見出し画像

立ち退きバトルその12!ーラスボス家主は契約を反故にしかけた!ー

前回は、家主と覚書を交わし、やっと立ち退き料支払いと引っ越し期限について決まったところまで書きました。今回はその続きです。

最初の覚書があまりにもアレだったので、突き返して作り直してもらったと書いたと思いますが、実はその訂正版覚書、郵送じゃなく、家主ご自身が持ってきたんですよね。今度は大丈夫だろうと思いつつ迎え入れたんですが、満を持して持ってきたはずの覚書にまたもやミス!それも物件住所に!

つまり覚書を作る際に私の住所を2回も間違ってるわけです。ありえねー、と思って今回も突き返そうとしたんですが、ここで家主の泣きが入りました。多分いろいろと期限的なもので切羽詰まってたんだと思いますが…。
家主「何とか訂正印でお願いできませんか?」
でも物件の番地を間違えていたんですよ。1-2と書くところを2-1と書いちゃう、みたいな。はっきり言って、どうしたらこんなミスできるの?っていうレベルですよね。

当然私は嫌だと言いましたが家主もしぶとい。ほんのちょっと間違っただけですから、訂正印で直してもらえればいいですから、と言われ、3回目のやり直しを頑なに拒んだのです。しょうがなく私が譲って、訂正印で住所修正しました。やってから、これじゃ私がミスったみたいじゃん!と思いましたが、まあお年寄りには親切にすべきですからね。

で、この覚書には住所以外にもちょっとしたミスがありました。それも一番重要な条件のところにです。
②家主は8月末までに立ち退き料全額を借主に支払う
ここのところで、末、が抜けてたんですよ!
読者の皆様ならすぐ分かると思いますが、これだと期限が違ってきます。8月末まで=8月31日までに支払えばOK、ですが、8月まで=7月31日までに支払わないとアウト、となりますよね。

私も鬼じゃないので、一応指摘しました。間違ってますよ、と。これだと7月末までに支払うことになりますが、いいですか?と。別に私は早くもらう分には問題ないですから、あとは家主次第です。

でもほら、先に住所間違ってたじゃないですか。で、このミスも直すとなると、重要な条件のところ間違ってるわけですから、私も訂正印ですませる訳にはいきません。てなこと言いましたら、家主があせって言いましたよ。
家主「この文面で大丈夫です。だからサインしてください!」

大丈夫かなー、と思いつつ、そこまで言うならとサインしましたが、やっぱり家主はポンコツでした。7月31日になっても立ち退き料の振り込みはナッシング!

契約って持ち掛けた方は相手に守らせることばかりに注目して、自分も守る立場だということを忘れがちになるんですよね。で、案の定、なるべくお金を払うのを先延ばしにしたかったであろう家主は、コロッと支払いを忘れたわけです。

振り込みの金融機関によっては、支払いと振り込みがずれることもあろうかと思い、8月3日までは待ちました。で、振り込みがないと分かった時点で、交渉決裂メールを家主代理&管理会社宛に送りました。電話だと言った言わないになりますからね。
文面は家主が覚書の条項破ったので、取引はご破算にします、私はずっとここに住み続けます!と宣言したものです。メールを送って1日後、家主がすっ飛んできましたよ。もちろんアポなし(笑)

こちらとしては、ちゃんと警告もしておいたので、支払いがないと分かった時点で長期戦略に切り替えようとシュミレーションしてました。裁判になったらあの弁護士に頼もうとかね。で、やってきた家主にそういう意味のことを言いましたら泣きが入りました。
家主「期限を勘違いしていて本当に申し訳ない。だけど裁判とかそういうのは勘弁してくれ」
いや私が起こすんじゃなくて、あなたが起こす方だと思うんですが、と思いつつ何で振り込まなかったのか理由を聞くと、やっぱり「末」が抜けてたせいでした。
家主が手帳に書いてたメモには、8月末ってあったので、まだ余裕があると思ってたらしいのですよね。だから言ったじゃーん!

でも私は寛大なので、今週中に振り込めばOKにしますよ、と告げたら満面の笑みで帰っていきました。さすがにこりたのでしょう、すぐ振り込みがあったので、再度家主代理と管理会社宛に、約束が守られたので、こちらも10月末までに引っ越します、と連絡。

これで一件落着、あとは私の引っ越し準備だけ!と思ってたら、今度は家主じゃなくポンコツ管理会社がやらかしたのでした…。管理会社がしでかしたあり得ないミスとは?続きはまた明晩。

いいなと思ったら応援しよう!