やりたいことがないなら五行陰陽説を学ぶといい話
私が五行陰陽説を知ったのは10年以上前だったと思いますが、当時は全く意味がわかりませんでした。図をみてなんとなく解釈していて、五行の本などを読んで、自分なりに理解を深めていましたが、五行説って基本的に読んで学ぶものではないと感じました
実際に五行陰陽説が理解できてきた!と実感があったのは数年まえです。今でも忘れられないのは夏の五行を解き明かせたときのことでした。汗をかかないことには体質が変われないという部分ですね。小腸が弱い日本人だからこそ夏のすごし方で体質が変わるということがすっと入っていきました。
解釈ができたのは夏前だったと思います。だからこそその夏は頑張って取り組んでみたのです。それから3年経ちますが、毎年体感もかわって体質が良くなることを実感しています。特になんですが、床の拭き掃除が効果的だったと思えます。しゃがむという姿勢って現代人がほとんど取らない姿勢だとおもいますが、足腰を動かすのは体力がつくようになります。夏の掃除と汗はかなり重要なメソッドだと体感してきました
日本は昔は田植えや農業が主流だったので、しゃがむということを日常でおこなわれていました。
和式トイレもですね。湿度の高い日本で日本人の身体を守る術だったとも思います。必要な場所で必要なことが行われていると考えれば、日本人と農業のセットはそういうことなんだと感じます。家も畳の文化だったので床に座るということが当たり前でした。今は椅子に座っていることのほうが多いとは思いますが、床に座っているとやっぱりそれなりに立ち上がるときには椅子よりもよいしょって感じです。
生活の中でも床に座ることを少し取り入れるだけでも動きは変化するとも思います。私が五行陰陽説を学ぶようになってちょうど理解が深まったころに娘が受験期を迎えていました。娘は現在法学部に在籍しています。実は経済学部にいきたかったのですが、受験の際に塾のすすめで第1志望を変えて大学を受ける際に、法学部を受験することになり、法学部で揃えたわけです。
ちなみに法学部にした理由というのは「やりたいことがない人に向いている学部」だったからなんです。というのも、我が家は総合型で受験しているので論文が合否の決め手になるわけです。法学部というと法律に精通しているとかが必要だと思われますが、実はそうでもなく、自分の興味関心をすべて法につなげていく考えになるわけです。
この論文の対策をしているときに、法学部の考えと五行陰陽説がものすごく似ているとおもったのです。自分がなにをしたいか?やりたいことっていったいなんなのか?ということをなぜなぜなあぜ?で追求する学部になるわけです。塾に通っているころ、合格者がどんなテーマで論文を書いていたかっていうと、意外にシンプルだったりもしたんですよね。例えば動物が好きでヴィーガンの体験までしておもったこと。みたいな論文だったりと法律とは全く関係ない角度のアプローチだったりもしていたわけです。
二次試験の対策もしていて、テーマに対する自分の意見をかく問題でもですが、大人にとっては結構簡単な問題になります。ただ意見の書き方にこれまでの学びや教養などを織り込んで制限文字数で論文を書くのはちょっと難しいのかもしれないな・・・と感じたわけです。私はこの手の問題が得意なので大学の編入試験も論文で受かっています。
意外とシンプルな問を投げかけてくる問題が多かったと思いますが、志望動機の書類はやっぱり知識、教養の深さが必要で、付け焼き刃では歯が立たないということは最終的に思いました。五行陰陽説もそうですが、簡単そうにみえても理解できればできるほど奥の深さを知ることができて終わりのない旅になっていきます。これが人々の教養に必要なことなのだということを学ぶことができたのです
世の中は完全にデジタル化がすすんで頭でできるとおもっていても、もっと深い部分に本質は隠されていてそれを解き明かすためには知識と教養を深める必要もあるわけです。そして体験や体感が必要になって、わかった気になっていてはだめだということです。それが学問と呼ばれるわけです。
今どきは大学生になっても学問を追求するということをやらなくなってきていますが、人間の本質的な悩みの解決というのは学問にあると私は五行陰陽説を学んだからこそ理解できるわけです。今の社会で言われたことはできてもほんとうに自分がなにをしたいということがわからないという人が多いといわれています。であるならば、自分の身体を変えるということは当然思考も変わることなので、まずは身体のことを理解してコロロと対話するというメソッドを取り入れることは、ほんとうの自分に繋がれることだと思います。
本当の自分に繋がれるってどういうことかっていうと、外側の評価が気にならず自分に集中できるようになっていきます。それが当たり前になってくればくるほど、自分の傲慢さではなく、自己肯定感が高くなっていきます。人間関係の煩わしさというのも諦められるようになります。わかってほしいと望むのではなく、相手の考えがわかるようになるので、下手な期待もせずに的確に自分の意思や意見を伝えられるようになります。
まずは自分をとことん知っていくということができれば、考え方はどんどん変化して、迷いもなくなり、悩みもぐっと減っていくと感じます。やりたいことはなくても自分を深ぼるだけでも人生の方向性はかなり変化させられると実感のある五行陰陽説の学びです