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人類と気候の10万年史

読んで良かったオススメのシリーズ。

「人類と気候の10万年史 中川毅」

きっかけは何気なく見つけたオーディオブックのラインナップだった。

「観測史上最高」「異常気象」
などなど、今や季節を問わず天気予報や情報番組でおなじみのフレーズとなってきている。

しかし。

私は日本史に興味があってそういった本を読んだり聴いたりすることが多い。
心のうちではこんなことを思っていた。

「メディアが使う地球の温度を示す資料は大概産業革命あたりからなんだよな」
「縄文時代は今より暖かかったけどな」

また、私の愛する日曜午後のテレビ番組では
「地球温暖化しているかはわからないが、世の中が地球温暖化しているという前提で動いている」
「昔は温暖化より寒冷化を心配していたのに、いつのまにか温暖化というようになった」
という旨を何度も聞いた。

なので天邪鬼な私は世間一般に流布する地球温暖化説をあまり信用していなかったのである。

そんな中で出会ったのがこの本。
地球温暖化しているかしていないかということを論じるのではなく、資料からはこう読めます。という中立な立ち位置で書かれる内容がヒットした。
ヒット作品にたまにあるのだが、オーディオブックの他に電子書籍も後から購入した。
詳細は書けない。ニュアンスが違ってしまっても申し訳ないし、これは読んでもらったほうが早い。

この本を読んでから日常の会話の中で
「地球温暖化の影響かな~」なんて言われても、「はぁ~。」としか答えなくなった。
温暖化してるかしてないかは私にはわからない。
しかし片方の情報だけを鵜呑みにせず、この本の内容を理解してバランスを取っていきたいと思う。

ちなみに中学三年生の息子が、面接に向けて最近気になるニュースを聞いてきた。
そもそも普段からゲームばっかりで、何も興味ないんだから直前で慌てるんじゃない!と心で思いつつ、付け焼刃でもそれっぽく語れるようにこの本の資料をざっくりとまとめたプリントをプレゼント。

息子よ、最近気になるニュースは、「地球温暖化です!」これでいけ!

本日もお読みいただきありがとうございました。


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