自分が気づくことの重要性 「傾聴」
誰しも相談を受ける機会があると思います。友人や子どもから悩みを打ち明けられryことはあると思います。そうした時に、自分が持つ知識や経験をもとにアドバイス (助言) を送ってはいないでしょうか?
その人にとって有益な情報を提供する。これは一見するととても理にかなっているように思われます。時にはそれが役立ち、その人の人生を大きく変えるかもしれません。
しかし、アドバイスを送ることは本当に適切なのでしょうか?
私は、問題に直面した人に必要なことは
適切なアドバイス送ることではなく、
その問題を自分で解決していく力を身につけることであると考えます。
なぜなら、自分の人生は自分の力で切り開いていく必要があるからです。
人が悩んでいる時、概して人は相談をします。
そして答えを他人に求めます。
しかし、思うに、そうして人に相談をする人のほとんどは
実は既に答えを持っていることがほとんどなように思います。
そのため、大切なことはアドバイスをすることではなく、
その人が潜在的に持っている案を実行させるよう働きかけることであると
考えます。
また、それは自分の力で人生を切り開いていくことに通じてくると考えます。
自分が潜在的に持つ解決案に自分で気づかせてあげる。
そのためには何が必要になるか。
それが「傾聴」であると考えます。
こちらからアドバイスをすることは (基本的に) なく、
ただ全てを受け入れる気持ちを持って、相手が話す内容を聞く。
この姿勢が必要であると考えます。
とにかく相談する人が、今・ここで感じていることを自由に話し、
潜在的に持つ解決策に話が到達するまで聞き続ける。
そして、解決策に到達したときにその背中を押してあげる。
これがとても大切ではないかと考えます。
聞いている側からすると、
相談している人が話す解決策はとてもバカげているかもしれません。
稚拙にみえるかもしれません。もっといい案を自分は持っているかもしれません。
ただそれでもアドバイスをする必要はないと思います。
なぜなら、どんなにバカげていても、自分が出した案よりも価値のある
案はないからです。
繰り返しになりますが、
人生は自分の力で切り開いていかなければなりません。
そのため、自分の力で進んでいけるような力を身につける必要があります。
傾聴によって自分から気づいた案をもって、
進んでいくよう見守ることが、相談を受けたときに大切な姿勢になるように
思います。
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