お友達を叩いてしまっていた2歳の息子が急激に落ち着いた話
2歳=イヤイヤ期 なイメージは強いですよね。
あれもやりたいこれもやりたい自分でやりたい、自我の芽生えによる精神的な自立をするため成長段階には必要な過程だとは認識していました。でも実際に直面すると結構きつかったです、、、。後に私の黒歴史も誕生します。笑
息子は2歳になるまでは比較的おとなしめで、子育て支援センターに行っても膝の上に座って絵本の読み聞かせを聞けるような子でした。お友達とのトラブルもなし。
他のママさんからお利口さんで羨ましいと言ってもらえていて、息子は落ち着きのある特性があるのかな、なんて思っていました。
2歳を過ぎた頃、それまでリトミックの時間でも控えめだった息子が、物怖じせずすごく楽しめるようになり変化が目に見えるようになりました。
そんな嬉しい成長と共に自我というものも徐々に芽生え始めます、、、。
・チャイルドシートに乗らない
・手を繋がない
・歯磨きさせない
・壁に落書きする
etc...
これらで白目を剥く日もたくさんあった気がします。でもこういうイヤイヤは誰かに迷惑かける行為ではないのでまだマシでした。
本当に困ったのはタイトルにあるように
お友達を叩くこと、でした。
叩くのもなぜか顔面で、、、泣
その子にもその親御さんにも本当に申し訳ない気持ちしかなく、私は悩みはドツボにハマっていくのです。
今でこそ息子(もうすぐ3歳)は会話ができるようになってきましたがその頃はまだコミュニケーションもままならずお友達とお話することができていませんでした。
そうして2歳の夏には気に入らないことがあると叩くように、、、。私もそばにつきっきりで注意して防いでましたが叩くスピードが早いので何せ追いつかないことがありました。
叩いてしまったら私はひたすらその子と親御さんに謝り、息子にもそれはいけないと注意を繰り返すように。
子育て支援センターに行くのも今日は大丈夫かな?と楽しむというより、叩かないか見張りに行くような感じになって苦痛になっていきました。
そして事件は起きます。
支援センターで遊んでいると初めて遊びにきた女の子が来ました。その子がおもちゃで遊び始めようとすると息子が一撃。さらに服を引っ張るという暴挙に。いきなりそんなことされて女の子はもちろん泣いてしまいました。
やってしまった、と私は即女の子とママさんに謝罪。息子を叱りました。ママさんは大丈夫ですよーなんて言ってくれましたが腹の底では怒ってるだろうな、と泣き続ける女の子を目にしながら、その後の活動の時間を過ごすのも憂鬱に。明らかにその女の子も息子を避けるようになり私もそれを見てすごく胸が痛かったです。
テンションダダ下がりの中、そのまま活動時間を過ごしていると息子はまた違う女の子を叩いたり、おもちゃの取り合いでヒートアップするように。
またか、とその度に私は謝罪を繰り返す、、、
申し訳なさや、恥ずかしさや、悔しさ、みじめさ、様々な感情が入り乱れ私はついに先生や他のママさん、お子さんのいる前で泣いてしまったのです。
黒歴史の誕生です。
なんでお前が泣くんだよって突っ込みたくなる話ですよね。ドン引きされても仕方ないと思います。
でももう限界だったんでしょうね。一度泣き出すと涙が止まらなくなるタイプなので結局支援センターが終わるまで泣いていました。慰められるとダメなんです、、、
叩く=暴力だからこれは絶対にやってはいけないことだから教えなくてはいけないという焦りや言ってもわかってくれない息子への苛立ち、叩いてしまった後の謝罪は私、、、
子を育てることの大変さや責任を改めて感じました。やる側よりやられる側の方が親としてはいっそいいのでは、なんて思ってしまっていました。
それに叩いてしまうと暴力的な子っていうイメージがついてしまうと思うんです。だから本当は良い所もたくさんあっても一度叩いてしまったら良い所は見えにくくなってしまうんですよね。だから息子にはたくさん良い所があるのにそれが伝わらない悲しみも感じました。
それからというもの私の育て方や関わりがいけないからこうなってしまったのだと悩む毎日でした。
電話相談も2回しました。
相談したところでその時は気が晴れるけれど、アドバイスを実践しても息子はなかなか叩くのがやめられませんでした。支援センターにはもう行く気がなくなってしまったので公園などなるべく外で広々遊べる場所に行くように。
それでも、もう気が短い性格だと受け入れるしかないのかなと思うほど、出先の遊び場に子どもがいれば叩いていましたね、、、。
それに並行して息子は私や夫の顔も叩くし引っ掻くしで当時は顔が傷だらけでした。引っ掻かれると痛いのでこちらもカッとなることは多々ありました。そしてまた悲しくなって泣くような日々を過ごしていました。
2ヶ月くらいすれば落ち着くかなと耐えていましたがそんなに簡単には状況は変わりませんでした。
12月になり、ふと「今日めっちゃ楽だったなー」と思う日がありました。
何がきっかけとかはないんですけどそれから徐々に落ち着きを見せていきました。
言葉の発達もその辺から急成長し、やりとりもスムーズになってきたのが大きかったです。
遊び場に連れて行っても他の子を叩くこともなくなってきてその代わりに言葉で気持ちを伝えられるように、、、!
それだけでなくチャイルドシートもすんなり乗るし手は繋いでくれる。歯磨きもスムーズ、落書きもしない、、、
もう私からしたらそれはそれは別人級の変わりようで、、、泣
暗いトンネルを抜けたんだと思います。
息子も息子なりに見えないなにかと葛藤していたんだろうけど、乗り越えたんです。
長い人生から見てみればほんの一瞬のイヤイヤ期であってそこを乗り越えたからって全部良くなるなんて思っていませんが初めての子育ての壁を1つクリアできて私も成長させてもらったと思います。
今後もまだまだ沢山の壁が待ってるかもしれないけれど、しぶとく一緒に乗り越えられる親子でありたいと願っています。