自分の人生は自分で決める勇気と覚悟(POSIWILL CAREER経験談)
こんにちは。初めまして。いっくんといいます。現在は障害者の就労支援の企業に勤めています。
このnoteは、私がPOSIWILL CAREERのサービスをきっかけに勇気と覚悟が持てるようになった話です。
自己紹介
・28歳(サービスを受けた当時)
・家族は父、母、兄(2歳上の自閉症)の4人家族、実家暮らし
・大学受験に失敗し、1浪して県外の大学に入学し、大学時代は一人暮らし
高校時代は放送・演劇部、大学時代は演劇サークルに所属、文学部の中の表現媒体(演劇、映画、デザインなど)やアートマネジメントを勉強する専攻に所属。小学校の時の学習発表会で演劇をやったことがきっかけで、高校・大学と演劇を上演したり、演劇や芸術に関する勉強をすることにのめり込んでいました。 新卒で某自動車メーカーの販売会社にディーラーとして入社、11か月で退職。中途で冠婚葬祭の衣裳のレンタルショップに入社。3年9か月で退社。現在は障がい者の就労支援の企業で、就労支援員として勤めています。
大学時代の就活
学生時代に人の相談を受けることが多かったので、人の相談を受けてアドバイスをする仕事に就きたいと思っていました。また、仕事をしながらの一人暮らしは大変、よく知っている地元のほうが負担も少ないと考え、地元でもUターン就職を希望。地元の企業説明会で、人事の方の人柄が良かったこと、会社説明会で車に興味を持てたことから入社を決めました。(今思えば考えが浅かった・・・。車の免許はあるものの、ペーパードライバー状態でした。)
カーディーラーとして入社した新卒時代
結論からいうと、ギャップが大きかった。まず、私は車の知識がほとんどないにも関わらず、いきなり接客を任された。自分なりに車の勉強はしたつもりだが、お客さんの方が車に詳しいことも多く、上手く答えれらなかった。上手く出来ないことを、就活の時にお世話になった人事の先輩に相談すると「そういう時は、自分より出来ていない人を下に見るといいよ。」信じられなかった。いくら自分が出来ないからとはいえ、人を下に見るなんて、言語同断だ。
ほかにも、会社に対して違和感を感じる場面は多かった。
先輩たちが毎月ノルマに悩んで、「どうやっても仕方がないよね」と愚痴を言い合い、仕事を嫌々やっている。
・給料をストレス解消の為にパチンコに浪費していた先輩
・売り上げの悪い人に対し、店長(私の上司)がパワハラ。
・よくサービスを利用したり商品を購入するお客様に対しては態度がいいのに、あまりサービスを利用しないお客様に対しては態度が悪い。そうするように、上司からの指示があった。DMを送らないで、電話をかけてこないで、と言っているお客様にもDMを送って宣伝するように、クレームなんて適当に流せ!という指示だった。
先輩たちが「店長の考えおかしいよね?」と言いつつ、誰も店長に反論できる雰囲気ではなかった。私ももちろん反対だったが、先輩たちが言えないのに、新人の私が言って何があるのだろうか。そもそも、パワハラ発言を日々聞かされていたので、店長と会話をすること自体、嫌でたまらなかった。避けたかった。
確かに売り上げは大切だが、お客様にクレームが出るようなことをし、社員にパワハラをするような売り上げ至上はどう考えてもおかしい。それでも、私は社会に出て一年目なのだから、先輩や上司の言うことは素直に聞かなければいけない、と思っていた。社会人一年目はみんな辛くて大変なのだからと。何一つ納得はしてないけど、我慢して仕事をしていた。
そんな中、会社の研修で東京に行くことになり、学生時代のサークルの先輩に連絡をとって合うことになった。先輩は、入社した会社で、理不尽なこともあるがいい先輩方に恵まれて充実している、と楽しそうに話していた。それを聞いて私は、「私はそんな風に会社のこと思えない・・・なんで私はこんな嫌な思いをしながら会社で働いているのだろう」と絶望した。そのうち、会社に行くのも嫌になった。母や父が「最近仕事どう?」と日常会話として聞いてくるが、答えたくなかった。こんなことを言ったら、びっくりして心配するにきまってる。心配してきたらあれこれ言ってきて面倒くさい。
以前、店長が「人は数字しか評価しない」と言ったことに対して私が悩んでおり、母に話すと「頑張っていれば人は見てくれるよ」とアドバイスしてくれた。決して間違ってはないのだが、その母の考えは、この会社の人達はもっていない。私は母にそんなことを言ってほしかったんじゃない。こんな風に、親に悩みを言っても私の欲しいアドバイスじゃない、ということが何度かあり、そのうち親の言うことも信じられなくなっていった。
こんな毎日を過ごしていると、私も日に日にイライラすることが多くなった。母曰く、私は「出勤するとき、戦場にいくような険しい顔をしていた」とのこと。そして、「そんなに嫌なら、辞めてもいいよ」。その年の12月の末に、会社を辞めることを決めた。
はじめての転職
会社を辞める決意をし、退職の旨を店長に伝えたものの、その後どうするかは全く考えていなかった。私が学生時代に思い描いていた社会人生活と現実が余りにも違いすぎて、ショックが大きく、傷ついていた。学生時代のサークル仲間とも連絡を取っていたが、その仲間が後輩の卒業公演を見に行き、楽しそうにしている写真を見ると、また辛くなってしまった。公演当日は土日なのだが、勤めていた会社では土日がお客様対応の為私は仕事だった。
土日に休みを取ることは難しい。私だって仲間と会いたかったのに、なんで私は辞める嫌な仕事、嫌な人しかいない会社で働いているのだろう、と悲しくなった。と同時に、私の地元と大学のある県では、電車で半日かかる距離で、土日出勤ということも覚悟して、合えないことも分かった上で、仲間と一緒にいたら自分の成長にならないから、と自分で決めて就職した。
なのに、自分が納得いかない結果になってしまった。こんな状況を、友達にさらけ出すこともできなかった。情けない姿を見せたくないという余計なプライドが邪魔をした。悔しい、辛い、情けない、絶望。そんな気持ちで退職するまで過ごしていた。なので、次の会社をどうするか、と前向きに考えられなかった。
退職後
ハローワークや合同説明会に行き、前社で出来なかったお客様貢献が出来る会社を探し、たまたま合同説明会で話を聞いたブライダル衣裳を取り扱う会社に入社した。こちらだと、ドレスなど扱っている衣裳に興味が持てそう、お客様貢献ができそう、ということで内定をもらった。他の会社を見ても興味が持てる会社がなく、「どうせどの会社も上司に愚痴こぼして前向きじゃないんだろうな」とネガティブにしか見れなかった。無職の状態が長く続くのもかっこ悪いと思い、深く考えずに入社した。
ブライダル会社に入社
こちらでは、お客様にクレームを適当に流す、ということはなかった。が、クレームに怯えすぎているように感じた。また、部署ごとに連携がとれておらず、前回言っていた話と違う、ということが多くあった。
お互いに、考えが違うと「あの人の考えおかしいよね」と休憩中に悪口を言い合うこともあった。私は人の悪口を言うのは嫌だったので、なるべくその場にいないようにした。お客様に対応をするときも、お客様は衣裳を選ぶときに「なんでそこで悩むの?」と私がお客様に共感できないことが多くあった。
嫌々やっていた。それを、上司も同僚も見抜いていたと思う。それでも私は、「少なくとも1年やれば嫌なことも楽しくなるかもしれない。」と思い、踏みとどまった。
しかし、任される仕事は増えたものの、仕事が好きという気持ちは湧かなかった。自分より遅くに入った後輩の方がレベルアップし、私より責任のあることを任されていて、「私、何のためにここにいるのだろう?」と考えることが多くなった。学生時代、特に大学時は、大好きな演劇に熱中して打ち込んでいたのに、今の自分はどうして仕事を真っすぐ頑張れないんだろう、そもそも仕事好きじゃないのに、と憂鬱だった。
転職しようか、と思うこともあった。しかし、就職活動を2回した結果、思うような仕事に就けていない現実を考えると、転職して成功する自信がなかった。環境を変化させることが、どうしても不安だった。3年間、そんな思いを過ごしていた。自分で決断したことの答えがこれなんて、どうして、と虚しかった。
地元の友達に話したこともあるが、「うちもいつも仕事で怒られてばっかりだよー。」と軽く流された。大学時代の先輩(ディーラー時代に東京で会った先輩とは別の方)は、「社会人なんて夢も希望もない」と言っていた。そんなこと信じたくない、と思いつつ、現状を考えたときに「やはりそうなのか?」とも考えた。誰に自分の悩みを言えばいいか、分からなかった。そうやって考えているうちに、コロナ過になり、「これは転職するよりここにとどまった方がいいのでは?」と考えるようになった。でも、仕事は一向に楽しくならない。私の人生、これでいいのか?と考えつつも、誰に相談すればいいか、分からなかった。
POSIWILL CAREERを受けるきっかけ
誰にも言えず、ネットで「仕事 転職」などと検索したが、「辞めていい」考え、「辞めてはいけない」考え両方あり、どちらがいいのか、しっくりくる回答はなかった。そんな時、POSIWILL CAREERの広告を見た。
仕事、キャリアについて相談にのりサポートしてくれるサービスがあると知り、HPを見た。他の方のnoteも拝見し、「私と近い悩みがある人も、転職で成功している。このサービスを受けたら、変わるかもしれない。転職するかどうかは置いておいて、まずはやってみよう」と無料カウンセリングを受けることにした。
面談を受けて
「3年経ってそう思っているなら、辞めていいと思いますよ。」
担当の永井さんは私の悩みを全てはなすと、そう言ってくれました。そこでようやく「私の考えを肯定してくれた。」と思いました。また、事前に悩んでいることを書きました。
仕事が出来ない仕事が楽しくない
仕事に熱中できない
転職するかどうか迷っている
転職するなら親や職場から反対されないか不安
コロナ禍の地元(田舎)で就職先が見つかるのか
すると、「いっくんさんは何について悩んでいるのですか?」と言われ、そういえば私は何に悩んでいるのだろう・・・?と、整理がついていない自分に気が付けました。その後「ぜひこの点も一緒に整理して、POSIWILLを利用してほしいです。」と言われ、これはいい方に変わる気がする、と直感で思い、その場で「やります」と返事をしました。
ワークで気づいたこと
トレーナーは鬼塚りかさんに決定しました。
私の経歴を見て「よく頑張ってこられましたね。こんなに頑張れるなんてすごいです。」と褒めてもらいました。
主に、大学時代の演劇サークル、ゼミの専攻の活動について、「すごい!」と言ってもらい、元々学生時代の経験は自分の誇りでしたが、第三者から見てもそうなのだと、実感が湧きました。
逆に高校時代は、自閉症の兄の世話の関係で、私が高校時代の部活で思うようにやれなかったこと
自分が周りのみんなと同じようにできないこと
周りから障害者のいる家族は大変と思われるかもしれない、それは嫌だと思い、仲間に言っていなかったことと、部活が思うようにできないことで一時期親を嫌いに思っていたこと
引退してから兄の世話の大変さに気づき、親を嫌っていたことを申し訳なく思ったこと
などについて「今まで我慢してきたんですね。」とも言われた。
私としては、親のことは嫌いになったことはあっても、兄が自閉症であることを嫌だと思ったことは一度もない。確かに、兄がいることでどうしても不便なことはあったが、不幸だと思ったことはない。
親も、私にも兄にも同じように愛を注いでくれた。高校生の時は親の言うことをうるさいと思っていたし、私の思いと違うと思っていたけれど、親としては私を思って言ったことだし、自分が苦労してきた自覚は無かった。だから、りかさんの言葉は意外だった。
また過去の経験で「お母さまとのことが多いですね」と言われた。確かに、部活のことで叱られたり、引退後迷惑をかけて愕然としたことも、母がらみだ。この時、私は親、特に母の考えに少し振り回されているかも、ということに気づいた。
親に反対されることに、怖がっていることに気づいた。その理由としては、ケンカして家の雰囲気が悪くなることや、こちらも酷いことを言ってお互いに傷ついてしまうことが怖かったからだ。しかし、傷つくことも覚悟で自分の意志を通さなければいけない時もある。怖くてもやろうと思えた。
認知の歪みに気づく
私は完璧主義なところがあり、一度何かを注意をされたり、否定されたりすると(相手は否定するつもりがなくても)引きずってしまい、「私はダメだ」と思うことがあった。
そんな時は、「認知の歪み」になっていることに気づき、
①何にモヤモヤしたか、思ったことを全部書き出す
②自分が嫌だと思ったことを全て書き出す
③②で書いたことを否定せずに一旦受け入れる
④それを踏まえて、どうなったいいかorどうしたいかを考える
⑤状況をよくするために、今後どう行動するかを考える
といったワークを、何かでモヤモヤするたびにやりました。
転職活動のアドバイス
前2回の就活が自分に合わない職場を選んでいたので、転職活動を一人ですることに自信が無かった。
りかさんに、まず4L(人生の優先順位)の見直し、転職活動のスケジュールを具体的に教わった。
その中で、どうしても会社と親に退職の旨を話さなければならなくなった。反対されるのが怖かったが、りかさんの応援と、「必ず自分の人生は自分で選択するんだ!」と覚悟を持って伝えた。
止められるかと思ったが、親も会社も心配はしつつも「あなたの選んだ道ならよい」と許可を得ることができた。ここで勇気を出せたことが、本当に大きかった。私の力を信じてくれたりかさんには、感謝してもしきれない。
また、りかさんが私にむいていると「障がい者の就労支援」の求人を教えてくれたことをきっかけに、私は人を支える仕事がしたいとやりたいことが見つかった。第一志望の会社には一次面接で落ち、そこでも凹んだが、そのたびにりかさんが励ましてくれた。第二志望の会社から内定をもらい、今、働いている。
まとめ
POSIWILL CAREERは、どうしても高額です。その分、いい使い方をすれば大きなものを得られます。
私は、自分のやりたいこと、向いている仕事を見つけ、自分の人生を自分で背負う覚悟と勇気を得ました。りかさんがいてくれたからこそです。
おかげで、今では仕事に対しやる気があり、上司にも褒められ期待されています。親からも「今の職場は楽しそうだね。」と言われます。休日が土日休みになったことで、友達とスケジュールが合いやすくなり遊びに行くことや、今まで諦めていた演劇公演やイベントにも行けるようになりました。給料も今のほうが高いです。もちろん、仕事面はまだまだ未熟ですが、「自分がやれることを増やしたい」と思い、前向きに取り組んでいます。
自分の特性を活かして、自分のやりたい仕事についたり、自分の過ごしたいプライベートを送ることは、誰でもできると私は信じています。しかしその為には、努力と勇気が必要です。もしその二つを持つ自信が無くても、トレーナーが一緒に伴走してくれます。今の仕事を続けることに迷っている方、転職する勇気が出せない方は、利用をお勧めします。
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