20年ぶり、突然の再会。しかも…。
皆さんには忘れられない再会はありますか?私は昨日、忘れられない再会がありました。今回は、
『こんなことってあるんだ』っていう話です。
昨日は仕事で高校に訪問する機会がありました。
行った高校は自分が卒業した高校ではないですが、
以前にも訪問したことのある高校でした。
いつも通り窓口で挨拶して、2階の部屋に行きました。部屋をノックすると女性の先生がドアを開けて出迎えてくれました。その女性の先生は、「どうぞ」と言うと、すぐに後ろに振り向き部屋の奥に戻ろうとしました。
その瞬間、私は「すみません。もしかして、○○先生ですか。○○高校にいらっしゃいませんでしたか?」と興奮を抑えつつ、質問しました。
するとその女性の先生はすぐに振り返り「っえ」と驚いた顔をしました。
私は、今度は興奮を抑えられず、たたみかけるように「○○先生ですよね!□□です!高校1年生の時にお世話になった!□□です!覚えていませんか?」と言いました。
すると目を見開いて、先生は「えぇなんで!!わかる!!わかるよ!!」と覚えてくれていました。
なんと20年ぶりに高校1年生の時の主担任に再会することができたのです。
私はこの先生にずっと会いたかったので、嬉しくてたまりませんでした。私は当時野球をしていたのですが、その時に先生に「私がレギュラーになったらバッティンググローブをプレゼントして下さい」と身勝手な約束をお願いしました。
するとこの先生は、私が冗談半分で言ったさっきの約束を守ってくれ、本当にバッティンググローブをプレゼントしてくれました。
当時の私は、このことが本当に嬉しくてずっと感謝していました。
20年経って、また改めて感謝していることを伝えました。そして、少しお話させて頂いて、また会いにくることを約束しました。
その後、もう1校、来校しました。案内されて待っていると短髪で痩せているスタイリッシュな男性の先生が来られ、挨拶をして話していました。
話しの途中で、自分の出身が大分県だと話すと、その男性の先生は、不思議そうな顔して「すみませんが、どこの高校出身ですか?」と質問をしてきました。
私が「○○高校ですが。なにかありましたか?」
と聞くと、
その先生が「自分、野球していたやろ?」と質問をしてきたのです。
私
「っえなんで知っているんですか?」(びっくり顔)
先生
「私はね。□□さんが高校1年生の時の副担任ですよ」
まさに衝撃。同じ日に自分が高校1年のときの主担任と副担任の先生に会えるなんて夢にも思いませんでした。しかも、2人とも20年ぶり。
先生
「覚えていますか?」
私は本当に失礼な話ですが、覚えていませんでした。
私
「そうだったんですか!正直に言うんですが、覚えていなくて。本当に申し訳ないです。」
先生
「1年間しかいなかったし、覚えていなくても大丈夫ですよ」
私
「でも、20年ぶりでよく覚えていらっしゃいますね。感無量です。」
その後、先生と当時の話や、自分を覚えていた理由なども質問して教えてもらいました。
ちなみに覚えていた理由は、「真面目だったから」
とのことでした。自分的には真面目だったかと言われたらそうでもないという記憶しか残っていませんが、この時ばかりは真面目だったいう自分に感謝しました。
話は変わりますが、私は大学院に進学するかここ最近ずっと悩んでいました。ですが、この日に二人の恩師に出会い、「大学院に進んだ方がいいよ」と言われ、これも何かの運命なのかなと感じました。
これだけで決めるわけにはいきませんが、とても心強く感じられました。2人は20年経っても変わらずに、熱量は高く、今でも生徒想いの先生で、本当に尊敬すべき先生だなと思いました。
自分もこれから生きていく上で、先生達のような尊敬される人間になりたいと心から思いました。
出会いに感謝。本当に。
ということで今回は、ここでおしまいです。
今回のイラスト