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NBA歴代の最強ハンドラー,ドリブラー

今回はNBA史上最高のドリブラー、ハンドラーを独断と偏見で(順不同)で紹介したいと思う。飛びぬけたスコアラー、ダンカー、ロングレンジシューターもこの技術や独特のリズム感、ボディーコーディネーション、そしてシグニチャームーブがとびぬけてこそそれを遂行できるポジションにたてるのだ。
皆さんの好みと相違はあるかもしれないが見比べて欲しい。

ジェームズ・ハーデン

現代NBAのトップクラスのボールハンドラーと聞いてジェームズ・ハーデンを外すことができない。手にボールが吸い付いたかのようにドリブルを繰り返し、そこからステップバックスリーか、ドライブするという2択しかないのに誰もハーデンを止めれないのは、ディフェンダーを常に推測させる彼の読みの能力とリズム感からできる技であろう。また、彼の特徴はドリブルの回数の多さと姿勢の低さ、切り返しの上手さであると思う。ロケッツ時代は彼がオフェンスにいくら時間をかけてよかったこともあり、ドリブルを何回もしながらディフェンダーがリーチした瞬間を狙って低い姿勢から一気に切り返してペイントまで向かっていくことができた。逆にそこでディフェンダーがドライブを警戒してきたらステップバッグでシュート打つ。シンプルなようで止められない彼のスタイルに賛否両論あるが、その技術に疑問の余地はない。

カイリー・アービング

ポールやアイザイアの確実なハンドル、アイバーソンやハーダウェイのクロスオーバー、クロフォードやウィリアムズの派手さが全て組み合わさったのがカイリー・アービングであり、彼のレベルは歴代での中でも頭1つ抜けていると思っている。(リーグ入団当初はよくカリーと一緒にベストハンドラーの一人と言われていたが、カリーとカイリーでは雲泥の差がある) 彼のハンドリングと、空中でのものすごい角度からのレイアップの正確さは群を抜いており、バスケをやる為に生まれてきたボディーコーディネーションだなとつくづく感じる。これまで挙げてきたような左右のクロスオーバー、ビハインドバック、レッグスルーだけでなく、スピン、インアウトドリブルなど技術の多彩さがとにかく光る。

アレン・アイバーソン

ストリートボールの最高峰かつ、NBAのアイコンとして、2000年代以降のNBAファンにとっては、クロスオーバーと言えばアレン・アイバーソンを思い浮かべるのではないか。平均的な日本人と大して変わらない体格で得点王、MVPまでに上り詰めた彼を支えたのは誰も恐れないメンタルとハンドリング技術である。特にヘジテーションドリブルから右→左、左→右のクロスオーバーで相手を一気に抜き去りドライブする、そこからレッグスルーでステップバックしてのジャンプショットが彼のシグニチャームーブであった。彼のこのクロスオーバーはNBAに大きな影響を与え、その後多くの選手が取り入れるようになった。昔のNBA選手からはクロスオーバーの前でボールを1秒近く保持するのでキャリーじゃないか批判もされたが、ディフェンスをフリーズさせるという意味でこのちょっとのキャリーは非常に効果的だった。彼を一躍スターにしたのが、ルーキー時代にジョーダン相手に1 on 1を仕掛け、クロスオーバーからジャンパーを入れた瞬間だが、この時も高いボールの位置からのクロスオーバーを有効活用している。

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