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ゆっくり長々と結核のお話⑦
みなさんこんばんは。
昨日もソフトクリーム🍦今日もソフトクリーム🍦
どーもMittsuです。
今日もまた結核に関するお話です。
昨日は喀痰検査の解釈についてお話しましたが、本日は、検査を提出際の注意点をお話したいと思います。
以前にも検査の注意点は「検査の豆知識」、
「喀痰検査」を投稿していますので、そちらもご参考にしてください。
はじめに、結核を診断する際に提出する「3連痰」についてお話しします。
3連痰とは、結核を診断する際には、QFTの陽性やレントゲン画像所見などを踏まえ、喀痰検査の提出をすると昨日もお話しましたが、この検査を3回連続で検体を提出することを示します。
では、3連痰は、どのような間隔で実施するかというと・・・
3回の喀痰検査の間隔は、間隔が近すぎても良くないし離れすぎても良くないのですが、8~24時間の間隔で採取することが推奨されています。
また、喀痰検査の際にうまく排痰がしづらい場合にはどうするかというと・・・
・できる限り、起床時に水でうがいをして深い咳払いを2~3回すると出やすくなります。
喀痰が少ない場合であっても早期に比較的、のどの奥まで痰がでやすくなります。
また、うがいをすることで、口腔内の雑菌が減り、へばりつくのを防ぐことができます。
それでも喀痰が出ない場合は?
喀痰採取時に吸入(高張食塩水吸入)を行うこともありますし、胃液を使用する場合、TBLBなどで採取するなどの方法もあります。
喀痰検査の判定については、治療後の陰性を確認する場合にも用いられます。
その場合の判定の解釈は?
3回すべての喀痰塗抹検査が陰性の場合は、隔離解除と空気予防策から解放ができます。
抗結核薬による内服治療を開始してから、およそ2週間で他者への感染性がなくなるとされていますが、その際の検査に用いられています。
ただし、結核菌は内服治療開始後も完全に排除するためには、長期的な治療が必要となりますので、内服薬を終了する目安とは違いますので、勘違いしないようにお願いします。
以上喀痰検査の「3連痰」についてお話させていただきました。また、これまで投稿した記事も振り返りにより復習していただけるより深めることができますので、是非ご覧ください。
それでは、おやすMittsu💤
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