マイナスゼロ金利政策の解除と、その影響は?
2016年1月から日本銀行は金融緩和政策を強化するために、マイナス金利ゼロ政策を導入しました…。
といっても、難しい言葉ばかりなので、
簡単にお伝えしたいと存じます。
もし、読みにくい点がございましたら、
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マイナスゼロ金利政策の解除と、その影響は?
中央銀行
中央銀行は、国などのお金に関することを管理する特別な銀行です。
この特別な銀行は、政府や銀行(金融機関)の預金口座を管理しているほか、
お金(1000円札、1円玉など)を作る権利を持っていて、
お金の価値をコントロールすることができます。
また、中央銀行はモノ・ヒト・サービスの価格を安定させる役割があります。
3つの手段
中央銀行はモノ・ヒト・サービスの価格を安定させるために3つの手段があります。
現在は、①の方法でモノ・ヒト・サービスの価格を安定させようとしています。
マイナスゼロ金利政策
2016年1月から企業が銀行から融資を受けやすい環境にすることで経済全体の活動が
活発化するように、日本銀行は民間の金融機関が日本銀行に預ける口座の金利を
マイナスにしました。
日本銀行にお金を預けている銀行は、
金利がマイナスのため日本銀行へ金利を支払わないといけません。
そのため、日本銀行に預けているお金を引き出し、
多くの企業にお金を使ってもらう(貸付など)動きがありました。
マイナスゼロ金利政策の解除
2024年3月、日本銀行はマイナスゼロ金利政策をやめて、金利を上げると発表しました。
その背景に、コロナ禍で落ち込んだ経済活動が再び再開したことで、
需要が供給を上回り、モノ・ヒト・サービスの価格が高騰しました。
その環境下でマイナス金利ゼロ政策は、経済活動をさらに活発化させてしまうため、
より一層モノ・ヒト・サービスの価格が上がってしまいます。
これらの急激なモノ・ヒト・サービスの価格の上昇を安定的にするため、
今度は金利を上げることで解決しようと日本銀行は考えています。
注目点:私たちへの影響は?
【プラス面】
預金金利
皆さんの生活に影響するうえでプラスの影響があるのは、
銀行に預ける預金口座の金利が上がることです。
すでに、各金融機関が預金金利を上げています。
預金口座の金利が上がれば、
預金口座に預けているお金は少しずつ増えていきます。
注目点:そのほかの影響は?
【マイナス面】
住宅ローン
実は金利が上がると、皆さんの生活にはマイナスの影響が多いです。
その1つが住宅ローンです。
今後、日本銀行がさらに金利を上げようとすれば、
住宅ローンを支払っている方の負担が大きくなるでしょう。
会社の借り入れ金利
また、企業にとってもお金を借りる際の金利が上がります。
新たな事業や、設備投資がしづらくなるでしょう。
株式市場
金利が上昇すると、企業の活動が落ち着くため、業績が悪化する可能性が高くなります。
そのため、株価は下落しやすい傾向にあります。
ここ数年、資産形成のために、初めて株式や投資信託を買われた方が多いですが、
金融商品の価値は下がることもあるので、注意しましょう。
為替
金利が上がると、各国のお金との金利差が縮まります。
そのため、今まで売られていた円が買われるようになるでしょう。
例えば、ドル円で見ると、
円安傾向ですが、今後は円高傾向になる可能性が高いでしょう。
最後に
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