年賀状抽選番号照合の楽しみ、今年も切手が当たっています
書く年賀状も、届く年賀状も年々減ってきた。
抽選番号の末等当選も100枚に3枚しか当たらないから、1枚も当たらなかったとしても仕方がないのかもしれない。
でも、今年も当たった!
(しかも1枚は私から母に送った、1年のアルバム的特別年賀状!)
今年こそなんだかいいことありそうな。
こどもの頃から年賀状といえば抽選番号をみるのが楽しみだった。
末等の切手しか当たったことがないけど、父親が切手収集の趣味をもっていたせいで何となく私も切手をよくみていたから、切手が一番うれしかった。
父が亡くなったときに集めていた切手はずいぶん売ってしまったけど、年賀当選切手は昔のものから売らずにとってある。
普通では買えない特別の切手だから、とても貴重で特別な意味がある。
きっと当たったとわかった時、おばあちゃんも父もニッコリしたはずだ。
(そうはいっても、もう切手収集が趣味なんて人は少ないからこの気持ちはわからないだろうなぁ)
そういえば、うちには切手専用のピンセットが今でもいくつかある。
私は、ピンセットといえば父が切手を保管するときに使う、切手をはさむために先が平たくなっている切手用ピンセットしかみたことがなかった。
だから、小学校の保健室ではじめて先のとがったピンセットをみたときにとても驚いて、帰宅してすぐに母親に見慣れないピンセットのことを報告した。
そうしたら、保健室にあるピンセットが一般的なピンセットで、うちで使っているのは切手用の特殊なものだと説明されて二度ビックリしたことを覚えている。
ところで、抽選番号の照合と切手の交換は毎年母に頼んでいる。
当選の切手の交換はまだしていないが、天候をみないといけないのだ。
雨の日は行ってはいけない、湿度が高いから。
万が一にも水がついたら切手がいたんでしまう。
(本当は素手で触るのさえ切手によくないと言われて育った。裏ののり面に指紋がついてしまうから)
郵便局で交換してもらったら、雑誌などにはさんで絶対に折れないように大切に持ち帰るのだ。
(記念切手を買って帰るのも、そのやり方で持ち帰るのがうちでは普通)
荷物が多いときも汚れるリスクが大きくなるので買い物が多いときは避けて、結局は交換のためだけにでかける心構えだから、まだ交換していない。
結婚してはじめて記念切手の存在を知ったと話す母も、すっかり収集家だった父の影響をうけて切手を大切に扱って持って帰る。
小さなよろこび、天気が回復したときのひとつの楽しみ。