指導者による知識の伝え方
現在学校で教えられている内容は特段覚える必要性がなくなってくるように思う。
なぜならこれらの知識はネットで検索すれば一発で出てくるからである。
また、Chat GPT等AIの進歩により、現代は検索すること自体もかなり容易になり、
もはや各専門家が自分のすぐそばにいるようなもので、暗記というものはほとんど必要なくなるであろう。
そうなるとこれまでの教師もことさら必要がないということになる。なぜなら暗記しなければいけないものをただ教えていただけだからである。今まで通り教えていればそれはもうネット、AIで十分ではないかと言われて終わりかねない。
では、今後教師はどのようになるべきであろうか。
今までは知識量が優れていたという点で教師の立場は保たれていたが、
今後は、教師はどのように教えるかという点を磨かなければいけないように思う。
言い換えればひとつひとつの知識をある意味どれだけ面白く伝えられるかが勝負をにぎる。個人の魅力を前面に出した指導が求められるようになると感じる。
この人から話を聞きたいと思わせられるかが重要であるように感じる。
それは例えていえば落語に似ているように思う。もはや落語の内容についていえばネット等で簡単に知ることができますし、Youtubeにはわかりやすい解説動画が上がっている。
ただそれでも落語が人気であるのはその話を、面白い落語家さんから聞きたいと思うからではないだろうか。あの噺家さんが話すと面白いから聞きたい。それが落語の世界であると思う。
今後はこの現象が教育業界にも表れてくるように感じる。知識はもはや教師の持ちネタとなり、それをどれだけ面白く、教師の個性も交えて説明することができるか。そうした能力が求められるように感じる。
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