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ちょっと待った!その契約大丈夫?

世の中には数多くの契約事があります。
身近な所ではスマホ、生命保険、住宅ローン、その他エステやコンテンツ販売など、利用者にとって良い話しが世の中にはごろごろあります。
しかし、何も分からず販売員の言う通りに契約をしてしまったばっかりに、後々「失敗した」
「こんなはずじゃなかったのに」と言う経験をした事のある方はいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は私の経験も踏まえて、なぜそう言った事が起きてしまうのか、販売員と利用者の両方の立場から分析していきたいと思います。



販売者編

1.人がいいのは当たり前

よく高齢者の方にありがちなケースだと思いますが、「あの人感じが良くてとてもいい人なの」と
契約してしまう方がいらっしゃいます。
ですが、よく考えてみてください。販売員の方が感じが良いのは当たり前の事じゃないですか?
もし、感じの悪い方から「とても良い商品なんですよ〜」とすすめられたら、その商品を買いますか?買いませんよね。
近年では口コミで接客態度の悪いお店や会社は、すぐ叩かれてしまいます。病院ですら評判にかかわる為、綺麗で清潔、丁寧な説明を心掛けている所は増えてきています。もちろん、人柄が滲み出ている方も中にはいらっしゃいますが、感じの良い丁寧な接客をするのは普通の事なんだと認識しておきましょう。


2.説明がスムーズで上手

話しを聞いていると、どんどん魅力に引き寄せられ、いつの間にかサインをしていた。なんて事はありませんか?
実は、エステや英会話の教材、保険など、対面式で契約を交わす商品の場合、大抵お客様が契約しやすいように話の流れが決まっています。

1.担当者の自己紹介後、悩みや相談事を聞く
2.会社と商品の説明
3.自社製品と他社製品との比較
4.料金提示
5.クロージング
6.アフターフォロー

上記のように流れがマニュアル化されている所もあります。この流れでいくと、契約者は悩みを聞いてもらい、その上でより良い商品を説明してもらい、お支払いしやすいシュミレーションを出してもらって、最後に納得したか同意の上でサインをする事になります。

また、商品知識は販売員の方が長けています。その商品を毎日販売するのが仕事なので販売のプロと言う事を頭に入れておきましょう。


3.ノルマや販売目標金額がある

どのビジネスにも必ず目標金額はあります。
利益がなければ会社は傾いてしまいますから、常に利益を追い続けなければなりません。その為、
各営業所や営業マンには目標金額が定められている事はよくある話です。

また、その営業成績によっては、給与に反映されることもあるので、営業マンが必死になる事は当然のことでしょう。
身だしなみを整え、清潔感を大切にし、印象を良くする。商品知識はもちろん、セールストークを磨き、少しでもお客様が分かりやすいように説明できるようになる。
過剰に営業をしてくる方もいらっしゃいますが、これらの事はビジネスをする上で自然な流れだと言う事を覚えておきましょう。


ここまで販売者側の立場を述べてきましたが、これはこんな販売員や営業マンには気をつけろ!と言うことではありません。
お金をいただいてサービスや情報を提供する。又は商品を販売するなどの行為は、その方達の仕事なのです。その中で自分を磨いて、お客様の前に立っていると言う事を忘れてはいけません。
また、決して騙している訳でも、好意がある訳でもないので誤解のないように気をつけましょう。


利用者編  

1.素直で真面目な人は要注意  

素直で真面目と言うのはとても良い長所です。
ですが、契約事となると注意が必要です。
なぜなら担当者の言う事を、そのまま受け入れてしまう可能性があるからです。先程お話ししたように、感じがよく、説明が上手な担当者に話を勧められたら「この人が言っていることなら間違いない!」と思い込んでしまうケースが考えられます。
こういったタイプのお客様は、販売者からすればとてもやりやすいお客様です。その為、販売者の都合の良いように契約をしてしまう恐れがあります。

☆ここがポイント!
どんな相手であろうと、自分で見極められる目を養いましょう!
見極められる力があれば、人に左右されることなく、自分に本当に必要なものかどうかを判断することが出来ます。その力がつくまでは、いただいた話を持ち帰る。又は信用できる相談相手を一緒に連れて行くことをお勧めします。
特に販売者が即決を求めてきた時に迷うようなら尚更です。万が一契約をしてしまった場合は、
クーリングオフ期間が大抵の場合、一週間程あるので確認しておきましょう。


2.苦手な事は人任せ

契約事には細かい規約が沢山あります。話を聞いてもよく分からないので、販売者に身を任せがちです。
しかし、相手を信用して任せたばっかりに、多額のお金を損失する。受け取れるはずだったお金が受け取れないなどのトラブルが発生します。
特に住宅ローンや保険商品の契約には注意が必要です。何百万から、何千万と言うお金を契約し、何十年もの長い時間をかけて支払いを行って行く訳ですから、もし自分にとって都合の悪い契約だったとしたら、その間ストレスを抱え続けることになります。

☆ここがポイント!
1.苦手な事でも自分で調べる癖をつけましょう!
「分からない事は誰かに聞けばいいや」と言うスタンスを常に取っていると、自分に都合の良い話しか耳に入って来ない事があります。これだとインプットされる情報が偏ってしまいまがちです。
今はネットで検索すれば大抵の事は調べられますし、分かりやすく説明してくれているYouTubeも沢山アップされているので、活用する事をお勧めします。

2.メリット、デメリット両方の情報を知ろう!
ネット検索は便利ですが、自分が知りたい情報に偏りがちです。例えば最近では新NISAを最速で
1,800万投資!なんて言葉をよく目にします。
確かにメリット部分は多いですが、投資には保証がないので株価が下落すれば資産も減る事になります。その為、自分がその状態に陥った場合にどれだけのリスクを背負えるか考えておく必要はあります。
何でもいい話しにはメリット部分だけに執着せず
必ずデメリットや注意事項も確認しておく事をお勧めします。


3.情報が不足している

今は情報社会です。良い情報、悪い情報、フェイク情報など様々ですが、知っているのと知らないのとでは違います。
良い情報であればお得に買い物をすることが出来たり、良い物件に出会うことが出来たりと、何かと良い条件で契約出来るタイミングが訪れます。

悪い情報であれば身の危険を守ることが出来ますし、電車の遅延情報や災害情報などを知ることが出来ます。また、悪質な詐欺から身を守る対策を練ることも出来ます。

☆ここがポイント!
正しい情報なのか、落ち着いて見極めよう!
現在では多くの情報が日々飛び交っており、正直見極めていくのは困難だと思います。ですが、契約事の前には下調べをする事が出来ますし、契約の決断を待ってもらえるなら検討する余裕はあるはずです。
自分が納得するまでは、安易にサインをせず情報を収集して、契約に臨むことをお勧めします。

ここまで利用者側の立場を述べてきましたが、なんでも疑って、神経質になる必要はないです。
ただ、偏った情報にだけ耳を傾けるのではなく、広い視野を持つことは大切です。
人に左右されるのではなく、自分で最後は決断できるように自分に磨きをかけていきましょう。

最後に

長々と偉そうに綴ってきましたが、私は過去に情報商材や数十万円もする絵画を購入するなど、苦い経験が多々あります。
免疫がなかったり、若いうちと言うのは甘い誘惑には流されがちです。
家族や大切なお金を守る意味でも、今回の記事が皆様のお役に立てたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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