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憧れの魔女っ子
その昔、そのその昔、幼い頃、少女の頃、私は魔女っ子が大好きでした。
魔法が使える日が、いずれやってくるのだわ、と本気で鼻息荒くワクワクしていたの。
特に好きだったのは、クレープ屋さんの魔女っ子アニメで、私の目の前にも宇宙船が降りてきて、猫が2匹やってきて、魔法を使って素敵なガールになって歌をうたう日が来ると思っていました。
そして、そんな日が来なかったので、大人になった私は占い師になってみたのです。
魔法?のようなことを試みたりしているけど、まぁ、いかんせん地味です。
どうして人は未来を知りたいのかしら?
私だったら知りたくないな。
だけれど、人は、未来を知りたい、あの人の気持ちを知りたい、とやって来ます。
不思議でヘンテコです。
私は未来を伝えたくないので、あんまり占い師めいてません。
人が言われて喜ぶことは知っているけれど、嘘は伝えたくない。
カードは、あまり良くないものが出ているけれど、未来は自分の意志で変えられるよ!と言いたい。
真実を伝えると、自分の望みと違うんだけど、と怒って帰る人もいる。
こうしてみては如何でしょう?とアドバイスしても、それはやりたくない、と言われることもある。
じゃあ、自分で決め〜〜〜い!
と心の中で叫びます。
でもね、決めるって、選択するって、難しいよね。
私、それ、よく知っている。
人生は選択の連続。
誰かに決めてもらえば、自分で責任取らなくていいもんね。
そうして決めた結果が良きものでなかったら、占い師のせいにすればいいもんね。
占い師ってなんなのでしょ。
まったくヘンテコなお仕事です。