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赤い輸血

6月20日(火曜日)

2時頃トイレで目が覚めて、4時くらいまで眠れなかった。
noteを読んだ友達からLINEが来ていた。優しい友達がいてくれて嬉しい。

少し寝て5時半採血。6時半に検温、血圧、脈拍、血中酸素濃度、体重測定。また体重が増えていた。看護師さんに今日は何時ならシャワーに入れそうか聞いたら「午前はいっぱいだから午後かな」と言われた。体調がいい午前中に入りたいのはみんな一緒だ。右目のものもらいは治ったが、目頭の内出血が薄まってイエローのアイシャドウを塗っている人みたいに見える。むくみで顔が丸くなってきた。

ポットを持って廊下に出てお湯をもらい、テレビを見ながら朝食。ご飯、焼き魚、味噌汁、野菜の小鉢を完食。今日はペットボトルのミネラルウォーターが1本ついてきた。朝食後にベサノイド、利尿剤、ランソプラゾール、整腸剤、ファンギゾンシロップ、歯磨き、目薬、口内炎の薬。鏡を見ながら口を開けて薬を塗っているところに主治医がやってきた。貧血の数値が出ているので、今日は赤血球輸血をするそうだ。ずっと続いている頭痛は、貧血が良くなれば治るかもしれないという。

8時半頃、夫からLINE。娘のプール開きの準備をしているようで、水着とゴーグルの場所がわからないらしい。水着は難なく見つかったが、ゴーグルがなかなか見つからなかった。結局、風呂場の棚に置いてあった。以前お風呂でゴーグルをつけて遊んでいたのがそのままになっていたようだ。小学校も今日からプールらしい。息子は自分でプールバッグを出して持って行ったようで一安心した。

10時、抗生物質を2種類点滴。
12時、昼食。ロールパン、サラダ、クリームシチュー、みかんの缶詰。生の果物は菌による感染症を引き起こす可能性があるので缶詰しか食べられない。ポッドキャストで空気階段の踊り場を聴きながら、ベサノイド、整腸剤、ファンギゾンシロップ、歯磨き、目薬、口内炎の薬を一式。

14時、赤血球輸血。看護師さん達は、赤血球輸血を「赤い輸血」、血小板輸血を「黄色い輸血」と呼ぶ。パックの色そのままだが「今日は赤い輸血です」とか「今日は黄色い輸血です」とか、そんな感じ。輸血後、カテーテルを保護してもらいシャワーを浴びた。

シャワー後にカテーテルの消毒。鎖骨下静脈に挿入しているので、心電モニターのシールと位置がかぶる。心電モニターは刺激の少ないシールに変更してもらった。感染症予防の薬が追加され、明日から飲む薬の量がさらに増えた。水以外のお茶やコーヒーも飲んでいいか聞いてみたら、ペットボトルや滅菌パックされているものなら良いとのこと。ラッキー。ただしヨーグルト入りのドリンクは乳酸菌が入ってしまうのでダメなのだそう。とりあえずマウントレーニアのエスプレッソが飲めるならそれでいい。

16時、義母より電話。声が聞きたいと言われ少し話した。私よりずっと元気そうだ。息子にも代わってもらい、学校のプール道具は大丈夫だったか確認。母親が家に帰ってくるのを心待ちにしているようだ。

17時、主治医が病室へ様子を見に来てくれた。血小板の数値は良くなっているそう。体重が増えているのはベサノイドの副作用で、これから38〜39℃の発熱があるかもしれないと言われた。またガクブルアッチッチ地獄かと思うと気が重い。その場合、ステロイドで熱を下げるようにしてくれるらしい。気になっていたことをいくつか質問し、今回も丁寧に教えてもらった。

18時夕食。ご飯、味噌汁、カボチャの煮物、ミートローフっぽい謎おかず。食後にベサノイド、整腸剤、ファンギゾンシロップ、歯磨き、目薬、口内炎の薬。胸が苦しいような気がする。副作用のせいだろうか。

20時半、抗生物質の点滴。21時、もう一種類の抗生物質の点滴。
23時に点滴が終わり、眠った。