胚移植だめだった。

前回の移植もうまくいかず、かなりダメージを受けて、それがトラウマのようになってしまい、移植してからの12日間ずっと心が不安定でイライラしたり、怖くてネガティブな日を過ごした。つらかった。
いざ今日診察室の前に呼ばれたら心臓がはち切れそうで、考えないように本を読んだりしたけど内容が全然頭に入ってこなかった。


説明が遅れたけど不妊治療をしていて、胚移植というのは体外受精のこと。
私は28歳で採卵して受精したたまごをあと6個凍結させている。
それを今回2回目お腹の中に戻した。


12日間。
期待しないように、と思ったり、今お腹に赤ちゃんがいるのかも、しれないからかばって動いたり、体には何も変化がなかったからやっぱりいないよねと落ち込んだり、それでも甘いものを摂らないようにしたり、
精神的にここがヤマだった。

そして先生に今回は着床もしなかったことを告げられ、なるべく言葉を頭からすべらせて、(前回涙が止まらず病院で大号泣で皆さんに気を使わせてしまった)
涙をこらえた。いろいろやさしい言葉をかけてもらって、そうだね、またトライだね、と思ってる自分と、毎日自己注射して何十個も薬飲んだのに、なんだったんだよ、
ダメだったんだ、あぁお腹にはだれもいなかったんだ、
早くたら(夫)に報告しなきゃ、
あと何回なんだ?持ってるたまごで妊娠できるのか?

などなど頭の上をいろんな自分がとびかっていた。

とにかく帰り道では泣いた。たらが待っててくれて一緒に泣いてくれた。
たらがいれば大丈夫だ、と思った。
いつも冷たくしてごめんね、いつもありがとう。

前回の移植失敗でひとつ良かったなと思ったのが、ダメだったその日はひたすら落ち込み、たくさん泣いて落ち込み切れたこと。
次の日からさっぱりできた。

だから今日は落ち込み倒すって決めてるんだ、誰にも励まされたくないし、よくないことだってたくさん考えてもいいんだ。

仕事の人にはまた働ける旨伝えた。
もうそれだけでOK。
明日以降のことは知らん。


とにかく悲しいよ。
だけどとても恵まれてる。
悲しいよ、でもありがとう。

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