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【MTG レガシー】 ゆけ! 「ドゥームズ・デザイア」/前日譚 【初心者、復帰勢、自分と同じ親のために】

1.ここまでのあらすじ。「晴れる屋 高松店」さんの「レガシー杯」で(名目上は)優勝することができた「アーボーグ型ドゥームズデイ」!

それは同時に、「初心者、復帰勢のための普及版」という使命からの卒業を意味し、今後の戦い(と、使い手の脳年齢)のために、「アーボーグ型」は新しい武器《ライオンの瞳のダイアモンド》を手にするのです。

新……いや
「古代兵器」か

また、同日。「レガシー」禁止改訂の発表。驚愕の《精神の願望》解禁。
多くの「Doomsday」ユーザーと同じく、著者もまた、この「エターナル禁止、最短記録保持カード=0日」を自分の「アーボーグ型ドゥームズデイ」に導入できないか、試行錯誤を開始したのでした……。

おいおい。今週は、展開が目まぐるしくないかい??? 現実世界やで、この次元は……。そういうわけで予告したとおり、明日からは“修行編”。
パートナーさまと子どもたちが実家に泊まるあいだ、「晴れる屋 高松店」さんに3日間、通いつめ、《ライオンの瞳のダイアモンド》の習熟訓練+「アーボーグ型ドゥームズデイ」の最新型「D3(DoomsDayDesire)」=「ドゥームズ・デザイア」の試験飛行をする予定。

しかし……問題が。日本画《精神の願望》、どこにも出回って無いのですが!!?

くっ……美しい

僕はレガシー復帰の直接的なきっかけが「ストリクスヘイヴン」の「ミスティカルアーカイブ」、日本画版《暗黒の儀式》に惚れ込んだことなので、

デッキ内のカードは「可能な限り日本画版に統一する」というのが最低限のこだわり。おのれ……無意味にコレクションしておけば良かった。つい先週なら、1枚300円で好きなだけ買えたカードなのに。

最重要の《精神の願望》以外にも、開発中のデッキの常で、大変にカードの入れ換えが激しく、とても手持ちだけではパーツが足りないし、購入が間に合いません。そういう理由もあり……「可哀想だから、練習に参加してやろう」という方がこの記事を見ていらっしゃるとすれば、「プロキシ(代用カード)」の利用を許していただきたいのです!
そゆわけで、付箋にせっせと《精神の願望》などと手書きするのが、暇を見つけたときの内職。

できるだけコストやカードタイプが同じものを
探したつもり
↑《せいしんの がんぼう》

……勝負を競う“試合”なら話は変わってくるとはいえ、様々なカードを実践形式で試し、戦術を検討し合える“対人練習”をしたい、というのが本旨です。特に、まだ初心者の方が参加される日もありますから……可能性を狭めず、自由な発想を試してもらいたい。
それはちょっと……という方には、差し替えですぐ、「通常型」でお相手できるようにしておきますので、笑って許していただければと。

おっと。前置きが長すぎますね。今回は新しい試みとして、Twitter上でデッキ開発の途中経過やアイディアを随時公開していくという形式をとっていました。その上で、現時点での形は、こう!

2.ブレークスルーになったのは、やはり《ボーラスの城塞》の発見でしょう。

ボーラス卿、最高!!!
(300円の城)

《精神の願望》とは……誤解を恐れずにいえば《予想外の結果》です。極悪能力「ストーム」のおかげで信じがたい威力になるだけで。

「《エメリア》ちゃんが捲れました
申し訳ありません」(幻聴)

「ハイタイド」などの「ストーム」専用機ならともかく、「ドゥームズデイ」で活かすためにはデッキ内に「撃てば勝つ」、一定数の“当たり”が必要になります。
具体的には《最後の審判》4枚、追加の《精神の願望》3枚(1枚は今、手札から撃ったため)……これだけでは、不足。「ストーム4」程度では青青を含めた6マナというコストを払って何も起きない“空振り”が頻発します。

参考にした海外のリストにも《闇の誓願》が入っており、“当たり”の水増しをする工夫が施されていたのですが……

黒黒黒から《最後の審判》に繋げるワケ

個人的には、「美しいとはいえない」と感じていました。“一方通行”だったからです。
《精神の願望》→《最後の審判》は概ね、勝ち。しかし反対向きに、早期の《最後の審判》、または《闇の誓願》からは「青青4」の《精神の願望》に繋ぐことができず、せいぜい《意志の力》のコストになるだけ。
ちぐはぐな2種のコンボを無理に同居させているだけのようで、コンボ使いの美意識としては、「すっきりしない」「気持ちがよくない」。

それならと、《闇の誓願》以外のさまざまな“当たり”を検証しました。

一時は《女神》4枚投入まで
考えた
《精神の願望》で捲れば、超、大当たり
《最後の審判》からも《殻船着の島》で出せるし
世 も 末

そこで上記の《ボーラスの城塞》です。このカードなら《最後の審判》と《精神の願望》という2つの大呪文を繋ぐ“結節点”になれます。
「黒黒黒3」と重く、《最後の審判》から繋ぐことができないのは《精神の願望》と同じ。しかし、《ボーラスの城塞》からは、どちらの呪文が捲れても、即死攻撃が確定。各種《儀式》を経由すれば、手札からの詠唱が現実的なのも素晴らしい。《苦悶の触手》との相性も最高です。

これももちろん
日本画版

「ドゥームズデイ」+「デザイア」という単なる“足し算”から《ボーラスの城塞》を得て、ようやく……“掛け算”になり始めたかな、と安心できました。ただ「伝説」で3枚だと持て余したので、採用は2枚に。《闇の誓願》1枚は続投。これで《精神の願望》を唱えたとき、“当たり”がデッキ内に10枚。次のカードを合わせて、12枚。「ストーム」4以上なら、ほぼ勝ちです。

《精神の願望》で捲りたくない土地総数をデッキ内から減らし、補助的に“当たり”も増やせる《ロリアンの発見》も採用。

コモンで……1200円!

それにともない、マナベースを見直しています。普段の記事なら“普及用”として《虹色の眺望》と基本土地を中心に組むのですが……今回ばかりは、デッキの最大値を計るのが目的なので《Underground sea》を採用。テストプレイゆえ、プロキシでお許しください。

他のデッキのためにも、いずれは……
買うことになるか、と考えているところ

こんなところでしょうか。あとは、実際にテーブルで回して、感触をその都度レポートしたいと思います。

3.やっぱり……怖いですよねぇ。
デッキの完成度? いえ? 僕個人の基準では、だいぶ「“美しい”デッキに近づいた」と自負しています。このデッキを組んだ動機は《精神の願望》が目新しかった以上に……今後も環境を戦い抜くため。

従来型のように「サイクリング」や《渦まく知識》のドローに頼らず、即時パイル完走を狙える攻撃パターンを模索するためだからです。そのために《精神の願望》解禁は、渡りに船でした。

怖いといったのは、練習会のほうで。どんな人が来るか、まだわからない……未知だからです。
口癖のように「レガシーは寛容です」「レガシープレイヤーを信じています」と唱え続けてきましたが……この世は何が起こるか“よくわからない”。たとえば今回の禁止改訂前に、だれが《精神の願望》解禁を予想し得たでしょうか。

コンボデッカーの
頭、パーン!!

しかしまぁ、より不安なのは、迎える僕などより、“新しく来てくれる人”のほうですよね。
僕のほうは幸いに、大会にも出て、顔や名前がわかる“知り合い”というべき人は出来ました。それだから、きっと大丈夫。困りごとも何とかなるはず。以前の例えに従うなら、僕は“すでに海へと飛び込んだ”ペンギンです。

ディスカバリーチャンネル!(断末魔)

1人で新しく飛び込む側の怖さも、よくわかるつもり。それでもデッキ1つを手に海へと突っ込むのは、よほどの勇気で、よほどこのゲームが好き、ということになります。
それなら、能力が許すかぎり、楽しく迎えましょう。自己紹介がてらのフリプも良いですし、せっかくなら、複数の視点があることを活かした練習も試したいですね。

マジックは真剣にのめり込めるゲーム性が魅力ですが……やはり、趣味で遊びです。「対戦相手=Opponent」とは、排除すべき「敵=Enemy」などではなく、同じ「レガシー」という言語を学んだ、貴重な話者。そのことを互いに解っているのだから、きっと……仲良く遊べることでしょう。

それでは、また……明日。
そして。「アーボーグ型ドゥームズデイ」改め、新デッキ「ドゥームズ・デザイア」“修行編”スタートです!

とにかく《平和な心》重点、な!
(予防線)

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