Sigfoxについて調べてみた!
ご覧頂きありがとうございます!
本記事については自身の情報をインプットの為にまとめている記事になります。情報の漏れ/誤りがある可能性がある為、別途ご確認頂ければと思います(^^)
IoTを用いたソリューションには多くのテクノロジーが使われていますが、
今回はその中でもグローバルに利用が可能な通信技術「Sigfox」について調べてみました。近しい通信技術にLoRaWANやELTRESがありますが、そちらはまた別の記事でまとめる予定です。
上記URLを参考にして記事を書いてみました。
SigfoxはLPWAの1つの通信技術になります。LPWAとは省電力かつ長距離での無線通信が可能」という特長をもった通信技術の総称になります。Low Power Wide Area-networkの略でLPWAですね。
SigfoxはフランスのUnaBiz SAS社が提供をしており、各国にオペレーターを配置している事で世界70ヶ国で利用が可能なネットワーク技術となります。
・Sigfoxの特徴
1回の送信で最大12バイトのデータを送信する。1送信あたり周波数を変えてリピテーションを3回行う。
受信可能な基地局全てで受信を行い、Sigfox管理クラウド上にデータを格納する。1、2の仕様によりエンド端末のデータ受信漏れを最小限に抑える事が可能。
超狭帯域(ウルトラナローバンド)通信により影響を受けるノイズを最小限に抑える事ができる。
低価格及び低消費電力での利用が可能。電力は電池1つあたりで10年のデバイス稼働が可能。電池交換などのデバイス保守業務の短縮に貢献。
日本国内人口カバー率は95%、グローバル70ヶ国での利用も可能。基地局のレンタルサービスも行なっている。
特徴を並べてみましたが、、、送信のみで且つデータ量が少ない場合にコストパフォーマンスが高いという感じでしょうか。グローバルで利用ができるというのも強みのようです。
・事例を深掘りしてみた
通信規格だけみてもなんとも言えないので、京セラさんのサイトに掲載されている事例を何点か調査してみました。
自転車盗難防止のソリューションになります。特にロードバイクは100万円以上する車体もありますので、狙っている人も多いと聞きます。仕組みはシンプルで自転車本体に専用デバイスを装着し、専用アプリでロックモードに設定した状態で、振動を検知した場合はアプリ上にアラームがなるという仕組みです。さらに、盗まれた場合でもGPSを利用して追跡が可能とのこと。専用デバイスから通知データがSigfoxクラウド上に送信され、そのデータを持ち主のアプリに送る(アラーム)という流れになります。
こういった保険的なサービスは低価格であるのが必要なのと、人工カバー利率が高い事が理由でSigfoxが採用されたとのこと。
次は大阪の住宅供給公社さんの例ですが、こちらの例も身近な課題をIoTで解決されている事例で面白いなと思い読んでみました。
高齢者の方が誰にも気づかれずに亡くなって1週間後に発見された。そんなニュースをよく見ます。そういった悲しい事件を減らす為に高齢者の方を見守るサービスは世の中たくさんありますが、保険的な意味合いが強い為なるべくコストを抑えて導入したいというニーズは多いです。
そこで、株式会社Rootsさんが実証実験を行なっているのが、冷蔵庫のドアや部屋のドアなど生活動線上に小型デバイスを設置し、そのドアなどの開閉を感知して親族・保護者にメールで通知を行うサービスである。
高齢者の方も日々カメラで生活状況を監視されたくないでしょうし、見守る側も必要な情報だけを受け取りたいと思うはずです。一定時間通知がない場合に高齢者に何か異常があったと判断し見守る側にアラームが鳴る仕組みです。
生活導線の1部にデバイスを設置するだけなので、設置の手間もなし監視されているという印象も持たれにくいとの事。今後本格サービス化が楽しみなソリューションです。
防犯カメラ機器の異常検知にSigfoxネットワークを利用した事例になります。葛飾区に設置されている防犯カメラ103台は町の安全を日々監視する為にダウンタイムがあってはいけません。そこでSigfoxネットワークを利用してカメラに異常や不具合、機器に対する操作が発生するとデバイスから管理者に対してアラートを発信し、修理担当がすぐに対象デバイスの状況を確認しているとの事。また、カメラの状態監視も行っているとの事。これはおそらくですが、デバイス側から定期的にメッセージを管理者側に発信するようにしておく事で、稼働しているかを判断していると思われます。Sigfoxでは1日あたり140回のメッセージの発信ができる事と、3回のリピテーションによる安定した送信が可能な点がそのまま防犯カメラの安定稼働の信頼性につながっているのでしょう!カメラ映像は別のネットワーク回線を利用して別クラウドに格納されているはずなのでA回線+Sigfoxを利用した面白い事例ですね!
・最後に
今回は京セラコミュニケーションシステム社のサイト情報を元に記事を書いてみましたが、まだまだSigfoxのメリットは理解が浅いです。他の通信規格も同じようにまとめた上でそれぞれの比較をしてみてメリットデメリットを見てみようと思います。
今回もご覧いただきありがとうございました。自身の知識向上を目的にnoteを書いています。記事の内容はツッコミどころがたくさんあるかと思いますが、温かい目で見て頂けると幸いです。
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