修飾麻疹とは?
みなさんこんばんは。
「みよしの」餃子カレー🥟🍛サイコー!フォー!
どーもMittsuです。
最近話題の麻疹ですが、色々なニュースやSNSの発信で混乱することも多いですが、正しい知識を持って対応をすることが大事です。感染症専門医の忽那先生の記事がありますので、参考していただければと思います。
麻疹については、忽那先生にお任せして、今日は「修飾麻疹」についても注意が必要ですので、今日はここに焦点を当ててお話ししていきます。
麻疹に対する免疫(一度罹患していたり、ワクチンで抗体を獲得)は持っているがその免疫が不十分な方が麻疹ウイルスと接触した場合に・・・
症状が軽症な麻疹の症状を発症することがあります。
このような場合を「修飾麻疹」と呼びます。
このような通常の麻疹よりも症状が軽症であることから、麻疹ではなく、そのほかの感染症を疑うことも多くあり、診断がとても困難となります。
麻疹で特徴的な症状が出づらいのですが、例えば・・・
・2峰性の発熱:2〜4日の発熱が落ち着いた後に再度発熱がある。
・コプリック斑:ほほ粘膜(口の中)に白色の小さい斑点
などが現れないことがあります。
また、全身の発赤疹は、全身ではなく手足だけにでていたり結膜炎がないこともあります。
そのため、風疹や風邪など他の疾患と診断されることもあります。
ですので、このような状況で通常の生活を送ってしまうと次々と感染者を拡大させてしまうことがあります。
ここで麻疹ワクチンについても触れますが、通常の定期接種では、2回接種となっております。
多くは風疹との混合ワクチンであるMRワクチンを接種することがあります。
多くの方は、1回の麻疹ワクチン接種で95%が免疫を獲得するとされていますが、逆をいうと一回のワクチンでは免疫がつかない方が5%いることになります。
また、1回のワクチン接種では、免疫がいずれ減退することがあるため、2回の接種が推奨され、より確実に免疫を獲得することが重要です。
修飾麻疹となる方の中には、ワクチン接種後に自然感染での免疫増強効果が受けられなかったことにより、免疫が減衰し、麻しんウイルスに曝露(接触)されたときに発症する方は、10~20%程度と推定されていますので、
このようなワクチン接種の経過がある方々は、修飾麻疹にも注意が必要です。
日本発祥の麻疹については、平成27年3月27日を持って排除されたことが宣言されていますので、最近の子供たちも罹患することは少なく、麻疹を診断できる医師も少なくなっているの現状です。
海外由来の輸入麻疹が多いのです。
ですので、海外旅行に行く際もワクチン接種や抗体価を把握していくことが重要というわけです。
最近話題の麻疹でも少し症状が軽微な修飾麻疹について、テーマにしてみました。
みなさんもどうぞ麻疹の罹患には、どうぞお気をつけください。
それでは、おやすMittsu💤
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