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2024年度も無事稲刈りが終わりました〜農業エトセトラ〜

今年は初めてササニシキの栽培を行いました。
ササニシキの栽培農家は、1993年の大冷害で大きな被害を受けました。
当時、稲作をしていた祖父はそれ以来ササニシキの栽培を止めました。
ササニシキに代わる品種を栽培し続けて、いまに至ります。

祖父から代替わりして米づくり始めたわたしも、大冷害の記憶とササニシキの栽培の難しさを周囲から聞いてきたので、今までササニシキの栽培をしたことはありませんでした。
でも、わたしは「お米を食べるならササニシキが食べたい」、と思うほどササニシキが好きです。
米農家として米作りをするなら、自分が食べたい米を作りたいではないですか。
今までは作りやすいお米を【米作りの練習】として栽培してきました。
練習は、去年で終わりです。
ドキドキとハラハラの6ヶ月でしたが、何とか収穫までこぎつくことができました。

8月、9月と全国的に今年も大雨の災害がありました。
同時期に、米不足がテレビや新聞のニュースで騒がれました。
米不足と米の単価について思うところはたくさんあります。
それはまた別の記事で書くことにします。
大雨に焦点を当てれば、他人事ではありません。
自然相手の農業は、「収穫できて当たり前」ということなんてないのです。
先人たちは、五穀豊穣の神頼みをしてきました。
今、わたしも熱心に五穀豊穣の神頼みをします。
だって、人間の行えることを尽くした後には、祈ることくらいしかできることはないのですから。
それでも自然は、容赦なく雨や風、地震などの災害をもたらします。
災害を避けることはできません。

だから、収穫まで漕ぎ着けた時、泣きたいような気持ちになります。
収穫までこぎつけたことへの感謝と、心からの安堵の気持ちになるのです。
わたしの育てたササニシキが、美味しく食べてもらえますように。
また明日から、来年の戦略を考えながら次期作の準備に入ります。

農業の記事は2023年12月の投稿以来でした。
しばらく南インドの旅行記を書いてきましたが、2024年の農家をしながら考えたことなど、また新たに書き綴っていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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