学部4回生から医学部を目指した理由

現在編入学試験の受験シーズン真っ只中ですが、今後面接を受けることもあると思うのでその対策も兼ねて自分の思考を整理していきたいと思います。

〜中学

小学校高学年くらいから漫画などの影響で医者になりたいと考えていました。ですが中学卒業頃には医者への憧れはあるものの、他の職業にも惹かれるようになっていました。

高校

2年に上がるときに文理を選択しました。正直この頃は医者以外にも文系職にも興味が出てきたため、文系にしようかとも考えていました。ですが、文転は理転に比べてしやすいこと、数3や理科を学んでみたいという興味があったことと、多分医学部に行かせたかった親の強い勧めもあり理系にしました。3年になっても医学部に行こうか迷っていましたが、医学部に行くと医者になるしかない、進路が狭まってしまうのではないかと考えて、結局京大の理系学部を受験しました。正直自分が何に興味があるのか分からなくて最後の最後まで学部学科の選択には迷っていました。

大学

大学では生命科学、化学について主に学んでいました。入試の時は物化選択だったので、自分にとって生命科学は真新しい学問で面白かったです。ですが医療ドラマを見たり、医学部に行った友達と話したり、コロナ禍で活躍する医療従事者を目にしたりしたときに、自分は医者になる道を選ばなかったのだな、と少し後悔のような感情を抱いていたのを覚えています。医学部に対して少し未練を感じながらも、大学で先輩や先生方と話すうちに研究職に魅力を感じるようになり、多くの人がそうするように、自分も大学院に進学して卒業後も研究に携わる仕事に就けたらいいなと考えるようになりました。いざ研究室に配属されると、研究は楽しいと感じられたものの、研究室という環境は思っていたのと違って、それをきっかけにもう一度医学部を受け直すことを決めました。

どうして医学部なのか

私が医学部を目指した理由はざっとこんな感じです。

  • 医学研究に興味があったから

  • 研究だけでなく、臨床も出来るから

  • 人と関わることが好きな自分にとってやりがいを感じられる職業だと思ったから

  • 今まで大学で学んだことを主に研究面で活かせると思ったから

  • 大学時代にやっぱり資格は強いなと感じたから

元々自分がいた学部でも、神経変性疾患の研究をしていたり、腸内細菌叢と疾患の関係に関する研究をしていたりと、医学系の研究をしている研究室がありました。その辺りの研究に興味を持ち、自分の研究で人の健康面に貢献できれば良いなと思っていました。進路変更しなくても出来るといえば出来るのですが、医者になれば人間の心身の健康面に貢献するという目的を臨床と研究の両方から達成でき、さらに臨床現場に立つことによってより実用的な、臨床応用に近い研究をすることが出来るのではないかと考えました。
さらに自分は理系の勉強が好きですが、仕事としては人と関わる職業の方が向いているなと感じることも多々あって、(最近人と会う機会が少なくなってより強くそう思います。)専門性を生かすことと、人と関わることのどちらも出来るのは医者だと思いました。
あと国家資格を一つ取りたいと考えるようになりました。

やりたい研究

もともと遺伝子工学や構造生物学などかなりミクロなことをやっていたので、そちらの方面での知識と研究経験(たったの1年しかありませんが)を生かして疾患の原因を解明する、治療法を開発するといったことが出来ればと思っています。また人の精神に興味があるので精神疾患の研究などにも携わってみたいです。以前本を読んで、神経変性疾患、精神疾患、癌の発症に共通する遺伝子の変異があるということを知ったので、ゲノム治療などの分野から複数の疾患に共通する機構を特定するような研究が出来ればいいなと考えています。

そして現在

4回生の後期は研究と両立しながら勉強していました。一時期研究室に行けなくなっていましたが、卒論を出さないのは流石に、、、と思って頑張って戻りました。戻ったら優しい先輩が助けてくださるなどして結構なんとかなりました。研究は楽しかったです。M1になって新しい研究室に行くようになり、きっと良い研究室なのだろうと感じながらも、この研究室で求められているレベルで研究をしながら、周りに嘘をつきながら受験勉強を続けることに限界を感じ、5月から休学しました。休学すれば受験勉強に専念出来る!と思っていましたが、自宅浪人の日々は想像以上に辛いものになりました。定期的に病んでいたし、医学部を目指すのを辞めようかとも思いました。これからの記事では、まだ終わっていませんが、自宅浪人期間を振り返って色々書いていきたいと思います。

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