便利っていいこと?
私は早朝のコンビニでバイトをしている。
品出しや接客など基本的な仕事はもちろん、コピー機の使い方、ホットコーヒーメーカーの使い方までお客さんに教え、時には近くの家まで商品を持ってきて欲しいと言われ配達もしたことがある。
(私が働くコンビニの客層は高齢者が多い。)
もちろん、お客さんからしてみれば今のコンビニはものすごく便利なものであるだろう。
食品はもちろん、トイレットペーパーやちょっとした雑貨も売っているので何件ものお店を行く必要もない。 困ったらお店の人に聞けば解決してくれる。
しかし、店員側からすれば便利を提供する分こちらの仕事量、負担が増える。
また、仕事が増えるに従って賃金や報酬が上がるわけではないのでストレスが溜まる一方だ。
日本人の美徳として「おもてなし」と言われる文化がある。
しかし、この「おもてなし」が日本の経済を止めているのではないだろうか?
安い料金で最高のサービスを受け取ろうとする社会が成り立ってしまい、本当にいいサービスに対してそれに見合うお金をもらうことができていない。
「より安くよりいいもの」を追求してしまい従業員の給料は上がらず、ものを買う力も上がらないので日本全体の経済が低迷してしまう。
「おもてなし」を求める社会に生きている限り経済成長できるわけがない。
いいサービス、良い商品には高い値段をつける。
私たちは便利を追求しすぎたのかもしれない。
便利の奥に潜む闇を知る必要があると思う。
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