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カンボジアにボランティアに行ってきた

ありがとうを集める企業の代表として、カンボジアで10日間のボランティア活動をしに行ってきました。
せっかく行ってきたので、簡単にレポートします。

ボランティア活動の内容は、マングローブの森の復活です。
私が行ったのが、カンボジアの首都プノンペンから車で3時間くらいかかる、カンポットという町です。
カンポットは漁業が一番の産業だったのですが、マングローブの違法伐採により、魚が減り、漁業が出来ない状態になってしまいました。
なぜ、マングローブの伐採が行われたかが気になりますね。
この地域では、ヤシの木がたくさん生えていたので、ヤシの実を煮詰めて砂糖のような物を作って売る産業も発達していました。
最初は、このヤシの実を煮詰める為の木材として伐採が始まりました。
こうやって、マングローブを伐採して出来た土地に勝手に自分の土地だと言ってリゾート地として土地を売る人が出てきたりして、環境破壊が進んで行きました。
最初は良かったのですが、このような行為によって、だんだん魚が減ってきていることに現地で漁業を営んでいる住民が気付きだしました。
マングローブの根の入り組んだ大きな魚に狙われないような安全な場所で魚が卵を産んでいましたが
マングローブがなくなった事により、卵を産み付ける場所を奪われ、魚がほとんど取れなくなり
漁業をやっていた人は町に出稼ぎに出て、貧困の村になっていきました。
他にもマングローブは落葉樹ではない為に1年中葉っぱが生い茂っているのでCO2の削減効果があったり
海の波を弱める防波堤の役割なども果たしています。
このような背景から、地元の住民が立ち上がりマングローブの植樹の運動が始まりました。

これがマングローブの木です。

ここから、僕がボランティアでやってきた事を見ていきましょう!

まず、現地に到着するとホストファミリーのポールさん一家が出迎えてくれて、食事をご馳走になりました。

川で取った魚を焼いてくれました。めちゃくちゃ美味しいです

村の入り口です。
ボランティアの人が作ったらしいポップな看板があります。
日本からボランティアで来てる高校生と写真取りました。

僕が宿泊するところはこんな感じ
日本からボランティアで来てた高校生と一緒に、この部屋で生活します。

到着した翌日から早速ボランティア活動開始です。
船で出発です。
まずは、マングローブの種を取りに行きます。

こんな感じで、マングローブの木から種を取っていきます。

これがマングローブ種です。
1回で300個くらいの種を取ります。

こんな感じでたくさん種を取って帰ります。
写真に写ってるのは、現地のボランティアの人です。
クメール語というカンボジアの言葉しか話せないので、コミュニケーションはほとんど取れませんが、身振り手振りでなんとなく分かります。
常に笑ってる気のいい人です。

たくさん種を取って、村に帰ります。

村に戻ったら、こういうポットというやつに、泥を詰めていきます。
これを1回で300個くらい作るのですが、100個作るのに1時間くらいかかるので、なかなか大変です。

沼みたいな所から泥をすくう作業が、なかなかしびれます。
この沼の中の泥が、栄養満点でマングローブの種が良く育つそうです。

ポットに大量に泥を詰めたら、次は種を植えていきます。

高齢者は腰に来る作業です。
高校生はどこも痛くならないって言ってました。
羨ましいです。。

この種が、1か月でこれくらいの大きさに育ちます。

このボランティアは1年中やっているので、1か月前に来たボランティアの人が種を植えてくれたマングローブの苗を僕たちが植えます。
船に積んで海に出ます。

こんな感じで植えていきます。

僕が植えたところがこんな感じです。
1メートル間隔で植えていくと、育った時にいい感じになるらしいです。
後ろに写ってるマングローブは、全部植樹して数年かけて育ったマングローブです。

1年でこれくらいの大きさに育ちます。

3年でこれくらいに育ちます。

苗を植えたら、また種を取って村に帰ります。
高いところにある種は、船に乗って取ったりもします。

1日の作業は、これで終わり。
川で汚れを落として家に帰ります。
豆みたいのが僕です。

夕食前の休憩時間
現地の村のこどもは、みんな笑顔です。

夜ごはんは、ホストファミリーのお母さんが作ってくれます。
ボランティアの人数が多い時は自炊するらしいですが、僕が行った時はあまり人数が多くなかったのでお母さんの手料理です。
日本人の高校生は、カンボジアの食事があまり合わなかったみたいで、ちょっとテンション下がってるみたいです。

夕焼けがキレイです。
こんな感じで1日が終わります。

朝の5時くらいの写真です。
屋根にも穴が開いてるし、壁も隙間だらけです。
家というよりも、へぼい屋根とへぼい壁があるだけです。
家と言えるような環境ではありません。
夜中に雨が降ると、顔に水がかかって目が覚めます。
ちょっとホームシックです。

最終日に現地のボランティアの人と記念撮影

なかなか大変な10日間でしたが、いい経験になりました。
マングローブを1本植樹すると、1人の漁師が救えると言われています。
行きたい人は紹介するので言ってください。
いい経験になりますよ!!


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