人生の転機。
私の人生の転機ってなんだろう。。
と、ふと考えてみた。
19歳の時に、父が、他界したことである。
なんかそれまでは、
子供心に「うちは貧乏だから、借金がいっぱいあるから、頑張って働かなきゃ!」
そんなことを思っていた。
しかも、
「お父さんは、趣味のバイクやスナックに飲みに行ったりして、お金めっちゃ使う悪い人!お母さんに迷惑をかける人!」
って思い込んでたんだよなー。。苦笑
お父さん、ごめんね。笑
だから、美大生になりたかったけど
「いやいや、絵描きってパトロンとかいるやつやん。。無理やん。。絵描きで稼ぐのは、ワンピース目指すのと同じやん。。
おし、手近なところで稼げるんは美容師や!!」
ってなわけで、堅実に通信制の美容学校に通うことに。
お母さんのお店で働いていたんだけれど、店暇すぎて、カラオケでひたすらバイトしてました。w
とりあえず、肉体労働でお金を稼げているのがすごく嬉しかった。
当時の先輩に恋をしたりw、バイト仲間と朝までカラオケしたり、すごく楽しかったのを覚えている。
そんな、学生なんだか、フリーターなんだかな時も、たった半年で終わりを告げる。
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【父の鬱病発症。からの自殺。】
父は、独立したけれど仕事がうまく行ってなかったみたいで。毎日すごく、浴びるようにお酒を飲んでいた。酔っ払うとめちゃくちゃ怖かったし、よく、家族みんなで喧嘩もしていた。
ある日、私が家に帰ってきたら、真っ暗な部屋で三角座りをしていた父を鮮明に覚えている。
あまりに重い空気で、どうしたらいいかわからなくて、私が趣味で集めていた変なキーホルダーを出して、頑張って笑かそうとした。
少し、「へへっ。。」と笑ってくれた父が忘れられない。
それから、いつの間にか、お父さんは、自分の実家に帰っていた。
思えばあれが最後の笑顔だった。
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【最大の後悔】
私は休みの日は、カット講習に行っていたのだけれど、その講習先に、
「お父さんが亡くなった」って電話がかかってきた。
自殺したって聞いて、「うつ病の人って、ほんまに死ぬんや。。」って思った。
すごく悲しくて、怖くて、でも、なんかよくわからないけど、腹を括るぞと思ったのか。。実はあんまり覚えてなくて。。w
リアルに覚えていることは、人は死んでも世の中は何も変わらないと思ったこと。日常は流れていくこと。生活はしないといけないこと。
そして、最大の後悔は、「お父さんなんか死ねばいいのに」って思ってしまっていたことである。
そして、本当に死んでしまってからも、あの人は死んでよかったんだって言い聞かせていた。
これで、お母さんは、苦しまなくて済む。
保険金が降りてきて、借金返済に当てれて、生活もしばらくは苦しくないだろう。
私は、「お父さんが死んじゃったから、もう、がむしゃらに働かなくていい」って思って、バイトをやめた。
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確かに無茶苦茶なお父さんだったんだけど。いやーマジで、えぐい父だったとは思うんだが。笑
お父さんはお父さんで、すごく真面目に目一杯頑張っていたんだと思う。
私自身、愛されていた記憶はたくさんあって、
子供同士みたいにふざけて遊んでいたし、
頭が痛かった時に、頭をマッサージしてくれたし、
お兄ちゃんに、お菓子を隠すってゆう意地悪をしたり、
いっつもお母さんに口が悪くて、でも大好きなんだろうなって思ってて、
バイクを乗るのが好きで、
私の書いた絵が自慢で、
仲間思いで、熱くて、
仕事に対して、すげえ真面目で、熱くて、
情が深くて、、、
なんか、ねえ。。
死ねばいいなんて思ってた自分が、ほんと、、、浅はかとゆうか、、子供すぎる。
「お父さん、ひどいこと言ってごめんね。」
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って謝って、罪悪感の解放かなー。。とか思ってたら、
ん?
「でも、お父さんも悪いんやからな!!!」って心の片隅で叫ぶ私もいるぞwwww
しつこいな。なんなんだ。w
「なんでちゃんとせーへんのよ!!
アホちゃうか!
そんなんやから会社潰すねん!!
なんで死ぬねん!!アホボケーー!!!!!
逃げとんちゃうぞ!!!
わし、今めっちゃしんどいやんけコラあーーー!!!!」
。。。。。ウケる。。。
こんなん出ました。w
恨み節だねw根がふかいねw
美談では終わらなかった模様。wwww
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あの父のせいで、
私は、父がわりをする羽目になったのである。
おまけに、クソ兄貴の分も私が、父親がわりに働かねばならぬのである。
なんてゆうか、煮え切らぬ恨みが根っこにあるみたいです。w
いやーー。。。
愛されてたから、恨みごといっちゃいけないみたいな、ブロックがあったみたい。
悪いところもあったけど、いいとこもあったよねって綺麗に納得させようとしている。笑
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【そんなシンプルに美しいばかりではない。】
なるほど。
こうして、言語化しているうちに自分の感情の整理がついてきた。
「お父さんのおかげで、、、」なんて前向きに思えるのは、前向きに生きるしかなかったからである。
涙の数だけ、強くなれる。とかゆうけど。
ちゃうねん。
強くなるしかないねん。笑
気がつけば、お父さんの背中はゆうに越えてしまったのではないかなーwww
「今に見とけよ!!」って、お父さんにゆーてたんやなー。。。
私は、本来、無茶苦茶泣き虫で弱虫で怠け者でサボり癖もあって、お調子が良くて、遊ぶことが大好きでわがままなのである。(めちゃくちゃやなw
そんなめちゃくちゃな子供が、責任とゆう錘を背負って、仕事の鬼になった模様。
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どう考えても、やっぱり、私の人生の転機は、「父の死」。
先に行っちゃったから、私はこんなに男前になれた。
誰かを守れる私になれた。
ありがとうお父さん。
あなたは人生かけて、世の中のこと、教えてくれました。
私は、本当に、お父さんの子供でよかったです。
だって、こんなに強く、感性豊かに生きれているからね。
お父さんは、めちゃくちゃ、かっこいい背中やったと思います。
お父さん、大好きでした!!!!!
もー出てくんなよーーーwwww
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