交番でのけぞって爆笑する女
先日、夫と親戚と義理父のお墓参りに行ってきた。電車を乗り継いでまあまあの人混みに紛れてなんとか辿り着いた。
関東はまだまだ暑い。
東京◯◯区、◯◯霊園に眠る義理父に会いに行くのは、私は久しぶりだった。ご無沙汰してしまってすみません。なんだかんだありまして、足が遠退いていました。
暑いですね。
三月には七回忌の法要がある。それには家族全員で行きますから待っていてください。義理母とも久しぶりだったのでたくさんお喋りをした。といってもお義母さんが話しているのを聞いていた。お義母さんは足を骨折してから、歩きにくいだとか痛みがあるとか、他にも沢山話をしてくださった。声を聞くのも数年は聞いていないし、元気だったけれど老いは避けられないものだと思う。
現状維持でお元気でいてほしい。
ところで今時の霊園は、お洒落になっていて驚く。
一般墓地(外にお墓が並んでいるタイプ)
の他に屋内供養堂といって、屋内に仏壇が並んでおり、その仏壇の前でお参りをするスタイルの納骨堂がある。施設によって、お供え物を置くスペースや収納スペースが用意されていて、とても便利である。
雨が降っても濡れる心配もないし、
掃除をする必要もない。
「今回のお供え物は無印良品の炊き込みご飯ですよ!」と、夫の妹がラップにくるんだご飯をお供えして、お花を飾り、一人ずつお線香をあげた。
そのあとは、「いつデニ」に行こうと誘われていつデニ??
と思いながら…。
いつものデニーズ
の略だった。霊園を出たらいつデニで昼食をとって、お別れするらしい。なるほど。
食事をして一時間くらい雑談をして、私達四人は駅までの道のりを歩いた。
春になったら桜が満面に咲くのであろう、大通りから外れた道を日傘をさしながら、あふれでてくる汗を拭きながら。
通りは墓地があって、ちょっとだけ日陰もあったので、そちらに寄りながらお義母さんと妹は私達夫婦の少し前を歩いていた。
墓地と墓地の間に小さな交番があった。
私は何年も前に一度通っただけの道だったので交番の存在を忘れていた。
すると夫が
あ!
と小さく声をあげた。右側にある交番をみている。
え?とおもって私もそちらに目をやる。
交番の中に二人の警官が立っていて、テーブルを挟んだ椅子に女性が座っている。黒いキャミソール一枚の髪の毛の長い若い女性は
のけぞって爆笑していた。
夫「交番で泣いているのならわかるけど。あんな、のけぞって笑ってるって何があったんだろう?」
そうだよね。大体お財布を落としたとか、忘れ物を届けたとか?
どっちにしても笑うなんてことは、ないよね?
私「何か事件があったんだ」
私達夫婦は前を歩く二人の事をすっかり忘れ、交番でのけぞって笑う女事件のからくりを探った。
警察官二人を前にのけぞって笑うなんて前代未聞だ。何かあったに違いない。
考えられること
その一
女は財布を落とした。
遺失届出書の作成をしているところで、彼氏から電話があり、「俺がもってるよ!ベイビー!」と言われた。
女「やだー!彼氏が持ってるってぇ。ごめんなさーい。ヤバイ!ギャハハ」
※考察→今まで何度も失くしているし、何度も見つかっている。今回はどこを探してもないから!と良く探しもせずに交番に駆け込んだ。
そこに交番があったから。
その二
テレ朝の警察24時の密着だった。
実はヤラセで(そんなことあるか?)女は演技をしなくてはいけなかった。
※考察→警官二人も初めての芝居であまりにも大根過ぎて、カットがかかった瞬間、女はこらえきれず笑いだした。
女「すみません、我慢してたんですけど。ウケル!ギャハハ」
その三
ラリっていた。
怪しいク◯リ、もしくは葉っ◯を使って、笑い続けていた。
※考察→常習性があると推測する。
今回は多め?
知らんけど。
笑いが止まらないみたい。
それにしてもあの女性はどうしたのだろうか??
ちゃんと解決していれば良いのだが。
みなさんは、何があったと思いますか?
それでは