推し(をイメージした)香水レビュー：トム・ヒドルストン編
・初めに
手持ち香水のレビューをしている中でたびたび香水のイメージとして海外の俳優さんを挙げているのでバレバレでしょうが、私は映画好きの海外俳優好きです。
先日、MARVELやDC、STAR WARSファンには一大イベントである東京コミコンに参加してきました。
３万円払えば(ゲストによってはもう少し安い)海外俳優様とお写真を撮れたり、サインをもらえたりすることで有名な当イベント、
今年のゲストはSTAR WARSのオビワン・ケノービ役であるユアン・マクレガー、ドラマ版ハンニバルのハンニバル・レクター役やファンタスティックビーストシリーズでジョニーデップ降板後にグリンデルバルドの代役を務めたマッツ・ミケルセン(まさかの今年５月開催大阪コミコンに続いて２回目の来日)等超豪華。そんな中私のお目当ての一人がこのお方、、、
トム・ヒドルストン！！！！！！！！
2018年以来、５年ぶりのご来日、Lokiシーズン２での名演が記憶に新しくこのタイミングでのコミコン参加に狂喜乱舞したファンも多いことでしょう。
顔がいい！足が長い！笑顔がかわいい！声がいい！
ただそこにいるだけで限界オタクを量産していくというのにそれだけでは飽き足らず、インタビューでLoki役のお気に入りのセリフを聞かれるとなんと４つも生台詞を披露してくれる気前の良さ………。
Thor Ragnarok から ソーの「If you were here, I might even give you a hug.」というセリフに対して言った「I'm here.」が聞けて泣いてしまいました私は。
久しぶりのトムヒ、前回いらしたときはひげもじゃだったのですが今年はお顔が良く見える…あぁ…かっこいい…まぶしすぎて目がつぶれてしまいます…。
そんなトムヒ愛用の香水といえばGiorgio Armani –のOud Royal。
漆黒のボトルに金色のキャップ、長くウェーブのかかった黒髪に王冠を被ったLokiそのものと言った佇まいをしています。
ウードやインセンス、スパイスがふんだんに使われた香り。
深みのある香木のシンプルなフレグランスです。
トムヒのような華やかな男性にはこれくらいシンプルな、
しかし確かに高品質なフレグランスが良く似合いますね。
さて、トム・ヒドルストン本人がつけている香水を楽しむのも最高ですが、トム・ヒドルストンをイメージした香水といえばなんだろうかと思いを馳せるのも香水の楽しみ方のひとつだと思います。
Oud Royalはこの機会に試す人が多いと思うので香水と映画俳優好きな私は彼をイメージした香水を紹介していくことにします。
トム・ヒドルストンイメージ香水「MUCH ADO ABOUT THE DUKE」
原題：MUCH ADO ABOUT THE DUKE
ブランド：PENHARIGON’S
調香師：ダフネ・ブジェ
トム・ヒドルストンは何を隠そう英国出身、英国の紳士を体現した香水と言えばやはりPENHARIGON’Sでしょう！
MUCH ADO ABOUT、「お騒がせ」と名付けられたこの香水は行く先々で男女問わず人々の心を奪ってしまう魅力的な男性をイメージして作られた香水です。
ユニークで人懐っこい人物かと思って近づくと、するりと手の届く範囲から抜け出してしまう、そんな不思議な雰囲気を湛えるこの香水はペッパーが効いた刺激的なジンの香りから始まり、
ミドルノートでは徐々にローズが肌のうえで開いてゆきます。
さらには徐々にレザーやシダーウッド、ベチバーが加わり温かみを増して行く。
ウッディノートの温かさとジンの冷たさ、
男性的なレザーと女性らしいローズ、
甘いかと思えばスパイシー…相反する要素が混然一体となり香り立つさまは、クールかと思えば「Hehehe.」と子供のように笑うご本人や、
小憎らしく魔術や裏切りを繰り返しつつもその本心は父母や兄への愛にあふれたLokiにも通じるものがあります。
トムヒ好きの諸兄には是非このMUCH ADO ABOUT THE DUKEを試してみていただきたい。
DUKEは様々な要素を併せ持つため季節問わず纏えるフレグランスとなっています。
各季節でどの要素が強調されるのかを楽しむのもとても好いでしょう。
また３回目で紹介した同じくPENHARIGON'SのJUNIPER SLINGが１杯目に飲むカクテルのようなフレグランスであったのに対し、MUCH ADO ABOUT THE DUKEは２杯目、３杯目のような、酩酊へと突き進む甘やかな誘惑をたたえています。
トム・ヒドルストンの魅力にハマり沼に落ちてゆくように、このフレグランスで英国紳士が作り上げる絢爛な夜会に身を任せてみるのはいかがでしょうか。
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