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映画「キングダム 大将軍の帰還」

8月に入った、猛暑の日。
7月から公開された、映画「キングダム 大将軍の帰還」を やっと、近くのシネコンに見に行った。
前作のラストから、その続きの〈ホウケン〉と飛信隊の戦いのシーンから、いきなり始まった。

大将軍 王騎が倒したはずだった、
〈ホウケン〉は生きていた。
〈武神〉と呼ばれる、並外れた強さの〈ホウケン〉に、信は倒される。いや、主人公が死んだらダメだろ❗と内心思いながら、いきなり驚いた。飛信隊の仲間に助けられ、信はなんとか命びろいする。
幼ななじみの尾頭に、かつがれて山中で信は、言われる。

「お前は、大将軍へ駆け上がっていくんだ。それだけで、いいんだ。」そして、怪我をしていた尾頭は、命つきる。
信「おい❗️尾頭❗冗談じゃねえぞ❗」と号泣する。

信は、また目の前で大切な友人を失う。漂に続いて、2人目だ。
素直で純粋な性格は、どんなに戦って強くなっても、変わらない。
だから、信は皆に愛されるのだと
思った。

この映画は、大将軍 王騎と〈ホウケン〉の一騎討ちが大きな見せ場だった。王騎が勝つか、と思われたが、敵の矢で狙われ、さらに〈ホウケン〉にとどめを刺される。しかし、国と国の戦いでもあったが、秦国は、守られた。

高みの見物で、恐ろしかったのは、敵国の軍師 李牧だ。
この戦いの全てを計画して、
「王騎の死」を演出した。(やり遂げた) 


秦国への、必死の帰りの途上で、
王騎が、馬上で同乗している、信に云う。
「これが、将軍の見る景色です」

秦に生き残った、全員で帰国して、王騎は、最後に信に伝える。
「皆と共に、修羅場をくぐりなさい。信。」そして、自分の大切にしてきた鉾を、信に渡す。

秦軍の皆が、哭いていた。
そして、王騎は馬上で息絶えた。

キングダムの第1作の冒頭で、信が瀕死の漂から王の剣を渡され、
「託したぞ、信❗」の台詞のシーンから、今回の、王騎の遺言(最期の台詞)まで、全てがつながった❗️と感動した。

古代中国を舞台にした、少年漫画が原作の映画で、こんなに感動❗する作品を映画館で鑑賞できて、
本当に良かった❗️❗

エイ政が若き王として、成長して、主人公の信が一人の下僕の少年から、一人の戦士へ、そしてようやく、今回の大将軍 王騎との出会いと別れを経て、本当に
「大将軍」への1歩を踏み出したのだと、強く思った。

信の中で、友であり、家族である漂、そして、伝説となった、
大将軍 王騎は、永遠に生き続けるのだと、思う。


私は、映画「キングダム」を第1作から、今回の第4作まで、全て映画館へ見に行った。
そして、4作品のパンフレットを
買って、隅々まで読んだ。
パンフレットの装丁が毎回豪華な作りで、金色、赤、紫色、今回が黒銀だった。
カラー写真や解説も詳しくて、
映画の内容がよく分かり、とても良かった。

10年くらい前に、NHKで夜中に放送していたアニメ「キングダム」をたまたま見たのが、最初だった。第一回から、ちょうど、今回の〈王騎将軍の死〉までを、
見ていたので、映画の内容が、
よく理解できたのだ、と感じている。(原作を全く知らなかったら、
面白さが分からなかったかも、しれない)

監督の佐藤信介さんは、(信❗の字が名前にある)
「5年かけて、4作目まできて、1つのサーガと呼べるものになったかなと。僕自身は、失敗したら、田舎に帰るしかないぐらいの覚悟でした」との談話だった。
そして「スタッフ、キャスト全員が限界に挑戦したから、ここに(第4作)辿り着けた。」とのこと。
また、別のところで、
「昔のハリウッド映画をたくさん見ました。だから、馬に乗って走るシーンは、映画〈駅馬車〉をイメージしました。」と、お話しされていた。私も、昔のハリウッド映画をよく見たので、納得❗と共感した。

そして、この「キングダム」のプロデューサー 松橋真三(字は違うけど、信と同じ音の真❗が名前にある)さんは、「キングダムは、若者に未来を託す、〈継承〉の物語です」

また、「キングダムは、2000年前を舞台にした話ですが、人生における大事な物語が、全て詰まっていると思います。」とのこと。
「原作と向き合い、しっかりとした作品を作れば、誰が見ても、面白い、エンターテイメントになるはずです」と
コメントされていた。

私が、最初にこのNoteに投稿した文章も、この映画「キングダム」第1作の感想だった。
信役の山崎賢人くんは、映画の中で〈信〉として生きていた。
そこには、古代中国の、やせっぽちだが、素直な少年〈信〉がいた。回を重ねて勇敢な、青年の戦士に成長していった。
そして、どこまでも優しく、そして芯が強い少年〈漂〉と、苛酷な体験をした、賢く強い若き王〈エイ政〉の二役を演じた吉沢 亮さん。漂の優しい目と、時に戦士となる〈エイ政〉の強さにいつも、
私は感動した。

最後に、王騎将軍の大沢たかおさん。王騎役を演じるために、かなりエネルギーを使われたとのこと。カリスマ性と、不敵な感じと、少し不気味さもあった、
王騎。最期は、とても人間らしい面が、第4作で描かれて、
愛する女性〈キョウ〉のために、
戦い息絶えた。
大沢たかおさんが、温かさと寛大さと、強い信念の大将軍 王騎を見事に体現した、と思った。

飛信隊のメンバーも、戦いを重ねて、1つにまとまっていった。
実は私は、個人的に、
最弱の〈伍〉の隊長の〈タクケイ〉と、信の幼ななじみの尾平に、秘かに共感していた。
彼らは、望んで戦場に出た人たちではないから。だれもが、〈信〉のようになれるわけではない。
普通の、生活をしている、市民なのだ。映画を鑑賞している、
観客に一番近い存在?ではないかと思って、見ていた。

今も、現実世界の中で、戦争がある。ただ、「キングダム」の、
本当のテーマは、戦争ではないと、私は想う。
だれもが、何かと闘っているのだ。悩んだり、泣いたり、時には、笑ったりの日々だと思う。
映画「キングダム」は、そんな中で、生きることの勇気と希望を
与えてくれると、強く想った。
できれば、共に進める人たちがいれば、なおさら。

ありがとう❗「キングダム」。

最後に、映画館でラストに流れて
、ひたすら余韻に浸った、
感動❗の曲を。


ただ 過ぎ行く時間に 
気を止める 必要はない
何かを失えば また 何か 手にする

Don't be  afraid to  dive 
何も せずは もっと怖い
These moments remind us why
ここで 生きる 意味を


I don't wanna wait
I don't wanna wait waste a night

I don't wanna wait

No more  wasted  nights
(ONE OK ROCK🎵Wasted night)


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