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定年退職おやじの中小企業診断士への挑戦_6年の記録 【序章】
こんにちは。
初めてのnoteへの挑戦です。
一体、こんな無名のおっさんのnoteを読んでくれる稀有な方はいるのか・・・?と素朴に疑問に思いつつ、7年目に突入してしまった中小企業診断士の資格取得にむけた想いや現実を書き綴ります。
よろしければお付き合いください。
何をしたくて
でも資格取得とnoteを始める関係は・・・。
それは、
"今までを打破し何か新しいことを始めることで自分を叱咤激励、刺激を与えて、今年こそ、そして最後の挑戦で目標を達成させたい!"
というなんとも他の人からは訳がわからんだろう理屈だと思いますが、気持ちや現実をnoteに書き示すことで、なんとか最後まで目標をやり遂げたいと思いでnoteをスタートさせる次第です。
目標は・・・
・・・ズバリ、目指し始めて7年目に突入の・・・、
「中小企業診断士」になること(二次試験に合格し開業すること。1次試験は合格済)!です。
ことのはじまり
これらいろいろと書き進めていく上では、原点となった出来事を吐き出すのは不可欠だと思い少し長いですがお付き合いください。
思い起こせば53歳、定年まであと約7年。自分でいうのもなんですが会社(大手メーカーの直系関連会社で70名ほどの小さな会社)では一目置かれるレベルまでマネージャーとして仕事をしていたときのことです。年齢が5歳前後離れた各部長をみながら、「自分のサラリーマンの上りは部長なんだろうな」「社会人になった時に部長になりたいとも、なれるとも思ってなかったけどそんな年齢になっちゃたんだな。でも一生懸命やってきた甲斐はあるんだよな。だいたいそうじゃなきゃ給料も上がらないし」なんて、野心や出世欲があるというより、給料や仕事の重要度からの自然の流れとして、そろそろ自分がその立場になることを会社から告げられるんだろうなと自然と思いながら日々を過ごしていました。
ところがその年、信頼していた上司及びその他部長がリストラで会社を去り、自分より5~6歳若いマネージャー歴の短い(かつて部下で自分がマネージャーに引き上げた・・・)連中が部長となる人事を告げられたのでした。
なぜそうなったかは非常にわかりやすく、会社のtopが自身の保身のためになにも考えず年齢を基準としたリストラを断行し、今までの貢献、仕事の能力を度外視し親会社から指示された年齢以下のマネジャー数人を部長として総入れ替えするという人事を行ったのでした。
悶々とした日々
これには少し前の話があります。リストラ展開の個別面談時には「私は実務上の貢献度は高く、業務運営から外すことはできない」との説明を受け、
”他におひきとりいただきたい人はいるけれど、〇〇さん(私の名前)は残ってほしい。今後も頑張ってやっていってほしい”と告げられていたのでした。自分でいうのもなんだけど、そりゃそうでしょと思いながら、今退職すると有利になる各種条件をけって私はそのまま働きつづけること会社側に伝えていたのでした。
そして、実際にリストラ展開で退職を決めた人が判明していく中、次年度の人事が発表されました。部門長だった複数部長はリストラ勧告を受け入れ退職、私はというと・・・マネジャーのまま(いわゆる課長)。そして、私より5~6歳下のマネージャー複数人が部門長へ。え?ほんと?あまりにも能力、適性がない(と私が評価する)連中がそろいもそろって部長?・・・おいおい、ずっと私に期待するみたいなことを言っておいてマネージャのままってどういうこと・・・自分は・・・ああもうこのまま定年までにいくんだ・・・プライドがズタズタ・・・しばらく全く何もやる気になれませんでした。くやしい、やるせない、確かに愛想のいい方ではないけれど人付き合いだってフツーにできてまじめに一生懸命やって認められている言葉をもらってきたことは何だったんだ・・・とにかく腹が立つ。自分の年齢がたまたまはずれで運がなかった・・・それで済まされる?。それともそんなに俺はだめなのか・・・いやそんなことは絶対ない・・・はずだけど・・・。自分自身と自問自答したり、会社(特に自分の保身に走った会社top)を恨んだりと腐った気持ちで悶々としつつ、入れ替わった新部長達の軽薄な振る舞いをみてよりやるせない気持ちを持ちながら、日々会社生活を送っていたのでした。
半年かかって
それから半年ほど経った時でしょうか。またいつものように「ああこのまま定年か」と考えていた時、急になぜだかわからないのですが「まだ何かやれば間に合うんじゃないか」という考えが浮かんできたんです。
もし部長となっていてもどちらにしろあと約5年で定年。その後自分は何ができる、どうなっているんだろうって。もちろんそれまでも定年後のことは考えたこともありましたが、仕事を一生懸命やることで真剣に深く考えることから逃げていました。仕事はもちろんまじめに一生懸命続けてましたが、それまで以上の責任、給料、権限が大きくなることはありませんでした。その状況はもうどうにも変わらないわけで、その中で淡々と日々を過ごしていることがすごく無駄に思えてきたのです。
部長になれなかったことに腹をたてて悶々と過ごす時間があったら、会社から必ず離れる定年以降には満足できる働き方、生き方の準備をすることこそが今使わなくてはいけない時間ではないか。納得できる仕事、生活、立場を得たければ会社をあてにせず自分で手に入れに行かなきゃダメだと。きっと、部長となっていたらそれなりに仕事、立場に満足した生活を送っていたと思うけど、それ以外の世界は目に入ってこなかったし、時間を使うことを考えなかったし、実際忙しくて仕事以外に時間が使えない。これはチャンスだと。
なんだか、部長にならなかったことで今後の人生を考えるきっかけ、時間をもらえたと思えるようになったわけです。まあ、それによって、自分のプライドを守ろうとしたとは思いますが・・・。
資格をどう思っていたか
何かの雑誌で、
「定年に向かって50歳を過ぎてから資格を取得しようなんて思わないほうがいい。だれでも取れる資格は意味がないし、難しい資格はそもそも受かる確率が低く落ちた際には人生の貴重な時間が無駄になる。また、受かったとて資格だけで簡単に収入が得られるというものはない。かっこつけて勉強をする時間があるのならばこの先の長い人生に向けて趣味を見つけ人脈を広げる努力をすべきだ。」
なんて記事を読んだこともあったし、資格には全く関心のない人でした。もちろんそこは生来の机に向かっての勉強嫌いからの逃げでもあり、自分とは関係のない世界と思い込んでいました。もちろん、世の中にどんな資格があってその特徴、難易度 等は知る由もない感じでした。
中小企業診断士に向かって
「まだ何かやれば間に合うんじゃないか」と思って以来、いろいろ考えました。自分は何が好きなんだろう、何ができるんだろう、何だったら一生懸命になれるんだろう、何だったらいままでことが活かせるんだろう、ところで定年後の生活のお金はどうできるんだろう・・・本屋、ブログ、YouTube 等を見あさって出した結論が、資格の取得でした。
”国家資格(士業)を定年までに取得して定年後は開業して個人事業主として一定の収入を得ながら健康でいられる間は働く!”
遊びとしてやりたいことや、趣味を突き詰めることが思い浮かぶより、自分の核となる生活が歳相応に”仕事”で充実していることこそが自分が最大に満足できる絵姿だったのです。
(もちろん、旅行に行ったり、音楽、おいしい食事やお酒を飲むことも大好きなのですが、生活の中心とはなりえません。遊びべたでなんだか融通の利かない、昭和の働きばち日本人的でいやな感じではあります・・・)
さて、では「国家資格」は何を・・・以下の切り口で狙いを絞りました。
難易度、取得までの期間は
→働きながら勉強をして、何とか受かるレベルでないと。定年までには取得できるレベルで今までやってきたこととの親和性は
→私は会社で物販営業(大手~中小企業直販、販売店への卸売)、ソリューション営業サポート、マーケティング企画、WEBシステム企画/運用とやってきたことが活かせるのを取得にかかるお金は
→さすがに、百万+と費用がかかるのはNG。数十万レベルであれば投資だと考えられし問題なし取得後の独立できるか/生活が成り立つか
→定年後の開業が目標なので必要以上の売り上げ/儲けが上がる必要はない。とはいっても、努力次第ちょっと頑張れば400~500万/年くらいの稼ぎが得られる資格を
これから時間をかけていくこと、そして、かけた時間を無駄にしない、後悔しないためにも熟考を重ねて目指すことにしたのが、今まで仕事の経験が活かせ、世のために働けることが決め手となって
中小企業診断士
を目指すこととしました。
なお、中小企業診断士を目指すことにした裏の理由があります。
それは、中小企業診断士は他の士業より横のつながりがあるというところです。自分は正直、人見知りです。(この齢でいうのもなんですが・・・)
趣味でのつながりを求めていくより、仕事を通じて人とのつながりを努力する方が自分にはできそうな気がするのです。あまりいい発想ではないかもしれませんし、そんなに甘いものではないのは重々承知で得た資格をバックボーンにしながら社会につながっていきたいと考えたわけです。
いよいよ中小企業診断士を目指して行動を開始しますがそこからの話は次回以降に。
順次、直近の気持ちや状況までを書き上げていきたいと思います。
長々とお読み下さってありがとうございました。
中小企業診断士を目指す皆様。年齢性別は問いません。一緒につながっていきませんか。