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初めてのバイオリンマスタークラス🇦🇹
日本からミュンヘンに来てわずか2週間の間に新しい先生に出会い、マスタークラスまで受けることになった。ミュンヘンから車で2時間弱のオースリアのチロル地方Seefeld(ゼーフェルト)に向かった。アルプス山脈の麓にあるその街は美しく冬はスキーリゾートで有名な場所らしい。しかし、その美しさに気づいたのはマスタークラスの最終日を終えてからだった。
マスタークラスは夏休みの間使われていない音楽学校を借りて、そこで練習やレッスンを受ける。
僕のレッスンの時間が来てレッスンホールに入ったが、まだ前の生徒がレッスン中だった。大学生らしき生徒は口を噛み締めて弾いていたので先生がリラックスと言い、鉛筆を口にくわえさせた。先生は興奮気味でテンションが高い。僕の順番が来た。先生はそのテンションのまま、ひたすら弓使いの指導に入った。あっという間に1時間が経った。午前中のレッスンの後は夜8時まで自主練だが、ひたすら弓使いの練習をしなければならない。言われたことのポイントが掴みきれず、お母さんと、ああでもないこうでもない言いながらこんな練習いつまで続くのかと嫌になってとうとう泣いた。
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