自己紹介という名の自己分析

  成人済み。大学生。人と関わるのが苦手で、猫を被るのが得意。それが私という人間である。本当に人と関わるのが不得意すぎて、今でも仲の良いリア友は4人しか居ない。しかもその内訳もまぁまぁ不味い。まず友人その①。小〜高まで一緒で実家も近い。去年一緒に旅行に行ったし今年も行く予定。駐車場に落とした芋けんぴを共に食べた仲。そして友人②。小・中同じで大学も同じ地方。今も月1くらいで遊ぶ。アニメの趣味が被ってる。次に友人③。大学で出会った友達。結構趣味が被ってる。水星の魔女を勧めたら、ガンダム全体にハマってガンプラを作り始めたオタク。友人④。この子も大学から仲良くなった友達。オタク。去年は週1で一緒にお昼食べてた。

  お分かりいただけただろうか。そもそも母数が少ないのにも関わらず、その半数が昔からの仲である。古い繋がりに縋りすぎている。それが私である。

  なぜこんなにも陰キャになってしまったのか。おぼろげな記憶だが、幼稚園の頃は良く言えば明るく、悪く言えば調子に乗っていた気がする。
  その原因は、恐らくコンプレックスだろう。小学生の頃、自分の見た目がとてつもなくコンプレックスだった。身長の低さから足の短さ、太さ、顔の大きさ、脂肪の多さ。今でも体型はそこまで変わっていないと思うが、当時はそれが嫌でたまらなかった。そのこと自体を好ましく思わないという点は変わっていないのだが、何よりそれに対して周りからいろいろと言われるのが嫌だった。
  そう、周りからの目線が苦手なのだ。仲の良い人からのものは普通だけれど、知らない人やそこまで仲の良くない人からの目線が嫌だ。私はあなたの事を見ないし干渉しないから、そちらもそうしてくれというスタンスなのだ。関わらなくても良いのなら、極力そうしたい。元々人見知りだし、尚且つそういうコンプレックスも相まって、人の目線を避ける見た目や言動になったのだと思う。学校では(仲良しの子以外に対して)大人しめのキャラを演じ、背の低さもあってか、中学では可愛がられがちで助かった。見た目に関しても、自分が可愛すぎるものを身に付けるのが怖くなった。例えばピンク、フリル、パフスリーブ。自分に自信が無くて、そういう類のものを身につけていると羞恥心が湧いた。今はだいぶ克服出来ていると思うが、ピンクの服はどうしても避けがちだ。コスメならそんなことはない。

  いつからか、割とポジティブな考え方が出来るようになって、大好きな人にはとびきりの愛を注ごうと思えるようになってからは言葉に気をつけてたくさん褒めるようになった。かつての自分が欲しかった言葉を他人に紡ぐことで満たされているだけかもしれない。でも、やっぱり自分を愛せなければ他人を愛することなんてできないなと思った。

  必要性が無くて今まであんまり語ってこなかったけれど、これが今の私が形成されるまでのざっとした経緯です。つまり、私は砂糖・スパイス・素敵なもの・ケミカルXで出来ていると言っても過言ではない。

  それではまた。


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