甲状腺乳頭癌発覚から入院前まで
これまで甲状腺に関連するような自覚症状は一切なく、別件で実施した血液検査でたまたま発覚することになりました。
もともと日本医科大学付属病院の皮膚科に通っており、乳頭癌の手術も同病院で受けました。
以下、時系列で発覚までの経緯を記載します。
2024年9月7日
血液検査の結果、甲状腺ホルモン値が高いと指摘を受ける
そのまま内分泌代謝内科の紹介を受け、受診の予約を行う
ここで、2年ほど前に受けた人間ドックでも甲状腺ホルモン値が高く再検査の指示が出ていたことを思い出しました。
(当時は忙しいことを言い訳に再検査しませんでした)
2024年9月24日
内分泌代謝内科の初受診
問診を行い、超音波検査の予約を行う
2024年10月1日
超音波検査実施
甲状腺に固いしこりがあると指摘を受け、細胞診をすることとなる
細胞診をするにあたり、合併症の説明を受け、その場で同意書を書いたのですが検査の内容や意図をその場でいまいち把握できず、、、
(本来、同意書にサインする前にちゃんと確認すべき)
病院を出た後、細胞診について調べてみました。
このとき甲状腺癌の可能性があるとわかり、簡単に甲状腺癌の概要を調べましたが、まあ確率は低いだろうと全く深刻には考えてはおりませんでした。
2024年10月16日
細胞診の実施
細胞診を実施した方のブログ等を見たところ、痛みが強いと言っている方も見受けられましたが、個人的には採血の注射と変わらない程度に感じました。
全然怖くないし、全然痛くないです!
2024年11月12日
超音波検査と細胞診の結果、橋本病と甲状腺乳頭癌が発覚
乳頭癌については手術でとることになるので、内分泌外科の予約を行う
先生からはさらっと告げられたので、いわゆるイメージしていたような癌宣告って感じではありませんでした。
乳頭癌が進行が遅く、予後がいいからなのかな?
個人的にも乳頭癌についてある程度調べていたので、ショックを受けることもなく、すんなり受け入れられました。
全く知らなかったら癌という響きは恐ろしかっただろうな、、
そして乳頭癌よりも橋本病という診断に驚きました。
甲状腺ホルモン値が高いと指摘を受けていたので、バセドウ病だろうと思っていた、、
なんとなく橋本病は年配の人がかかるイメージもあったし、、
30歳なのに、、、と、こちらに関しては少し落ち込みました。
2024年11月13日
内分泌外科にて、病状や手術の説明を受ける
さらに手術日が決定!
さっそく手術日が決まってびっくり。
でも2ヶ月以上先の日程なので、それまでは癌がある状態で暮らすのかあと。
やはり身体の中に異常があるのは気持ちが悪いので、早くとってしまいたい、という気持ちが強くありました。
また15歳の頃に大きな外科手術をしていたので、あまり手術自体への恐怖や不安はありませんでした。
側弯症の手術に比べたら手術時間も入院期間も短いし、自己血もないし、強い痛みもなさそうだし、生活の制限もないなら余裕だろうなと。
この2日間で癌が発覚し、手術日が決定したのですが、不思議と精神的に落ち着いており、入院中は勉強もストップして、ゆっくり好きなことして過ごしちゃお〜〜!と、辛いどころがわくわくするイベントのように捉えていました。
しかし翌日以降、いつも通り自宅でひとり勉強を始めようとするとひどく気分が落ち込み、無気力感に溢れてしまった、、
2週間程度落ち込みまくりましたが、その後は元気を取り戻し、手術前日のいまもいつも通りの精神状態でいられました!
2024年12月16日
術前検査として、X線や心電図、CTを実施
入院の説明を受ける
リンパ節に腫れがあり、もしかしたら転移しているかもとのこと。
リンパ節の転移も甲状腺癌あるあるのようだったので、特段気分が落ち込むことなどはありませんでした。
ただ入院の説明を受ける際に、若年層の癌に関するリーフレットをもらったり、癌支援センタの方から話を聞いたりしたら、癌罹患者であることを改めて認識しました。
(癌支援センタの人が優しくてちょっと泣きそうにはなった)
ここまでで、入院前の通院は終了。
結構通院が多かった、かつ、病院と自宅が離れていたので無職でよかったなと改めて感じていました。
ほんと癌になってから無職であることに感謝することが多い。
このタイミングで病気が見つかったのは幸いだったなあと思います。