精神バランスについて男性性、女性性を学んで思ったこと
6,7年前くらいから女性性、男性性というものを知るようになって考えるようになりました。最近あるヒトの言葉がきっかけで私は男気に憧れているということに気がつくことが出来ました。
ちなみに女性性、男性性というのは自分の中にある性質で、バランスが取れている必要があると言われています。女性だから女性性が発達しているのでもないです。右脳、左脳みたいなものだと考えて貰えばいいのかな?ちなみに男性性は男親からの影響もあるといわれています。私の両親は不仲でもなかったですが、特別仲良しでもなく、核家族の典型的な家庭でした。父親は仕事でほとんど家にいませんでした。私には兄二人がいますが、男性というものに対して正直あまり理解がない人間だと思います。
よくお兄さん二人なら可愛がられたでしょ?といわれますが、典型的な核家族でそだったので、ホントに個人主義って感じです。だから特に可愛がられた、家族の絆・・・みたいなものは一切感じることなく育ちました。自営業をやるようになっていろいろ視点をもち、お金に対して学んだりするうちにスピリチュアル的な部分の男性性というものに私がかなりひっかかっているということに気がつくようになりました。
ある意味母親の統治国家みたいな状態で育っているので、男性の凄さなどが全くわからなかったわけです。だって家にほとんどいないのですから。正直母子家庭の男性にも私と同じ症状の人が多いと思うことがあります。両親が必要というのはやっぱりそれぞれの機能をちゃんとみて学ぶ必要があるからなんだと子育ても経験したからこそ思えることが多々ありました。私の場合、子どもが4歳から夫婦別居という選択をしてしまいましたが、それがある意味正解ではありました。子どもが大きくなるにつれて夫の力を必要なことが多々ありましたし、夫はそれに答えてくれました。もちろん私も夫の要求に答えてきたことで、子どもは大人になるにつれて、女のマイナス面、男のマイナス面などを学べたようです。だからこそ、足らないところを補ってこそ夫婦になれるということが理解できたようです。ちなみにこのスタイルの最大の成功は私が自営業をやっていたということなんです。もし、私がサラリーマンであったり、一緒にくらしていたり、家庭内別居だったりすればお互いに甘えて文句ばかり言い合っていたと思います。そこでは何も解決することが出来ないのでただ家庭が壊れていくだけの状態だったかもしれません。
たまたまの選択でしたが、離婚という形ではなく、信頼関係を探り合いながら互いの許容範囲で子育てが出来たことは子どもの成長をみて正解だったと思いました。その後互いの意思とは別の方面での問題により離婚することになってしまいましたが、それでもお互いに子どもを思いやる気持ちがあるので、今でも円満に会話が出来る関係ではいます。ちなみに元夫の家庭は夫が社会人になるまでは離婚をしない家庭内別居の不仲な家庭でした。故に母親の独占国家でもあり、我が家とはまた別の女統治国家だったわけです。
私の実家の母は自営業で裕福な家庭でしたが、祖父は養子だったためにいろいろと歪みがあったようです。まあつまりここでも祖母の独りよがりの統治国家があったわけです。先祖だったり、自分の家系のルーツや自分の伴侶のツールをみていても、どうも女性の独りよがりの家庭に縁があるような気がします。それを理由にするわけでもないのですが、男気というものがよくわからなかったような気がします。ただ私は運良く自営業をやることで男気、男性性を学ぶ機会には触れることが出来るようにはなりました。
自営業をしていてやっぱり一番最初に思うことは、とにかく損ばかりするということです。サラリーマンなら働いたときからお給料が発生しますが、自営業は売れて初めて収入です。ここまで何十時間、何百時間働こうがうれなくては無収入です。はじめた当初損をして徳を積むということばが毎日のようにぐるぐるしていました。私の周囲には母子家庭の男性だったり、母親統治国家の家庭の男性が多いのですが、サラリーマンとして優秀な彼らはどこか男気にかけると感じてしまいがちです。私には息子はいませんが、なぜ母親は息子をコントロールしてしまうのか不思議でなりません。本当に優秀な女性は旦那さんをコントロールして子どももうまく育てるはずなんですが・・・。
私自身、まだまだ男性性、男気、徳を積む作業が必要だとも思いますが、女性こそ自営業の働き方の精神が必要なのかもしれないな・・・と思うことが先人をみていても思います。見えない教育格差というのもが、この国の見えない男女格差にもつながっているような気がすることが多いです。気が利かない男性が多いといわれますが、女性が幸せになるためにはまず子どもを正しく育てる必要があるのでは?と感じた男性性、女性性についての学びです。