宅浪を振り返って

こんにちは。私は大学院を5月から休学して、宅浪状態で医学部学士編入学試験のため勉強していました。そして先日、とある大学から最終合格を頂きました。試験が終わって結果を待っている間に考えていたことなど、書いていきます。

受験生の時、学士編入は良くも悪くも人生を変えてしまう試験だという意見をTwitterで見たことがありますが、本当にその通りだと思いました。もちろん合格したら進路を変更することになるし、失敗していたら他の道を考えたり1年遅れることのツケを払ったりしなければならないのですが、それ以上に自宅浪人期間を経て、これまではなかった思考回路をするようになったり、味わったことのない感情になったりして、今まで気づかなかった自分の一面を見たような気がしました。

この1年間を振り返って、本当によく勉強したし、しんどかったなと思いました。B4の研究室が忙しい日も隙間時間をほぼ全部勉強に充てていたし、休学してからは精神的にしんどかったと感じています。具体的には学校や仕事など、約束しなくても定期的に人に会える環境がないことが思いの外精神的に良くないし寂しい、周りの同級生達が前に進んでいく中立ち止まっている感覚や、社会人を経験してから編入する人も居る中で自分に社会人経験がないことに対するコンプレックスなども感じていました。18,19歳で浪人するのとは全然違う、と思いました。(現役で受かったため実際にはしていませんが)
自分がしてきた勉強の質や量では負けない自信がありましたが、これまでの受験は怖いもの知らずも相まって割と自信満々で受けていたのに対し、今回の受験では精神的に不安定になって自分の実力を出し切れないのではないか、という不安すらありました。休学してからの数ヶ月が本当に長かったです。そしてこれらの症状(?)の大部分は多分B4の卒業見込みで受験していたら感じなかっただろうと思っています。

もし全部だめだったら、この1年間にどのような意味を見いだせるのだろうか。意味もなくただ1年遅れるだけなのではないか。勉強したことに無駄はないと言いますが、20代の貴重な1年を費やしてよかったのか。そんなことを考えていました。受かってよかったです。頑張ります。


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