弱小サークルだけど印刷代くらいは取り戻したい 値段の付け方

今のカプで小説(腐)を書き続けて二年目です。私は諸事情で在庫を持てず、自家通販もできず、リアイベにも参加できないという環境におります。そのため頒布はとらのあなさんのみで通販委託しています。大して部数は出ないし、とらのあなさんに取られる手数料もばかにならないのですが、それでも印刷代くらいは返ってくるようになんとかやっています。
値段つけについてようやく迷わなくなったので、私なりのやり方をここにまとめます。

私ができるだけ大事にしていることは、買ってくださる方々の負担になるべくならないように、ということです。あと、私のお財布が傷まないこと。つまり、少部数しか刷らない私が無理しない範囲でできるだけ単価を安くしたい、これにつきます。長く楽しく続けたいですからね。

同人誌を買う人は、いちいち細かい値段を気にしていない方が多いです。ほぼ同じ内容で400円の本は買うけど500円なら買わない!とかはなさそう。
でもこの内容でこの値段か、って後からがっかりされるのはいやです。作り手である私の方にも、表紙やサイズ等にお金を掛けたいほどのこだわりもないので(そこらへん悩む時間があったら中身の校正していたい)ので、いつもA5二段のシンプルなやつです。
本の値段を決めるにあたって、界隈での相場に寄せるっていうのが前提ではありますが、私の見た感じではうちの界隈はけっこう幅広かったです。A5二段自体が少なく、文庫や新書が流行っており、見た目に凝っている本もあるのでページ数に比べてお高い方も多かったです。部数が多そうな方は、こだわってらっしゃるのに安かったりして、私が同じようにすると結構痛い出費になりそうです。周りがあまり参考にならなかったので、私はよく言われているページ数✖️10円という無難なやり方で決めています。端数のある価格でやっている人はいなかったので、私もキリのいいところで切り上げた価格に設定しています。(46ページだったら500円とか)

あとがきはつけていません。カプの話が読みたくて買っていただいたわけで、私個人の話が読みたいわけではないと思うので。その分のページ数も少しですが削れるのが魅力的です。(あとがき短い、もしくは無い作家の本が個人的に好きっていう理由もあります)

最後に、本の値段ではないですが、通販ならではの送料の話に触れておきます。私はBOOTHととらのあなで迷ったのですが、買う側の負担を考えたらとらのあなが断然楽だと思っています。自家通販ができない私がBOOTHを使うと、一冊700円ほど購入者に払ってもらわなければならなくなり、本より高くなります。とらのあなはまとめて配送もできるし、BOOTHよりは安いです。

というわけで、通販のみで少部数でも、大赤字にはならずに楽しく頒布できているという話でした。



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