習試合を1戦拝見してまいりました。相手は東海社会人サッカーリーグ1部所属、岳南Fモスペリオ。まあ、順当に行けばHonda FCが勝たなければいけない相手でした。そして、無事に勝利しました。

新戦力が出場して得点に絡み、復活が期待される岡﨑優希選手もゴールを獲得。まだまだ新体制の始動から10日ほどではありましたが、期待の持てる練習試合でありました。

とはいえ、始動から時が経っていない状態故に、メンバー構成はまだまだ固まっていない感じを得ました。今季は新戦力4名も含めてMFが大変に多く、よりポジションをフレキシブルにしていくのかなと愚考しております(素人目)。そういう意味でも、今後の練習試合に注目です(現地で見られないけど)。

はたして、Honda FCはどこまで登っていけるのか。少なくとも今回見た限りでは、昨季とは明らかに前進への意識が変わってきたかと思います。ですが、あくまで相手は地域リーグという下のカテゴリ。正直過信は致しかねます。これが同格たるJFL、そして格上たるJリーグチームが相手となった時、どこまでできるのか。それが今季の、命運を分けるのでしょう。

信じはすれども、過信はしない。私自身は、そんな期待値でいたいと考えています。でも、優勝は願う。わがままかも、しれませんね。

いざ行かん、開幕戦

そして先日。JFLから開幕2戦の開催地が発表されました(実は以前に開幕カードは決していたのですが、後述するショックもあり、出遅れました……)。

今年のHonda FCは、開幕戦は敵地横浜でY.S.C.C.横浜と、2戦目は本拠地都田にてヴェルスパ大分と戦うことに相成りました。はい。開幕戦がアウェイ。ここが重要です。なんとなんと、JFL27年目にして、史上初とのこと(ネット情報ですが)。

そしてホーム開幕戦。これがなんと、どうあがいても外せない仕事のために参戦できない事態。これはショックです。なんで今年に限って……。正直嘆きました。

まあ、蓋を開ければ観客席の改装が3月上旬まで続くとのことで、開幕アウェイも致し方なかったのかな、という感情には落ち着いたのですけどね……(とはいえ、12月から始動までのオフ期間にやるという選択肢はなかったのかな、とは思うのですけど)

そういうわけで筆者は、なんとかして3/9に横浜まで行けないか思案しております。いや、これは行かないと大損しそうなので。ちょっと耐え切れる気がしない。なんとか公式戦成分を補給したい。そんな気分に、晒されております。

兎にも角にも。今季もHonda FCには、大いに暴れて欲しく思います。やっちゃえ、Honda!

超絶余談

「Honda FCを応援するYouTuber(もしくはVTuber)」って、もしかしたら需要があるのかもしれないとか思ったのですが……誰かやってみません?(筆者にそういう環境がないので……)


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