第27回日本自費出版文化賞特別賞受賞作品 エッセー部門『スイングバイ』
9月6日(金)
私の初めて書いた本『スイングバイ』が、
第27回日本自費出版文化賞 特別賞作品 エッセー部門〈大塚商会賞〉に選ばれました。
9月5日(木)
結果発表の記者会見が行われている時間、メールが気になる夕方、掃除が疎かになってはいけないと専念するために仕事終わりに、いつも願掛けに行っている柏原神社でおみくじ代わりにメールチェックしようと決めた。
参道が工事中で迂回路を歩いていると自転車に乗った女子中学生に『こんにちは』と声をかけられて挨拶を返し、長い石階段を上がっていき、賽銭箱の前に立ち、千円を投じて『今までありがとうございました、これからも宜しくお願いします』と結果がどうなろうと受け入れます、と覚悟を決めてメールを見たらパレードブックスからのメールはまだない。
参道を下っていくと夕日がきれいで写真を撮った。 18時を過ぎるとパレードブックスの業務時間外に なるので、翌日の深夜コンビニに走ろうと決めた。
食事もそこそこに仮眠を取って、深夜2時にコンビニを3件まわって朝日新聞の朝刊の結果発表を見て、部門賞までしか掲載がなく、早く結果をお伝えしようと、一度は、入賞しませんでした!とのLINEを知り合いに送った。
入選は決まっていたが、入賞できなかった人に気持ちを寄せ、パレードブックスの竹中さんにも感謝の気持ちを伝えた。
何事もなかったかのように普段通り仕事に入り、
お昼休みにパレードブックスからのメールを開いたところ、
自費出版ネットワークの事務局から、
糸井さんの『スイングバイ』が特別賞に選ばれました。
おめでとうございます!
糸井さんの書籍への想いが審査員の方にもしっかり届いた証ですね。
との文字が飛び込んで来て、半ば諦めていたところからの入賞のお知らせに驚きと喜びが爆発した!
いつも相談に乗ってもらっている事務局の職員さんに吉報を伝え、今日発表があるとお伝えしていた同僚、上司の方々にも喜びの報告をした。
入賞も嬉しかったが、一緒に喜んでくれる人がいること、周りの人の笑顔が見られたことが何よりも嬉しかった。
ひきこもり当事者、家族のどうせ出来るわけないじゃないかを、もしかしたら出来るんじゃないか、私も糸井さんみたいにやってみたいに変えることができたらが私の本望なので、審査員の心を捉えて結果を引き寄せたことはひきこもり支援にも通じ、この体験と感動を自分だけに留めず、みんなでわけわけしていこうと決意を新たにした。
これを読んでくださった方々にもしあわせが訪れますようにと願っています。
いつも本当に、本当にありがとうごさいます。
これからも糸井博明の講演活動と『スイングバイ』の成長を温かくお見守りください。宜しくお願い致します。感謝の気持ちを添えて、御礼の御挨拶に代えさせていただきます。
ありがとうございました。
2024年9月8日
糸井博明
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