【一口馬主】AIによる馬体評価の中間結果(シルク、キャロット)
はじめに
下記でご紹介しているように、馬体のコンフォメーションデータをもとに、募集馬の馬体分析に取り組んでいます。
また、今まで集めた506頭分のコンフォメーションデータをAIに投入し、勝ち上がり馬を予測するモデルを作成しました。
この評価モデルを使用して、シルクホースクラブとキャロットクラブの2023年度募集馬の馬体評価を行い、おまけとして以下の記事に記載しました。
2023年度募集馬のデビューシーズンが始まって半年ほどたちましたので、この評価モデルがどの程度機能しているかチェックしました。
予想勝ち上がり率ごとの現在の成績
予測勝ち上がり率と2歳12月末時点での実際の勝ち上がり率を整理しました。
合わせてデビュー率とOP率も載せています。
結果はなかなか良好
おおよそ予想勝ち上がり率が高いほど、実際の勝ち上がり率も良い傾向を示し、良好な結果となりました。
特に、61%以上は勝ち上がり率47%、OP率も12%と良い結果が出ており、さらに65%以上に絞った場合、勝ち上がり率6割と非常に良い結果となりました。
なお、新潟2歳Sを制したトータルクラリティ(予測65%)、BCジュベナイルフィリーズに出走したアメリカンビキニ(予測67%)はこのグループに入っています。
51%~60%のグループは今後に期待か?
現時点で51%~60%のグループの成績は、41%~50%のグループに比べて劣る結果となりました。
予想勝ち上がり率は、3歳6月末時点での勝ち上がり予測のため、このまま良好でない結果となるのか、それともここから巻き返しとなるのかは、乞うご期待といったところです。
さいごに
今年の7月ごろに作成したAIによる評価モデルがどの程度有効なものか確認するために、2023年度募集馬(2024年度デビュー)の評価結果と、2歳12月末時点での成績を整理しました。
それ程自信があるわけではありませんでしたが、予測勝ち上がり率と実際の勝ち上がり率にはある程度の相関関係が見受けられ、なかなか良好な結果となりました。
2025年の7月ごろに最終的な結果を整理し、より詳細な分析でもできればと考えています。