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建国記念日でした。
✴︎中島健人さんソロコンサートのススメ✴︎
中島健人さん、ファーストソロコンサートin有明3Days、開催おめでとうございました!
楽しかったな〜!!!
あの伝説の有明からはや1週間です。
ライブに向けてワクワクドキドキしながらコーディネートを考えたり新幹線予約したり毎日パックしてみたりコーレス練習したり銃(ペンライト)に装填する推しのカードを選んで光らせてみたりしてた時間も含めて、本当に夢のように楽しい日々でした。
ファンになってはや7年目、natural born スーパーアイドルこと中島健人さんの記念すべきソロコンサートが2025.1.17から3日間、有明アリーナにて開催されました!
いやはや、本当にこれ、夢のように楽しかったの。
ファンであるわたしが楽しみのあまり上げに上げまくったハードルのはるか頭上を軽々と越え行く楽しさでした!アーティスト殺しと言われる有明4階下手はしっこにいたわたしが言うんだから、これは絶対間違いないです(ドヤ)。
このライブ、楽しすぎる。そしてそれにはちゃんとしっかり!下準備も含めてその理由があった!とわたしは思っています。キタニタツヤさん曰くすべては楽しむために入念に準備された時間、というわけ。
とはいえ、わたしははっきり言って下は足のつま先から上はあたまの毛の先の先までどっぷりとケントナカジマ・ザ・ワールドに浸かり切った筋金入りのおたくなので楽しいのは当たり前なんだろうけど、それだけじゃなかったんです。その証拠に初めて健人さんのライブにきました!というU:nity(ファンネーム)未満の方々が皆口を揃えて「楽しかった!」「楽しすぎた!」とSNSに投稿し、有明出U:nityが日本中で爆誕しまくってるのでした。
とにかく興奮しっぱなしの2時間半で詳細はほぼ覚えていないので、わたしなりのこのライブの感想と、ついでに中島健人さんの事が少しでも気になる方向けの中島健人ライブ楽しいポイントを書き記したいと思います。
まず楽しいポイントその1
オープニングが最高!
幕が開き、いきなりアカペラでデビューアルバムN/biasのリード曲のサビを熱唱!これはまさかの展開!度肝を抜かれました。てか歌うっっっま!いや知ってました!!!(おたく故に)
もしアイドルのライブなんてみんなほぼ口パクでしょ〜?!と思っている人がいたら、「安心してください」ととにかく明るくオススメします。中島健人さんは「歌」でじゅうぶんに満足させてくれる希少糖アイドル。とにかく歌がうまい。これは音感とリズム感に恵まれているだけでなく、めちゃくちゃに歌い込んでるからです。ライブ中、音響や歓声やアクションにより音程ちょっと取りづらそうだなって時があったんだけど、フェイクをかましながらきっちり修正してきて超鳥肌。これは歌い込んでないと音程外れたままいっちゃうやつなので、努力と研鑽の痕跡ここにあり、と全わたしは感動しました。
楽しいポイントその2!
つくりこまれた映像が最高!
このライブ、とにかく映像がつくりこまれ過ぎててすごかったです。映像の中身についてはガチおたくことわたしに語らせたら夜が明けてしまうんだけど、映像と楽曲の連動、および相乗効果で楽曲の世界観への導入が完璧。よく夢の国なんかでアトラクションの前に映像を流して「それでは存分にお楽しみください!」ってやるやつ。まさにアレでした。否応なしに高まる高揚感とともに始まる最高のパフォーマンス。ドカーン!!!キャー!!!完璧。超没入型エンタメアトラクション、それが中島健人・ザ・ソロライブでした。
考えてみたら、あのおたく界隈で超バズリ散らかしたガン型のペンライト(ピカレスクの銃口)を振りかざしながらコーレスするのもなんかアトラクションぽい……正直コーレスに関しては「アトラクション楽しも〜!」というよりは「おたくたるもの健人の笑顔のためならば」という謎の使命感に駆られてYouTube見ながらガチ個人練習しましたが、本番はノリでした!間違えても誰も気にしないのでOK!。愛が伝わればOK!幸せならOK!楽しけりゃOK!踊って声出して歌って楽しすぎる超没入型参加型エンタメアトラクションでした!声を大にして言います!楽しかったー!
コールなんて難しいんじゃ…って言う人がもしいても大丈夫!なんと公式から練習動画が出ています。中島健人さんご本人がコールしています(カオス)。本気です。オラつくザ・男子なパフォーマーたちときゃっきゃきゃっきゃしながら楽しすぎるコール講座はなんとYouTubeで全世界大公開されていて、無料で見れちゃうのでぜひオススメ!
楽しいポイントその3!
磨きぬかれたパフォーマンス
これは言わずもがな、です!中島健人さんのパフォーマンスを一度でも見た事がある方ならわかると思うんだけど、中島健人さんはとにかくパフォーマンスに対しての熱量がとてつもなく大きい人。グループであってもソロであってもそれは何ひとつ変わらない。健人さんのダンスを見ていると、ダンスってただ手足を動かすだけではないんだということを思い知らされるというか、そのダンスのパートにおいてこの動きがかっこいいから魅せたい!という箇所を思いきり華やかに、一番身体のラインが美しくかっこよく見栄えするようにバチーン!とキメてくる。歌舞伎役者さんが見栄を切るかのような「そうなんです!ここがかっこいい!ここが最高!」っていうパートが16ビートのリズムに乗って矢継ぎ早に次々と繰り出されてきて、この脳内麻薬ドバドバ出そうな気持ちよさの連続が本当にすごかった。しかもモニター使いが神がかっていて、健人さんにかかればモニターは「あ〜推しが映ってるね〜」なんてものではもちろんなく、ここぞというときにしっかりとアップが確実に抜かれ、カンペキにかっこいいお顔でバチーン!!!とモニター越しに神ファンサ。きっと15000人が崩れ落ちたことでしょう。15000分の1のおたくことわたしは一撃で膝から崩れ落ちてぐずぐずに溶けました。
4階のゴッド天井席から見てもわかる健人さんの2メートル半ある長い手脚を活かした躍動感あふれるパフォーマンス&完璧に計算され一分の狂いもないパフォーマーさんたちとのフォーメーションダンス、そしてモニター越し神ファンサにより、遠い席であっても満足度がものすごかったな。とにかく歌とパフォーマンスのクオリティーが圧倒的にに高くて、ファンでない人が入っても絶対楽しめますぞ!と自信を持って断言できるのはここがやっぱり大きいです。
楽しいポイントその4!
1万5000人と会話する男。
鬼のホスピタリティアイドル
声を大にして言いたい!中島健人さんは伊達に13年プリンスやってきたわけではないのです。
王子様キャラと言われ続ける健人さんだけど、わたしは個人的には別にキャラではないと思うんだよね。
アイドルとして、いやいち個人としても中島健人さんという人からビシビシ感じるのは、目の前の人を楽しませたい、喜ばせたい、悲しませたくないという純粋な優しさ、とても素直な善良性。小さな頃とても彼は繊細なお子さんだったそうで、その感性そのままに相手の立場や気持ちを思いやり、相手がのぞむよう振る舞うサービス精神とホスピタリティはこの13年、とてつもない数のファンと誠実に向き合い続けることにより巧みに磨き抜かれ、今もなお進化し続けているんだと思います。
スペシャルゲストできてくれたキタニさんが「あまりにも自然で彼がこれまで積んできた経験が想像の域を超えた」と評したように、最初はグループの知名度を上げるためにキャラとしてパッケージ化されていたその特性は、ソロになった今、あまりにも自然に中島健人さんというアイドル、さらにいち個人の人としての美点となり還元されている気がします。王子様じゃなくたって中島健人さんは優しくて愛情深くて、目の前の人を喜ばせるために心を尽くせる人だとわたしは思います。
そんな中島健人さんの会場の心をガッッシリつかんだスペシャルトークはなんと宙に浮きながら繰り広げられていました!少しでもファンの側に行きたい!という趣旨でフライした健人さんに大興奮のセンター4階!これぞ中島健人といったMCでした。会場もみんな笑顔で、楽しかった〜!
楽しいポイントその5!
すべての曲の演出が天才!
はい!ざっくりタイム。
演出、ほんとに全部練りに練られたという感じでよかったんだけど、でっかく特筆すべきは「演出・中島健人」という事です!もちろんところどころはプロのスタッフの知恵を借りているんだろうけど、え?嘘でしょ?作詞作曲に加えパフォーマンスも完璧な上、演出までやっちゃう???さすがにキミなんでも出来すぎ君じゃない?!!と、おたくは思いません。演出するだろうなと思っていました。中島健人さんのインナー宇宙にはありとあらゆるエンタメに対する夢や理想、愛、エロスとヘキ、そして少年ジャンプが詰まっているのだと知っています。きっと表現することにかけては今はアウトプットの方に大きく傾いている時期だと思うので、健人さんの世界がたっぷり見られるんじゃないかと期待していたのですが、本気で期待をはるかに超えてきました。ここでは特に天才だと思った3曲について覚え書き。
①ROSSO
誰ですか!エロッソなんて言った奴ぁ!
正解!
そう、正解でした。
グループ時代に出した最後のアルバムのソロ曲「ROSSO」はなんと中島健人さんご本人が自費でスタッフを集めてスタジオを借りて演出までこなしMVを撮影したというものすんごいエピがある1曲。自費で?自分でスタッフを集めて?え???ってなるよね〜。
デビュー10年以上経ったアイドルである彼はきっと何もしなくても歌う曲は完璧に準備されていた事でしょう。ましてやスタジオを自分で借りるなんて事はないはず。それほど彼には自分の世界を表現してファンに届けたいという強い願いがあった。創作に関する熱量が桁違いです。
その大切な曲を、ファンとの思い出を一緒に連れてきたかったという理由でソロライブで披露してくれたのだけど……ま・さ・か!!!超お耽美倒錯ヘキてんこもりどエロ演出かましてくるなんて誰が予想した?!してねぇよ!
まずステージに現れる長机、いわゆる中世ヨーロッパ貴族様がお食事されるような豪奢なテーブルセッティングですが、明らかにこれは夜の晩餐といったシックな雰囲気。その一方に悠然と鎮座するわれらがアイドル・キング公爵こと中島健人さんに向かって、まるで黒百合のような艶っぽ衣装を身に付けた華やかかつ妖艶な美女ダンサーさんがなんと!片方から!机の上をゆっくり這いながら近づいてゆくのです(死)……これだけでもうわたしの中の厨ニマインドオブメモリーの精神に深く沈み込んだ太古の地下茎が引っこ抜かれるがごとく暴き出され、ステージを照らすまぶしい光に焼かれました。なんというお耽美!なんという倒錯的エロス!まさにエロッソ……(ごめん)
もちろんそれだけで曲は終わらない(当たり前)。しかも激ヤバポイントとして最たる演出は、なんとその美女ダンサー、小型カメラを口に咥えているのでした…….つまり、美女目線で、待ち受ける健人さんがこちらを見つめる妖しい視線を目撃できるというわけ。
もう、狂いました。
その後も健人さんはダンサーさんたちと妖艶かつスタイリッシュなパフォーマンスを繰り広げ、わたしの厨ニ魂は無事昇天……するかと思いきや!
②Nocturne
きた!やばいのきた!!!
一瞬で鳥肌マックス
もはやいずれ有明の伝説と言われるに違いないと確信していますこの「Nocturne」の建国ターン!本日はU:nity建国記念日です!国民の祝日爆誕!万歳!
鳥のマークの真っ赤なNフラッグを高々とかかげ、漆黒の衣装に身を包んだ若々しくも凛々しいひとりの若者がステージに降りたった時、わたしの心臓がものすごい音で唸りをあげました。民衆を従えて時代を動かさんとす煽動者たるケント・ナカジマのなんとまばゆく神々しい事か。これで狂わないおたくいる?!(いやいまい)!健人くんの背後に鉛色の空に大量にはためくフランス国旗が見えました。
わたしはレ・ミゼラブルが大好きで舞台や映画を何度も見ていて、健人くんに演じてほしいのが恋に生きた(結果的に)マリウスか革命軍リーダーのアンジョルラス様かが永遠のテーマだったんだけど、やはりアンジョルラス様だと確信した瞬間でした。革命前夜、燃える熱き魂。おのれの正義をただ信じ、ひたすら前を向き、時に迷っても彼の背中に背負ったたくさんの想いのためにけして立ち止まる事なく駆け続ける人。あまりにもそれは中島健人さんでした。万歳……
③CANDY、カレカノ、Unite、サマハニ
建国したからには!国歌斉唱でしょう!Uniteを聞いた瞬間「国歌だ……」と確信。「国歌斉唱したい!」との切望が早くも現実のものとなりました。
この4曲、マジ楽しい!コーレス曲ですがノー練習でOK!聞いた瞬間から力いっぱい歌えます。楽しんだもん勝ちなご機嫌ハッピーチューンナンバー!
Unite以外は中島健人さんのグループ時代のソロ曲なんだけど、こういう誰もが一発で楽しくなっちゃうような魔力のあるハッピー神曲ラインナップをソロデビュー時にすでにこんなにかかえてる中島健人さんのアイドルとしての戦闘力の高さにあらためて平伏。
健人大好きU:nity1万5000人のラブケンティ!はもはや真冬に発電できそうな熱さでした。もしわたしが異世界転生者ならこのラブケンティ!!!を符号にどこか違う次元に吹っ飛びそうなくらいパワーのあるラブケンティ!でした。だってU:nityは真実にラブケンティー!だもんよ。そりゃ感情もコブシも入る入る。このスーパーアイドルタイム、びっくりするくらい楽しかった〜!またやりたい!てかきっとこれは毎回やる絶対!確信!
ちなみにわたしの入ったオーラスは、なんと健人さんの盟友にして相棒たるキタニタツヤ氏がゲストに来てくれるという超神回でした。健人くんの限界おたくのわたしですが、キタニティが登場した瞬間今までよりいちオクターブくらい高い声で叫んでしまった事をここに懺悔致します。
キタニさんのファンの方はANNを聴いているかなと思うんだけど、ご本人が宣った「登場したらわーって盛り上がってくれて…」等というレベルではなかったですよ。マジ地鳴り。地響き。轟音。有明はU:nityの悲鳴と絶叫で揺れていました。
キタニさんもファタールも、わたしは本当に大好きです。キタニさんの生歌唱はさすがに鳥肌もので、何より本当にあの激しいダンスをしながら危なげなく歌っていて、ダンスが本業でないキタニティがどれほどの努力を重ねてステージに立っているのかと想像し、やはりキタニタツヤさんという人への信頼が増すばかりでした。ひとつの作品を完成させようとする時、同じ方向を向き同じ高さを目指せる事がチームとして一番大事な事なんじゃないかと思います。歌唱ではキタニさんが、パフォーマンスでは健人さんがチームを引っ張り、GEMNが完全なる双子の熱い魂となったファタールを生で見られて本当によかった。
そしてその後トロッコ(ひとり用)に健人くんとギュウギュウになりながら乗り込み、グラグラするアイドル箱馬車で「バランスを取って下さい!」というスタッフの無茶振りに忠実に従いつつ満面の笑顔でカレカノラブピース!してくれたキタニタツヤさんよ、心からセクシーサンキュー(カオス)!そう、その「やるからには全力!」マインドをU:nityが嫌いなわけないんです。全力で惚れました。ありがとうキタニさん。いつの日かまたきっと健人くんの隣に並んでほしい。あの心から楽しそうなはじけるような笑顔がもう一度見たい。ひとりでもじゅうぶんに戦えるふたりだからこそ、ふたりになる事ですさまじい相乗効果がある。それぞれおのれの光を放ちながら違う宇宙で回り続ける孤独な衛星のようなふたりの軌道が、ふたたびぴたりとめぐり合う日がいつかきっときますように。
楽しすぎた有明。
後半はもう多幸感でフラフラでした。もう健人さんのおたくとして一片の悔いなし…と思いましたが、まだまだ彼はどんどん進化し続けてゆくという確信があるので、きっと日本中、いや世界中を飛び回る事になる事と思います。幸せ。
最後の挨拶、わたしは健人くんがあんなに泣いているところを初めて見ました。
一昨日のドーム、卒業と改名を直前に控えたあの日でさえ、あんな風に泣いてはいなかった。
あの日の言葉は、わたしの一生の宝物です。
「SexyZoneという名前がおれはすごく好きだったから………この名前を愛してくれて皆には本当に感謝しています。」
健人くん、そんな事みんな知ってるよ。知ってる。
健人くんがグループを、グループの名前をずっとずっと愛して誇りにして12年間ずっとずっと頑張ってきたことなんて、ファンなら誰でもわかるはずだよ。
健人くんがどんな時も愛して大事にしてくれたから、わたしもグループを愛した。大事だった。心の底から。
アイドルが大事にしないものをファンが愛すのは難しい。ファンが大好きだったSexyZoneというグループを、グループの誇りを、グループの名前を、健人くんが最後まで大事に守ってくれた事、世の中が忘れてしまってもわたしは絶対に忘れないから。
ダブルアンコールのRUNは嗚咽で苦しくなるくらい泣きました。
2020年、あの夏。
グループは行先を見失った迷い子のようでした。1年以上空いたシングルの売上は振るわず、紅白は落選。メンバーが主演した映画のタイアップ曲を自分の事のように喜び、リリース期はメンバーと写真をアップしたりしてめちゃくちゃ頑張っていたにもかかわらず、時代は健人くんに優しくありませんでした。そんな時にグループにもたらされた神曲がRUN。
コロナ禍に勇気を与えてくれたあの曲は、健人くんにとってもグループにとっても希望だった。
あんなにひとりの人間の幸福を祈った夏はなかった。止まらないで、止まらないで、と繰り返されるそのフレーズはまさに健人くんそのもののよう。ひたすら前へ前へゆく人。愛と勇気とかかえきれないほど大きな夢を胸に、誰も追いつけないくらいの速さで走ってゆく人。どうしようもなく好きになった、わたしのただひとりの一番星。
自分でもわけがわからないくらい大きな感情が、あの瞬間RUNとともにあふれ出しました。
健人くん、わたしは健人くんのただのファンだけど、健人くんが真実、ファンに誠実にあろうと絶え間なく努力してきた事をずっと見てきたよ。叶えたい夢のためにグループを離れる決断をしてたくさんの人に批判されても、健人くんが今までアイドルとして誠実に真摯に生きてきた事は絶対に消えたりしない。すべては健人くん自身の核となり、いままさに中島健人という人を輝かせているのだと思う。たくさんの人を魅了するパフォーマンスは健人くんがずっと自己を磨いてきた証。
わたしはすごく人間として未熟だから、健人くんを守るつもりでいつのまにか守られています。健人くんを批判する人たちにはピカレスクの銃口を向けたくなるけど、健人くんはそっと首を振り、その代わりに花束を捧げようとする。
どんなに批判されても絶対に人を貶めたり傷つけようとしない健人くん。わたしはね、誰が傷つこうとも健人くんだけは傷ついてほしくないよ。健人くんの優しい心が粉々に砕けてしまう前に、健人くんを傷つけるすべてのものを壊してしまいたい。そんな風に苦しい思いをかかえた夜を何度も何度も越えて、いま、わたしの魂は有明に還ってゆく。
すべての始まりとなったあの場所へ。
愛と夢と、とてつもない幸せがあふれたあの時間、あの空間。
ファンとしての夢のいくつかは叶ったけれど、まだまだたくさんの夢を健人くんと一緒に見たい。まだまだこれからもっともっと楽しい事が待ってる事が約束されてるこの今、ファンとして本当に幸せです。
時はまだ黎明。あたたかい夜明けの光がまぶたを照らしているような気がする。目覚める前の微睡のなか、幸せな夢の名残がこの胸を去来する。別れと出会い。夢の先にいったいどんな世界が待っているのか、今はまだわからないけれど。
ほんのすこしのせつなさと、あふれるくらいの幸せと。
2025.1.19、有明はとても晴れていて、見上げれば透明に澄み切った青でした。健人くんの未来のようなあの美しく明るい空を、わたしはずっと覚えていようと思いました。