日記

満たされると途端につまらなくなる。あんなにも飢えていたのに、手に入れた瞬間に手放すのが怖くなるからだろうか。どうでもいい気すらして、嫌になる。心の奥にあった「このまま死んでたまるか」「私は私のために生きて死ぬ」て、ロックな気持ちも今はいずこへ。もう静かにしたいのだ。トラウマばかりだけれど、思い出すたびに鮮やかに苦しくなる。愛されなかった苦しさがある。愛されなかった、今はどうだ。愛されている、愛している。普通になれそう。満ちている。でも急に死にたくなる。つまらない自分が何の意味もなく感じてわけわかんなくなる。私は一体何がしたいんだろう。不安と悲しみの中で彼が私の方を向いてくれる時だけ散る。そんな自分がどうしようもなくてしょうもなくて絶望的。作品とか音楽とか怖がらずに血肉にしたい。私にだって芸術を楽しむ権利がある。ジャッジをするなよ。ここは不可侵だ。そう言いたい。なんか急に普通になりたいとか思ってたけど、びびってるんでしょうね。ダサ。でも何のために強くいるの?私は女で。何のために?どうせ、どうせ、ぶたれる。死にたくなる。殺したくなる。もう何をよすがにすればいいか。世界を美しく捉えたい。私はメンヘラなのに、それを深く隠して、感情を殺しちゃってんのかな。傷ついてばかりだった。傷つけばつくほど得られると思っていたから。自分から何の変哲もない女を演じといて、そのつまらなさを人に感じられるさえ好きな人に感じられるのが嫌だ。すごく嫌だ。何でもつまらなくても変でも、「いい」「それが君で良い」と誰かに言われたいのだ。変じゃなくなるには、今の私を殺さなきゃ。叫びを、孤独を、さを、痛みよ。感じないも私はどうなる?幸せの。あの時の幸せ。映画に入り込んで泣いて救われて、あの幸せ。どこへ行ったんだろう、無理だ、私に安定や平穏や普通は無理。めちゃしんどい。結局何も信じていない保険をかけては嫌になる。臆病で寂しがり屋で自己不審ばかり。嫌になる。人を不安にさせて試す自分が嫌だ。

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