精索静脈瘤の手術をした話

精索静脈瘤の手術をして、約1年ほどが経ちました。
この疾患は起こる場所が場所なので、手術をした人の体験記はそれほど多くなく、手術を受ける前の自分も事前にこんな情報が欲しかったなと思うこと(発覚の経緯、選んだ病院、手術当日の雰囲気、術後の中長期における経過について、など)を書いていきたいと思います。
私の場合は術後の経過のところで他の方の体験記では見かけなかった症状が比較的長きに渡って出て苦しんだ経験があるので、その話も参考になれば幸いです。

〜免責事項〜
注意点としまして、あくまでも素人の体験記であり、医学的な記載に関して責任を取れる立場ではないことをご了承ください。
症状や医学的な細かい質問、最新情報などは、お近くの泌尿器科のお医者さんに聞いてみてくださいね。
また、特定の病院のことを記載しますが、その病院を宣伝する意図はございません。
私の感想ベースのお話であればコメントいただけましたら可能なかぎり返答させていただきますのでお気軽にコメントください。

本noteは精索静脈瘤の疾患について広く知ってもらう目的というよりは、既に疾患についてはご存知で、手術を受けようか迷ってる人を主に対象にしております。
私も情報公開するのが若干恥ずかしい部分もあるため、真剣に悩んでいる方のみ読んでいただけるよう、有料記事とさせていただいております。申し訳ありません。。
その分詳しく書かせていただきます。


精索静脈瘤とは

精索静脈瘤というのは、精巣から心臓へ血液が戻る際に、本来であれば弁が機能して一方通行で帰っていくはずが、弁の機能が不良となって血液が逆流し、静脈が瘤のようになってしまう疾患のことみたいです。
これがあることによる影響については、主には精巣の温度が上がることによって精子の質が悪くなることがあるということらしいです。
下記のページなどが参考になるかと思います。

発覚の経緯

私は趣味で筋トレをしているのですが、スクワットをするとなんだか左の睾丸のあたりに微妙な違和感や痛みを感じることが増えてきて、筋トレが終わって自宅に帰ると赤くなって血管が浮き出た状態になっていて若干痛みがあることが気になるようになりました。

なぜか無性に気になったので、近くの泌尿器科に相談に行ってみました。
すると担当してくださった医師の方が、エコー検査をしながら、これは「精索静脈瘤」という病気だよと教えてくれました。

その医師の方によると、

・精索静脈瘤を治す手段は外科手術のみである。
・放置していて良くなることは無いし、むしろ状態は悪化するリスクがある。
・精索静脈瘤があると精巣の温度が上がり、精子へ悪影響が起こる可能性があるから、結婚や妊活の予定があるのであれば治療した方が良い。
・精索静脈瘤の手術は、手術をする医師にとっては結構大変で、高度な技術が必要であり、どこの病院でもやっているわけではない。

とのことでした。

手術の決断と病院選び

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