外陰部が痛い、は老女の取るに足らない悩みである
タイトルに記載した言葉は私がメーカーに勤めていた時代に共同研究をしていた医師の方がおっしゃっていた言葉です。その意味合いは後ほど記載します!
本記事が私にとっての第一回目となるので
①このnoteでわかること
②私の自己紹介となぜ記事を公開していくことを決めたのか
をまずは記します。
①このnoteでわかること
・femtechに関する国内の規制状況、国の動き
・国内外のfemtech製品の情報
・femtechに関する研究情報
などfemtechを軸に多岐にわたります。
これからfemtech事業に参入を考えている会社、メーカーなどfemtechに興味がある方は是非ご覧になってください。
②私の自己紹介となぜ記事を公開していくことを決めたのか
私はメーカーにて勤務し化粧品や健康食品等の研究開発に長年携わっていました。その中で女性の性機能に関する課題との出会いをきっかけに、その製品開発と研究に魅了されていきました。
女性の性機能といっても多岐にわたりますが、特に女性の更年期後女性ホルモンの現象に伴い膣が委縮し、コラーゲンも不足することで皮膚が薄くなり乾燥し痛みなどが発生する現象があります。(自転車に乗ったりきついパンツを履くのもつらいとか)なんとその数50代女性の2人に1人とのこと!
これだけ多くの方が悩む症状であるにもかかわらず共同研究先の医師によるとこの現象は昔は「外陰部が痛い、は老女の取るに足らない悩みである」として無視されてきたということでした。自然に起こるものであり誰かにいったり治療したりするものではないと。
しかし現代では薬や機器による治療が可能で(一部保険適用外)、学会や研究会で注目されているテーマとなっています。しかしまだまだ一般の方にはその治療法は知られておらず多くの方が深く悩んだままになっているのが現状です。
私自身は30代であったため同じ膣をもつ人間でありながらこんな悩みがあるとは!と衝撃的でした。この世の中には女性の体に関する悩みがまだまだ閉ざされた状態であるに違いない、そしてその解決法があるのであればそれを周知させたいし、ないのであれば日本中で製品を開発が進むようにしたいと思うようになりました。
そのころ日本でもfemtechという言葉がちょうどはやり始めfemtechに強い会社も出始めていました。私はfemtech事業に注力するためにメーカーを退職しフリーランスとなり国内外問わずfemtech事業へ参入する会社へのコンサルティングやなどを行う仕事を開始しました。
自分自身でも国内外のfemtech製品の情報を集めるのが好きではあるもののまとめてどこかで公に提示するとなると薬機法や景表法その他問題となる点も多々あるため、個人的にご紹介する形式でやりたいと思いnoteを選びました。
日本国内にいると海外製品の情報も手に入りにくいですし、国内規制の状況もわかりにくいものかと思うので是非こちらのnoteでご参考にしていただき、自社の開発に役立てていただければ幸いです。