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自分の考えが180度変わった出来事(不妊治療)

🔳不妊治療

1年前くらいに妊活を始めました。
始めはすぐに子供を授かるだろうと思っていましたが、なっかなか妊娠しない。
「みんな一体どうやって妊娠したんですか?」と、真剣に聞いて回りたいくらいの気持ちでした。

妊活を始める前までは「体が妊娠を求めていないのに、治療で妊娠しようとするのは体に大きな負担がかかる」と思っていたので、「不妊治療はしないぞ」と思っていました。
それに、子供を必ず授かりたい!という強い意思があった訳ではなく、「授からなければ、それはそれでそういう運命だ」と割り切っていました。

今もその思いに変わりはありませんが、「なぜ自分が妊娠しないのか」という疑問が分からないままなのはとても気持ち悪く、何かの病気も潜んでいる危険性もありましたので、私と夫の体の状態を見てもらいにクリニックに通い始めました。

すると、私の子宮にポリープが2つ(しかも大きめ)あることと、卵管が狭いということがわかりました。
ポリープがあると着床しにくく、卵管が狭いと排卵しても受精しにくいという要因があるということでした。
衝撃でした。

「これは調べてもらわないと分からなかった・・・」

子宮の手術をし、卵管造営検査を行い、子宮の問題はなんとか改善されました。
夫も特に問題はなかったので、タイミング法と通水を繰り返しながらしばらく様子を見ていました。

が、なかなか妊娠しない。

タイミングが合っていないのか、やっぱり体のどこかに異常があるのか。

タイミングが合っていないだけなのならば、タイミングを合わせたらいいだけのことではないか。
私と夫も合コンで出会ったし、そういうセッティングされた場があれば結ばれるということもあるのではないか(無茶苦茶な例え)。

そこで医師と夫に相談し、人工授精に切り替えることにしました。
「痛くて気絶するわ!!」とキレ散らかすくらいの痛みを想像していましたが、案外すんなりと終わって拍子抜けするくらいでした。

不妊治療に対する考え方が変わった自分にも驚きですが、一番驚いたのは夫が協力的だということが分かったことです。
不妊治療は女性1人だけが頑張るものではなく、必ずパートナーの協力がいります。
仕事の調整をつけてもらわなければならないし、費用面の相談も必要だし、お互いを支え合う精神的な協力も必要です。

「不妊治療」という名前だと堅苦しくて、少し体に悪いことをしているのではないかと思っていましたが、不妊治療は自分の体を知れ、夫の新たな一面を見ることができる、いいきっかけとなりました。

この感じでお互いに協力し合えれば、いざ子供を授かることができたとしても、手と手を取り合っていけるのではないか、と容易い考えですがそう思いました。

不妊治療をきっかけに自分の考えが大きく変わりました。

苦手意識があったり、偏見でものを見てしまっていたりしても、それらに触れてみると案外自分自身を成長させてくれるものかもしれませんね。

はたまた壮大な話になってしまいましたが、自分に大きく訪れた変化でした。
人生、何でも挑戦あるのみ。
結果はどうであれ。

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