【小説32】勘違い女神の弊害(異世界転生したオレはスキル<コピペ>で人生を謳歌する)
32 閑話 リオンとホテルの状況
♡♡♡他者視点(内容に関係なく、読み飛ばしOKです)
リオンは峡谷ダンジョンマスターを父親に命ぜられた。
魔王の側近だった祖父が引退し、ダンジョンマスターだった父親が代わって側近になったのだ。
峡谷ダンジョンは手間がかからないダンジョンだった。普通の冒険者達は来ない。森人達と騎士達が年に数回決まった頃にやって来る。その時に相手してやれば良かった。コアも優秀で賢い、安心して管理を任せられた。
なので、ずっと魔界から出たことが無かったリオンは人間界で自由を満喫していた。
放浪の旅に出て数年間ダンジョンは放置した。ドラゴン騒ぎでダンジョン内が飽和状態になってると知ったのはつい最近だった。獣人の国で青狐ギザに偶然出会い聞いたのだ。慌てて戻って頭を抱えた。
忠実なコアは豊富な資金で魔物を召喚し続けていた。全然賢くなかった。
だが救世主が現れた。ドラゴンは消え、スライム王様が家来を従えてやって来た。
ダンジョンの飽和状態は解除されリオンはスタンピードのピンチを免れた。
スライム王に仕えているニトも興味深い少年だった。話していても気負わない。
何度も会いたくなる少年だった。 だが、ニトに迷惑がられているのは気づいていない。
***
家を建て替える時、俺はダニーの宿屋を思い浮かべた。
個室がたくさんあり、マンションみたいで住みやすいと思ったのだ。
1階の受付にはキアラとモアナがいて住人を案内してくれる。
ロビー 食堂と調理室 共同のお手洗い スタッフルーム。 生活雑用室。
ロビーは喫茶も兼ねて自然と皆が集まる憩いの場所にもなっている。
生活面では家令のベルルが面倒見てくれる。
キーパーちゃん達がベルルや支配人の指示で家事仕事。
2階は住居。部屋が全て個室の20室。階段はあるが、受付で部屋前まで瞬間移動。
部屋はウォクーインクローゼット・家具・風呂・トイレ・バルコニー付きワンルームマンション風。
アメニティも充実している。
3階は右側半分がシェル専用特別室だったが広すぎて疲れるので俺は2階に引っ越した。
その為フィットネスルームに変更。運動で汗を流せて男子に人気。
他に図書室 資料室 会議室 亜空間収納室。
屋上 ドーム型の大きな室内プールを設置。常に水は循環し清潔に管理されている。
椰子の木や ハイビスカス プルメリア ブーゲンビリアの花が飾られ 南国リゾート風のプールは女子に人気。
地下1階 時間停止付き収納倉庫。食料等保管。
地下2階 普通の収納倉庫 今の所使い道なし。
ログハウスはテオとミラさんが好んで居住。イブキが絵を描きに通っている。
広い中二階とダイニングはテオの作業場でモノがあふれている。
空間のストレージルーム(小)もテオが占領している。
こちらも毎日キーパーちゃんがお掃除に来るので清潔。
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