台湾の交通機関乗り放題カード T-PASS & MeN Go
今日は、台湾で生活する上で欠かせない交通機関の便利なカードについて紹介する。
台湾政府が国民の交通利用の負担を減らすために、公共交通機関の利用を推進する目的で作られた。
毎月エリアによって決められた金額を支払うことで30日間交通機関が乗り放題になるシステムである。
しかし外国人がこのカードを購入するには居留証が必須になってくるので、無い方は買うことができない。居留証所持者は簡単に発行できるので、ぜひ参考にしてほしい。
⭐︎T-PASS、MeN Goとは
T-PASS
台湾の交通部が管轄している交通カードがT-PASSである。
このカードは台湾全土で展開されており、自分が住んでいる市内のカードを購入することで市内の交通機関が乗り放題になる。市内だけではなく隣接されている都市を行き放題のカードもある。
基北北桃:基隆+台北+新北+桃園のエリア内で使い放題である
()内の数字は価格を表示している。
個人的に調べて気づいたが、台北市内だけのカードがないので、北部に住んでいる人は1200元を払って基北北桃のT-PASSを購入することになる。
もしかしたら北部の学生は学割で利用した方が安くなるのかもしれない…?
MeN Go
高雄市政府の交通局が管轄している交通カードがMeN Goである。
T-PASSができる少し前にMeN Goができたので、私はこのカードを所持している。高雄人はもしかしたらMeN Goを持っている人が多いかもしれない。
この二種類のカードは管轄している機関が違うだけで、機能自体は同じである。高雄市内に居留証がある人はどっちかを選択可能。どっちも同じだけど。
⭐︎何が使い放題になるのか
・捷運(MRT):地下鉄、メトロ
・台灣鐵道:台湾鐵道(指定席の購入が必要な列車を除く)
・公車:バス
・客運:高速バス、中長距離バス
・輕軌(LRT):路面電車、ライトレール
・U-bike:レンタル自転車
・渡輪:船
自分の購入したエリア内にある交通機関が使い放題の対象になる。
⭐︎購入方法
T-PASS
私自身MeN Goを購入した経験しかないので、T-PASSについては公式の掲載しておく。
エリアによって購入方法が異なるようなので、詳しい購入方法については下のサイトから自身のエリアをクリックして、購入の参考にしてほしい。
すでに悠遊卡や一卡通などの交通系ICカードを持っている人はそのカードにT-PASSの機能を入れることが可能である。(高雄T-PASSを除く)
総括として基本的に駅のカウンター(カスタマーセンター)に行けば買うことができるようなので、居留証持ってカウンターに行けばいいかもしれない。
30日の使用期間が切れたらチャージをしなければならない。駅のカウンターでチャージしたいことを伝えればOKである。
MeN Go
元々持っている交通系ICカードにMeN Goの機能を入れることができないので、
別でMeN Goを購入することが必要である。
MeN Goには二種類あり、
実物のカードと、アプリで購入してQRコードで乗車する形式である。
購入前にMeN Goのアプリをダウンロードし、会員登録をした後に購入という手順だが、
日本で買ったスマホではアプリ自体をダウンロードできず、初っ端から詰む。
基本的に高雄人はスマホからMeN Goを購入できるのだが、外国人の私はどうやっても購入できなかったため、
美麗島駅にあるカウンターに行って事情を説明し、カードを発行してもらうことに成功した。
その際にカウンターのお姉さんにアプリでやって!と強く言われる。
Apple Store開いて、ダウンロード不可のエラー画面を見せてなんとかできた。日本人、何事にも強い気持ちで行こう。
QRコードの発行は無料なのだが、カードの発行には100元かかった。
ただ、QRコードを使っている人によると、乗降時に読み込みが遅いことがあるようなので、カードの方が結果的にストレスフリーになるみたいだ。
発行の手続きの際に居留証の写真と証明写真をMeN Go公式LINEに送信した。
そしてすぐカードにチャージしてもらえたので、当日から使用可能である。
30日後にチャージすることになるのだが、アプリを使えない私は、駅のカウンターでチャージしてもらっている。
その際にいつから使う?と使い始めの日を聞かれるので今天、明天〜と答えれば、自分の指定した日から30日使用可能になる。
⭐︎終わり
高雄に住んでいる私にとっては必要不可欠になっている交通系システムを紹介した。
台北などの北部に住んでいる人は月の値段が高いので購入を検証する必要がありそうだが、
私は普段大学院に行く時に行き帰りで100元近くかけて行っているので、このシステムによって交通費の出費が大分抑えることができている。
買い物や遊びに行く時も交通費を気にせず自由に行けるので色々な面で助かっている。
居留証を持っていて、尚且つバイクに乗らない日本人は是非利用することをおすすめする。