日本環境感染学会に参加してきました!③
みなさんこんばんは。
北海道にはミニストップがないため、こちらへきたら必ず食べるハロハロでございます。
どーもMittsuです。
本日の話題は、引き続きSSIに関しての話題とさせていただきます。
SSIに関するラウンドをしている施設があるようで、実際に私も実践してみたいなと講演を聞いて感じた率直な感想です。
SSIの判定は医師が判断することが多いため、医師がSSIじゃないと言ったらそこまでなのです。そのため、医師の判断が直接的に入らないようにICTがラウンドでSSIを判断しているという内容でした。
私自身もサーベイランスをするとどーしてもカルテの内容を確認したりと実際の状況がわからないことも多いため、このラウンドはとても良い活動だなと感じました。
ただし、毎日ラウンドの時間を取らなきゃないので、実際にやるためには、部署との協力や計画も必要かと思っています。しかし、なんとか形にしてみたいと思っています。
次に、SSIは0にはならないという話をしましたが、消化管穿孔手術などではどうしてもSSIのリスクが高まってしまうため、術後からすで発赤や腫脹がある場合もあります。
そこで、そのような対象の場合は閉創の際に縫合をせず、あらかじめ解放した創部にNPWTを装着して速やかに傷を治すという方法も取られることがあるようです。
NPWT:局所陰圧閉鎖療法
創部を密閉し陰圧をかけることで治癒を促進させる治療方法です。
①創縁を引き寄せて創収縮を促進
②過剰な滲出液を除去することで適切な湿潤環境を保つ
③陰圧による物理的刺激により肉芽形成や血管新生の促進
④吸引による細菌量の減少
⑤陰圧による局所血流量の増加
などによって治癒が早まるといわれています。
本来は、SSIとなった創部に実施することが多いのですが、消化管穿孔などの高リスクな症例で術後直後から実施することでSSIの発生を未然に防ぐために利用されているようです。
このような対策によって少しでも多くのSSIが減少することは費用削減などにもつながるため重要な対策であると感じたところになります。
以上SSIに関するラウンドとNPWTについお話しさせていただきました。
それでは今日はここまでです。
おやすMittsu💤
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