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パート、正社員、個人事業主どんな働き方がいいの?

今106万円の壁が制度改正になろうとしています。106万円の壁とは、従業員51人以上の企業に週20時間以上勤務している場合、年収が106万円を超えると、厚生年金保険・健康保険に加入しなければならないと言う基準になります。その為、労働者本人が社会保険料を負担する事になり、手取り額が減る事が問題視されています。


1.パートタイマーとは
1週間の所定労働時間が正社員などと比べ、短い労働者で、短時間労働者とも呼ばれています。
パートタイマーのメリットと言えば、夫の扶養に入れ社会保険料の負担がない。
子供の帰宅時間など、家庭の事情に合わせて働く事ができる。この2点が主ではないでしょうか。

しかしその反面、もっと働いて収入を得たい人にとっては、扶養から外れると社会保険料が発生してしまうので、手取り額が減る事がネックとなっております。
また、パートタイマーには賞与や退職金などはなく、雇用時間や雇用期間が打ち切られる事もありますので、収入が不安定な部分もあります。


2.正社員とは
正社員はパート、アルバイトと違い契約期間は基本的に定年までとなっており、時間数や休日日数に関係なく固定給が支給される為、安定した収入を得る事が出来ます。
また、昇給や賞与、退職金などがあり、社会保険の加入も義務付けられているので、健康保険の保障や将来受け取れる年金額を増やす事が出来ます。

デメリットと言えば、自由な働き方ができない事や収入が増えるほど、社会保険料の負担が増える事ではないでしょうか。
社会保険料は会社と折半とは言え、結構な負担額になります。
その反面、健康保険に加入していれば4日以上連続で病気などが原因で欠勤した場合には、傷病手当金が支給されますし、厚生年金の加入によって将来受け取れる年金額が増えると言うメリットもあります。

3.個人事業主とは
株式会社などの法人を設立せずに、個人で事業を営んでいる人を示します。
会社員とは違い、働く場所や時間にとらわれず、働き方はすべて個人の裁量にゆだねられています。
一見自由に働けるスタイルで良いと思われがちですが、すべて自分で責任を負わなければならなく、大変な分やりがいもあります。
税金も自身で確定申告をする必要があります。その為、税金面の知識は必須です。

また、会社に所属していない為、国民健康保険と国民年金の加入となり、傷病手当金の支給や扶養と言う制度はありません。年金額は国民年金のみの加入ですと、現在満額でも810,000円程となっています。

どんな働き方がいいの?
近年では多様な働き方が望まれています。正社員で働きながら副業をしている方や、フリーランスで活躍されている方。
人が求めている収入や生活スタイルは様々ですので、私がとやかく言う事ではありません。
ただ、将来を見据えた働き方や収入源を複数持つ事はこれからの時代、もっと必要になってくる事と感じています。
少子化が進み、人がいらない仕事が増えていき、あらゆる物価が高騰しております。それに対し、賃金は伸びておらず、家計を苦しめています。

【自分の未来は自分で掴むしかない!】

終身雇用の時代は過ぎ、安定的に収入が得られ、将来が約束されている仕事や職場はあるのでしょうか?
絶対大丈夫!と思った仕事でも数10年後の未来は分かりません。
しかし、どう転んでも得られる収入源があれば、生活はしていけます。収入源とは仕事から得られる報酬のみならず、不動産や投資などと言ったお金に働いてもらう方法もあります。
どういった収入源を選択するかは本人次第ですが、どうなっても生活していける自分を作れるかが重要なのではないのでしょうか?


フリーターの末路
よくこの手の話はありますが、私の身内にも50半ばにして独身、年収200万円のフリーターがおります。現在親元で暮らしておりますが、貯金が物凄くある訳でもなく、特別なスキルがある訳でもありません。
こういった生き方を否定している訳ではないですが、将来がとても心配です。
老後生活に必要な資金はなく、年金も微々たる金額と言うのが目に見えています。一生働いていけるだけの健康な体があれば良いですが、その保証はある訳ではありません。

【気がついたらまずはやってみる!】

年齢に関係なく、気がついたらまずは動いてみよう!働ける時間は決まっている。
自分で知識は掴み取ろう!
生きて行く術を学ぼう!
私が訴えた所で身内には何も響きませんが、やはり生きていく上で収入やパートナー、分かり合える仲間はないよりあった方が良いです。


個人事業主でマンション購入?
こんな話しを最近耳にしました。
アラフォーで2児のパパ、個人事業主としてトラックを運転しており現在賃貸暮らしです。
この先の事を考え、家を購入した方が良いのか悩んでいるとの事。
そもそも個人事業主は収入に不安定要素があり、ローンは通りにくいと言う話しがあり、借り入れする為に収入の証明が必要となります。
また、健康状態も審査の基準になるようですが、社会保険の加入がない為にケガや病気で欠勤しても収入の保障はなく、ローンはもちろん家庭を守れるのか?と言う問題もあります。
老後の生活も国民年金のみの支給額となる為、収入はもちろん、ライフプランや万が一の事を考え
あらゆる面で経済的に備えておく事は自ずと必要となってくるでしょう。

最後に
今は自宅でインターネットさえ繋がっていれば働ける時代です。
自分にとってどんな働き方が良いのかを考えると共に、どんな収入の得方が良いのかを考える事が大切ではないかと思います。
その時がきたら考える、ただなんとなく歳を重ねてしまっては、もう手遅れになることもあり得ます。
健康とお金はすぐには手に入りません。
毎日コツコツ、コツコツと継続した結果が現在につながります。
病気や怪我、資金が不足した場合も毎日少しずつ回復させていくしかありません。
しかし、歳を重ねるにつれ体の回復力は遅くなりますし、収入を得られる時間は少なくなっていきます。
先の事なんて考えたくない!と思う方もいらっしゃると思いますが、将来自分がどんな生活をしていきたいのか、その為にはいくら必要なのか、何を持ち備えといたほうがいいのか、一度真剣に向き合ってみるのはいかがでしょうか?
今年もあと少し、皆様が良い1年をお過ごしできることを願っております。


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